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「特製塩つけ麺」@九段 斑鳩の写真最も美味しい塩つけ麺を探す旅、2軒目は、こちら。
店舗改装後、いろいろなつけ麺を不定期に提供していくというハナシ、
現在出ているのが、こちらの塩つけ麺。
斑鳩さんの作った塩つけ麺なら間違いないだろう、
と見込んで、やって参りました。

ビジュアルが、やはりとても美しい。
クリーミーな味玉の黄色、三つ葉や剥き枝豆の緑、
メンマの黄金色、チャーシューはさておき、麺のアイボリー、
浸け汁の色も、明るいクリーム色で、
見た目が既に凄く美味しそう。

麺は、近時では珍しい細麺。
それ自体、軽やかなタッチ、プチプチッという、小気味良い歯切れ、弾力。
毛細管現象よろしく浸け汁を吸い上げ、しっかり含んだまま、
口の中でたおやかに跳ね泳いでくれます。

浸け汁は、塩という名ながら、塩気は薄く、まず静かに鰹の味からフェードイン。
上質な魚介の風味が口内を支配します。
味が薄いという人が多いことが予想されますが、
「味」ではなく、「出汁の風味」が、立ちこめる朝靄のように、
静かに、しかし、しっかりと口の中に広がる心地よさ。
ここの出汁を味わうと、魚介ダシにも「質」の差があることを思い知らされます。
ややオイリーなトロミが、そこそろそなわっています。

食べ進めていくと、浸け汁の底の方に潜ませてあった梅紫蘇が姿を現します。
量は多くないけど、強めの梅と紫蘇の酸味が、ちょっと静かだった浸け汁に一石を投じ、
紅茶に入れたミルクのように、徐々に浸け汁の味を活性化。
梅と鰹の相性が悪かろうはずがなく、見事な味の「化粧」に拍手したいほど。

メンマやチャーシューが、これまた美味いなあ。
水分多めのメンマは、メンマにしてはフレッシュで嫌味の無い雫に満ちている。
チャーシューは、チャーシューなのに上質なローストビーフを彷彿とさせる。
口壁の圧力で肉をつぶすと、繊維が砕ける刹那、
曲のサビを迎えたように弾け出る肉の「ガス」に、思わずうっとりしてしまう。
少量のゴマやあられが降ってあって、僅かな風味、ちょっとした食感まで計算されています。

スープ割はブーメラン方式、
元の浸け汁自体が、あまり濃い口ではないので、割らずに飲んだ方が美味いかも、
とも考えましたが、やはり出汁感が濃くなり、梅紫蘇もよく引き立つようになります。
最後まで、胃の襞に染みいる美味さです。


味が薄い、インパクトが無い、などといった感想が多く飛び交うでしょうが、
そんなことお構いなし。
「塩」というより、魚介出汁をダイレクト&梅紫蘇で引き立てて楽しむタイプ、
という感じですが、やはりかなり美味しいつけ麺、自分のチューニングにぴったりの一杯。
どこか風格さえ感じる旨味の上質さに、「まいった!」と唸る一杯でした。

投稿(更新) | コメント (10) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

むむっ!斑鳩で塩つけ麺なんて提供してるんですか!?
こちらはラーメンのみのイメージでしたが。
(あっ!ガーリック油そばがあったかw)

これは、塩はどちらかというと、出汁を活かす為の下地に近い感じですかね。
まぁ、塩とは本来そういうものかもしれませんが。
それが出来るのも、出汁がしっかりしてるからでしょうね。

corey(活動終了) | 2010年9月8日 00:01

なるほど、塩ってインパクトを強くすれば
「しょっぱい」と云われてしまうし、少なくすれば「味がない」と云われてしまうところを
梅紫蘇でアクセントを出すなんてすごいアイディアですね。
コレはーーー絶対再訪しなくては行けなくなりました。
再BMします!!!

まるまる(°…°)四隅踏破 | 2010年9月8日 09:30

おぉ、高得点ですね~。
そして、なんとも上品なつけ麺。

「塩つけ」というと、どうしても塩ダレのエッジで勝負するパターンが多いと思うのですが、こちらは出汁の存在感重視と来ましたか。
しかも、ややもするとボンヤリとしたまま終わってしまいそうなところを、紫蘇のアクセントやその他のトッピングの食感で抑揚をつけるなんて、なかなかハイレベルですね~。
麺も、端整なつけ汁にベストマッチというところでしょうか。

実はこのお店、未だ行ったことがないのです。。。
こりゃ、優先順位上げないといかんなぁ。。。

タム6000 | 2010年9月8日 10:45

なるほど~。

塩つけがここで提供されるのは必然ですね。
シンプルゆえ、美味さが分かりやすくなるこのメニューですから。

私は二度しか伺っていませんが、二度目に行った時次女が(まだ就学前)大声で
「たけちゃんにぼしとどっちが美味しい?ねえどっちが美味しい?」と叫び続けたので
恥ずかしくてそれ以来ご無沙汰です。

江古田の甲屋さんの営業情報直しました。日曜定休と店前に書かれていました。
すぐに書けばよかったです。ですが、営業時間は「気が済むまで!」しか書いてないんですよ。

もなもな | 2010年9月8日 12:32

さま、
過分なるお言葉、ありがとうございます。
味というのは、写真や録音などの手段で記録できないので、
なんとか言葉で残しておこうと、その時々感じたことをなるべく文字にすべく
いろいろひねっているのですが、なかなか難しいものです。
こちらの麺は、流行を追わず、きっちり自らの一杯に最も適するものをチョイスしていて、
しかも、どちらかというと細麺好きの私の嗜好にも合っていて、
好きなんですよねー。
この麺も、この浸け汁にフィットするものを巧く選んでいるという印象です。

corey(活動終了)さま、
私も某ブロガーさんのところで知って。飛んで行った次第。
「塩」は、本当に僅かな役割しか果たしていません。
基本的に、出汁と梅で構成している味で、
人によっては「粥」的とも、「茶漬け」的とも言われかねませんw
とにかく、よい材料を使うと、これだけ質の高い出汁になるのか、
といつもながら感心させられます。

まるまる(°…°)四隅踏破さま、
まるさんも、斑鳩、けっこう行かれてるんでしたね。
この一杯がまるさんの好みに合うかどうか、自信はないんですよ。
なるだけ「舌を澄ませて」ご賞味いただければ・・・。
って、いつまでやってるのかな、このつけ麺。

タム6000さま、
上品というより、上質という言葉がピタッときます。
人によっては「ぼんやり」していると評する味かもしれません。
そういう人はそういう人として、私はこういうものを評価したいんです。
タムさんが斑鳩未訪というのは意外ですね。
ここの塩系は、タムさんの嗜好に合うか、自信ないです。
まずは、基本のラーメンを賞味いただきたいです。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年9月8日 12:35

さま、
うわ!入れ違いレス、ニアミス、びっくりしたw
というか、甲屋さんの情報修正、ありがとうございました。
って、わざわざ江古田へ??なんか申し訳ないですね。
「気が済むまで」ですかwなぜか微笑んでしまいますねw
こちらは、やっぱ出汁の魚介がいいんですよー。
鰹と梅の相性の良さも改めて認識させられました。
たしかに、お子様同伴は難しいのかもw
でも、某店のように、お子様に冷たくはなさそうですけど。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年9月8日 12:40

どうもです~。

おぉ~、大台ですか~!!
って、お店改装されてたんですね~。知りませんでした(汗)
ほほぉ、違ったつけ麺を不定期に・・・新たなチャレンジですね!
しっかりとクオリティのあるモノに仕上げちゃうのが流石だなぁ~。
魚系の出汁感の心地好さ、何となく分かる気がしますw
ん~、チャンスがあれば行ってみたいなぁ~。

おうじろう | 2010年9月8日 15:01

おうじろうさま、
改装は、指摘されないとわからないかもしれませんw
主に厨房内が対象かと。
ええ、この出汁の心地よさ感は、どう表現したらよいか。
ガッツリ気分ではない、しかし、落ち着いた気分の時に味わっていただきたい。
とはいえ、そのうち、新しいつけ麺が登場するんでしょうね。
目が離せないお店になってきました。

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年9月9日 00:02

愚亭猫さん!こんばんわ。たにやんです~(゚ー゚)
高得点レビューを見逃すとこでした。
斑鳩さんですか~。
私は以前普通にラーメン食べて「優しい味だな~」との感想しか持ってませんでしたので、このつけ麺は要チェックですね~。
早速、今週行ってきます。
…まだ塩つけ麺、やってればいいけどなぁ。
またよろしくです~(゚ー゚)

たにやん(緊急事態的限定復帰)さま、
今後、本当にいろんなつけ麺を出してくれるようなら、
本当に私にとっては目が離せない一店になりそうです。
塩はいつまでなんでしょう?
また次のが出てたら、情報くださいな。
あ、「お土産情報」ありがとうございました!

GT猫(ひっそり活動中...) | 2010年9月15日 00:04