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「豚骨みそらーめん」@満月ラーメンの写真 いろいろ食べ歩いていますと、一種ジンクスのような現象に出会うもので……その一つが「豚骨の美味い店に、美味い味噌なし」。それでも、いくつか例外があるものですから、豚骨の美味い店を見つけると、ついつい味噌を試してみたくなります。という訳で、先日食した豚骨が結構気に入った、両国「満月」へ再び(3日)。
 20時過ぎの入店で、前回と同様に先客ゼロ。「豚骨みそらーめん」(700円)を注文すると、おもむろに戸棚からフライパンを取り出すご主人……あまり注文のないメニューなのかしら。しかし、少量の野菜類を丁寧に炒め、スープも慎重に味見するなど、例によって丁寧な仕事です。丼は、約6分で到着。
 では、スープを一口……う~~ん、「ブルータス、お前もか」。丁寧に炊きこまれた上質な豚骨は前回通り( http://ramendb.supleks.jp/score/341018 )。味噌ダレは白と赤の合わせのようで、塩分も少なくホッコリとした自然な甘み、油分の量・風味にもイヤみのない良質なもの。しかし実はこれが「罠」で、豚骨も味噌ダレも、双方単体としてまとまりが良ければ良いほど、豚骨が味噌の風味を弱め、味噌も豚骨の風味を弱めるという、特有の「悪循環」にハマっていきます。結果、味の輪郭線が定まらない、ボンヤリとした味に。
 この店の麺は太め・細めの二種類で、「豚骨らーめん」では好みを聞かれますが、「豚骨みそ」では自動的に太麺になるようです。加水率やや高めで弾力のある食感は味噌に合っていますが、ツルリとした麺肌が、ただですらボンヤリしたスープをはじいてしまい、加えて麺の方も味に派手さがないという……こちらもどうやら「悪循環」。
 具材は、チャーシュー、ホウレン草・ネギに、モヤシ・キャベツ・ニンジン・豚バラ肉を炒めた物。バラロール・チャーシューは前回同様のハイクォリティ、炒め野菜も抑えの効いた味付けで、シャキシャキ感をキッチリ残した仕上がり。
 ―――コッテリした豚骨にコッテリした味噌ダレ、コッテリ好きにはたまらない組み合わせなんでしょうが……味的にはまさに「両虎相闘えば勢い倶に生きず」。メニューに「味噌」の名を冠しながらも、客の批判を恐れず、敢えて味噌を脇役にまわす勇気を持った豚骨店のみが、この「ジレンマ」を脱することができる。これまでの経験が、そう教えていますが……もっと別のアプローチで「ジレンマ」を打ち破るお店が、いつか現れないかしら。

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