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「少なめ(1.5玉 200g:ヤサイ増しにんにく少なめアブラ増し)」@豪徳寺ラーメン りらくしんの写真2010.9.30(木)13:28。前回、休業で振られた新店豪徳寺ラーメン りらくしん。今度こそ大丈夫のはず、と再度伺ってみました。豪徳寺駅の改札を出て商店街を南へ。5分ほど歩くと、世田谷線の踏切のある十字路にさしかかり、これを東へ左折。そこから1分半ほどで…見えました。前回はなかった「ラーメン」ののぼり。営業中ですね。良かった。

傘立てに傘を置き、ガラガラっと引き戸を開けると…そこは不思議な空間でした。カウンターバー?いや…その奥は…民家??…ええと、要するに民家の一階の道路に面した部分(10畳程度?)がバー・スナックのように造られ(もしくは改築され)ているんですね。で、一応お店部分にも換気ダクトなどはあるものの、奥の民家部分のキッチンが厨房として使われている…そんな感じでしょうか。いやはや、なんとも奇妙な空間です。そして、そのカウンターの向こうにはおばさんが一人。「いらっしゃいませ」と、普通の声で言われます。先客ゼロ。ちなみに後客もゼロ。

とりあえず、真ん中の席に座ってメニューを拝見。いや、予習してきたんですが一応目を通すと、やっぱり小で300gですね。なら、麺量200gの少なめに、150円で豚を増してみましょう。「えーと、少なめに豚増しで」というと、良く聞こえなかったのか「小ですか?」と言われたので「いえ、少なめで、豚増しお願いします」ともう一度。そして千円札を出すと、200円のお釣りを渡されました。…おっと、メニュー表に「トッピングは注文時に」とありますね…「あと、ヤサイとアブラ増しで、ニンニクは少なめで」と伝えました。するとおばさんは「わかりました」と言って、奥のキッチン…もとい厨房へ消えて行きました。

うーん、見れば見るほど不思議。明らかに、少し前まではスナックとして営業していたのでしょう、お酒の瓶やビールサーバなどが見えますし、招き猫やもろもろの置物は、会話のための小道具か、単に空間を埋めるためのものか。また、席数は7席となってますが、僕の座るカウンターには5席だけ。あとの2席は店のどん詰まりにある別のカウンターにありますが、あそこに座って食べるの?という感じ。いや、言葉で説明するのは難しいので、是非とも一回見てみてもらいたいですw 汚いんじゃないんですが、とにかく雑然としてます。そんななか、天井から吊るされた大き目のテレビが目立ちます。残念ながらキッチン…もとい厨房の様子はまったく見えないため、テレビを見ながら出来上がるのを待ちました。あ、片隅に「RELAX'IN」の文字が…「リラックス・イン」→「りらくしん」ね…なるほど。

そうして待つこと約9分、ほぼ完成した丼がキッチン…もとい厨房からカウンターに運ばれてきました。豚と味玉、それにニンニクなどがそこで盛りつけられ、「お待たせしました」と言って渡されました。…豚が豪快!丼のサイズは普通、「増し」をお願いしたヤサイの山は、二郎標準程度でしょうか。しかし、その山腹の半分以上を覆う豚は、6~7切れ。一枚一枚が1cm弱の厚さなので、相当なボリュームです。ヤサイの上には…焦がしネギ(長ネギ)ですね。これはユニーク。さて、受け取った状態では麺が全く見えないので、ちょっと引っ張り出してみましょう…ヤサイをかき分けて…うわっ、スープが黒い!ぱっと見では完全非乳化で、上に無色透明油の層、その下には先日のらーめん こじろう526 日暮里店を凌駕する真っ黒なスープ。そしてその下から出てきたのは…真っ黄色で強く縮れた丸断面の太麺でした。レビュー第1号のちーささんも仰ってますが、見たことないタイプ…一体どんな味なのでしょうか。

強力に縮れた麺を無理やり引っ張り出してズズズっ!と啜ります…醤油!なるほど、「しょうゆラーメン」だ。麺の味とか出汁とか旨みとかを感じる前に、とにかくガツンと醤油の味としょっぱさが襲いかかって来ます。しかも、一風変わった甘みも感じます。これが醤油からくるものなのか、味醂が変わっているのかはわかりませんが、カネシとは全く違う、味わったことのない風味。結構美味しい…けれどもしょっぱすぎるかな…。試しに蓮華でスープをそのまま啜ってみると…しょっぱい!ライトながら旨みも感じられますが、とにかく醤油が強い。不思議な甘さと出汁の旨みがあるのですが、油の層のあるソバツユのような印象です。でも、前のレビューでは触れられていないので、もしかしたらブレか試行錯誤中なのかもしれませんが、これだとちょっと食べ手を選びそう。

その麺ですが、かなり硬めの茹で加減。小麦の風味も強く、なかなか美味しいです。この凄い黄色から想像するほど、かん水風味は強くありませんね。そしてこの太さは…ラーメン二郎 池袋東口店あたりのパスタ麺と近い?ただ、圧倒的にこちらの方が歯ごたえが強くて、麺に存在感があります。モチモチ感は少なくて、ちょっとモサモサした感じ。面白い…嫌いじゃないです。(この感じどこかで…と思っていたら、数日後に食べた熱血!!スタミナタンメン五郎ちゃんの麺が良く似てました)

続いて肉にかぶりつこう、と手前の一枚を箸でつまむと、その場でホロホロと崩れるほどの柔らかさ。崩れたかけらを口に運びます…柔らかい。肉の繊維が舌で崩れるほどに柔らかく煮込まれています。ただその分、肉の脂が完全に落ちてしまっていて、柔らかいパサ豚といった感じ。味付けも薄いので、まさにノンオイルのツナ缶のよう。個人的には嫌いじゃないですが、かなり好みの分かれそうな仕上がりだと思います。

ヤサイの茹で加減は、シャキシャキでいい感じ。上からスープがかけられているのかな。ちょっと油がかかっているようです。それと、最後に乗せられた焦がしネギが凄くいい!適度にホロ苦く、甘みもある焦がしネギがあることで、ヤサイがとても美味しく食べられます。ナイス!

味玉は、多分サービスだと思います。外の張り紙に、オープンの9月中は味玉サービス、と書いてありましたので。トッピングだと100円で、1玉つくのかな。味は普通。黄身には醤油味が付いていますが、スープの醤油が強いので、あまり感じられませんでした。

麺量200gとのことですが、ちょっと少ないような…?あっという間に麺が減ってきて、ヤサイと豚ばかりが残ってしまいました。麺を大事にする配分に変更して肉とヤサイ中心に食べ進みます…すると、だんだん油がクドく感じられてきました…スープ表面の液体油、結構強力です…。この感じ、ラーメン二郎 環七新代田店と似ているかも。味は全然違うんですが。で、こうなるとパサ気味の豚は、ちょっと味気ないかなぁ。乳化してコッテリしたスープなら、それをタレにして食べられるんですが。でも、脂が残っていたら、それはそれで更にクドくなりそうだし…難しい。

あ、あと最後の方で気づいたんですが、スープの中にはフライドガーリックも仕込まれていました。焦がしネギ、刻みニンニク、そしてフライドガーリック。3種もの香味野菜が追加されているんですね。凝ってます。それからアブラ!そういえば「アブラ増し」にしたけどアブラは…?と思っていたら、中盤以降になって脂の塊が少し発見できました。背脂ではなく、出汁を取った時に出た脂のようです。追加量が多くないので、あまり効果は無いように思いました。

そんなこんなの約10分で、固形物を完食。お冷で舌をリセットした後、もう一度真っ黒なスープを蓮華で一口すすると…うーん、やっぱり醤油。甘みの感じられる醤油味、プラス液体油と豚の出汁という感じかな。「ごちそうさまでした」と丼を上げると、また普通のテンションで「ありがとうございました」と言われました。

面白い。それが一番強く感じたことです。かなり個性的な醤油スープと、また個性的な麺。ヤサイと豚の盛りは結構気前よく、焦がしネギはかなりの効果を上げていました。ただ、まだまだチューニングが決まっていないかな…とにかく醤油のしょっぱさが強すぎるのと、油が多いのがネック。あと、豚はダメな人もいそう。でも、目指している方向性はとても面白いと思うので、試行錯誤を続けて頑張ってほしいです。その意味で、80点に少し届かない78点。それでも、非乳化、微乳化で醤油の味の立ったスープの二郎が好きな方には、是非ともチャレンジしてみてほしいです。コストパフォーマンスは非常に良好。また行きます。ごちそうさまでした!

投稿(更新) | コメント (8) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

こちらロックオンとさせてもらいます!
豪徳寺…いい響きですw(山下の方が好きだが)
ちょっと試してみたいお店が急増中です。
こちらは醤油!っと思って行った方がよさげ?!ですかね?

はち ~減量中~ | 2010年10月3日 09:11

来ると思ったwww

これわ喰えんが。

来週、つくばいくかぁ~
めんばー募集中。
定員4名だがな。

> はちさん

どうもです。奥様の実家の近くにJ系を標榜する新店登場!
って感じですかw
ええとですね、明らかにJ系なんですよ。見た目、量、内容は。
ただ、スープだけ醤油!って感じかもです。
そう思ったほうが美味しく食べられると思います。
追撃レポート待ってます~

the_sphere | 2010年10月4日 13:21

> ぶるまさん

ここ、少なめは200g以下で少ないですよw
おもろい麺だと思うんですが、興味ないですか~

つくばの件はPMします。

the_sphere | 2010年10月4日 13:22

the_sphere さま

かなり独自色の強そうな二郎系ラーメンのようですね。
まだ、混んでいないようなので、週末当たりに追従しようと思ってます。
レポート、大変参考になりました。
それでは、また。

buriburi | 2010年10月14日 12:54

> buriburiさん

はい、独自色はとても強いです。
というか、ウェブの説明を読むと、完全に独学でこれを作り上げたようです。
奥様の実家がラーメン屋ということですから、完全に、というと言い過ぎっぽいですが。
しかも、僕の時はその奥様が作ってましたし。
場所がイマイチなので、当分混むことはなさそうです…
というか、逆に無くなってしまわないかと不安ですw

the_sphere | 2010年10月15日 00:48

KMです。
行かれましたね。
読めば読むほど魅力的なラーメンです(笑)。

田舎風二郎ですね。
バサ豚、黒いスープ、変わった麺。
興味津々です。

これは是非行きたい店です。
最初に蓮爾を食べた感動を思い出しました。

そんなに旨くない方がいいのです。

KM | 2010年10月16日 18:11

> KMさん

おお、そこまでKMさんの興味をそそらせるラーメンでしたか!
いや確かに、旨すぎない旨さという観点では、完成度が高いかもしれません(爆)
それに肉の量も半端でないので、それもKMさん向きかも。
かくいう僕も、なんだか不思議なあの味が忘れられず、
再訪したい気分が盛り上がってきています。
KMさんのレビュー、楽しみにしてます!

the_sphere | 2010年10月16日 22:55