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金曜昼(29日)、先日訪れ非常に気に入った銀座の新店を再訪しましたが……すでに評判が広がったのか、13時過ぎで7人待ち。サッサと見切って、近くの「松富」にシケ込みました……実に4年ぶりの再訪( http://ramendb.supleks.jp/score/15781 )。 久しぶりにドアをくぐると先客ゼロ。以前は男性数人で切り盛りしていた厨房も、ご夫婦らしきお二人に変わっていました。メニューを見ると、主力に変化はないようですが、新メニューがいくつか登場。その中から、「限定20食」とある「あさりらーめん」(850円)をチョイス。 この界隈では、すっかり「定番」になっているこのお店、「それにしてはこの客入り……」などと思っていると、なんのことはない、続々と後客が到着、アッという間に6割ほど埋まりました。中華鍋にアサリとスープを投入して時間をかけて煮込むため、他のメニューよりは時間がかかるらしく、後続の注文に抜かれつつ、丼は約8分で到着。 では、スープを一口……うん、ちゃんと「ラーメンのスープ」として成立しています。アサリ料理と言えば、「酒蒸し」や「アサリバター」がポピュラーなためか、その味をそのままラーメン・スープにしようと試み、「玉砕」した例は数知れず。猛烈に塩っぱいスープになったり、単なる「バター・スープ」になったりと……その点、このスープはちゃんと「旨塩」のラーメン・スープに仕上がっている上に、アサリの風味・旨みも深みを感じるほどよく出ており、バターのコクも抑えがきいて、実に程よい。さらに、ホンノリとした鶏ガラの旨みに、生姜やニンニクのキレを上手くバランスさせており……日本人が「あさりらーめん」と聞いて、多くの人がイメージするであろう、まさにそのままの味に仕上がっています。 麺は、他メニューと同じ細麺ストレート。以前はちょっとゆで過ぎの感がありましたが、今日は適度にコシを残しつつ「しなやか」に仕上げており、適度な弾力で食べごたえもナカナカ。さらに、スッキリとしながらも、少しホッコリした甘さが、バターのコクによく合います。 具材は、小ぶりのアサリがタップリにメンマ、細切り昆布にネギ・白胡麻といった布陣。細切り昆布には最初ギョッとしましたが、結構柔らかく仕上がっている上に歯切れも軽く、しなやかな麺とは良い「補完関係」。アサリはかなり小さめですが、それ故麺の持ち上げも良いようで、後の「サルベージ」作業もほとんどなし。 ―――「これを頼むと、きっとこんな内容かな」、そんな客の期待値の、さらにド真ん中が提供されて、それなりに満足度の高い一品。ま、プライシングには疑問の声もあるでしょうが、今年はアサリも不漁だと聞くし……しかし、客の「期待通り」というのは、実は「印象に残らない味」でもある。満足感を与えつつも、客の「既成概念」をいかにダシ抜き、「記憶に残る味」に昇華させるかが、「真の命題」ですが……それにしても、まずは「期待通り」がスタート点。今後の改良が楽しみですな。
miles様 こんばんわ こちら松富さんは、総じて評価が良いですね。一部つけ麺で酷評がありますが…。 あさりのダシ、深みがあって大好きです。 銀座は奥が深いですね~。
久しぶりにドアをくぐると先客ゼロ。以前は男性数人で切り盛りしていた厨房も、ご夫婦らしきお二人に変わっていました。メニューを見ると、主力に変化はないようですが、新メニューがいくつか登場。その中から、「限定20食」とある「あさりらーめん」(850円)をチョイス。
この界隈では、すっかり「定番」になっているこのお店、「それにしてはこの客入り……」などと思っていると、なんのことはない、続々と後客が到着、アッという間に6割ほど埋まりました。中華鍋にアサリとスープを投入して時間をかけて煮込むため、他のメニューよりは時間がかかるらしく、後続の注文に抜かれつつ、丼は約8分で到着。
では、スープを一口……うん、ちゃんと「ラーメンのスープ」として成立しています。アサリ料理と言えば、「酒蒸し」や「アサリバター」がポピュラーなためか、その味をそのままラーメン・スープにしようと試み、「玉砕」した例は数知れず。猛烈に塩っぱいスープになったり、単なる「バター・スープ」になったりと……その点、このスープはちゃんと「旨塩」のラーメン・スープに仕上がっている上に、アサリの風味・旨みも深みを感じるほどよく出ており、バターのコクも抑えがきいて、実に程よい。さらに、ホンノリとした鶏ガラの旨みに、生姜やニンニクのキレを上手くバランスさせており……日本人が「あさりらーめん」と聞いて、多くの人がイメージするであろう、まさにそのままの味に仕上がっています。
麺は、他メニューと同じ細麺ストレート。以前はちょっとゆで過ぎの感がありましたが、今日は適度にコシを残しつつ「しなやか」に仕上げており、適度な弾力で食べごたえもナカナカ。さらに、スッキリとしながらも、少しホッコリした甘さが、バターのコクによく合います。
具材は、小ぶりのアサリがタップリにメンマ、細切り昆布にネギ・白胡麻といった布陣。細切り昆布には最初ギョッとしましたが、結構柔らかく仕上がっている上に歯切れも軽く、しなやかな麺とは良い「補完関係」。アサリはかなり小さめですが、それ故麺の持ち上げも良いようで、後の「サルベージ」作業もほとんどなし。
―――「これを頼むと、きっとこんな内容かな」、そんな客の期待値の、さらにド真ん中が提供されて、それなりに満足度の高い一品。ま、プライシングには疑問の声もあるでしょうが、今年はアサリも不漁だと聞くし……しかし、客の「期待通り」というのは、実は「印象に残らない味」でもある。満足感を与えつつも、客の「既成概念」をいかにダシ抜き、「記憶に残る味」に昇華させるかが、「真の命題」ですが……それにしても、まずは「期待通り」がスタート点。今後の改良が楽しみですな。