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「ワンタンメン」@福寿の写真070623午後
仕事関係者から「日本一のラーメンがあるので、食べてくださいよ」と言われ、土曜の昼下がりに初めて訪れた。
創業は昭和26年という東京でも老舗中の老舗。地元商店街の出口付近にあるが、店に近づくと赤字で書かれた屋号の暖簾が目にとまる。そして古ぼけた木造の佇まい。枯れていてとても素晴らしい。そのまま民族資料館に保存したいほどだ。50年前の姿を今に留めている。
中は鄙びた店に親父1人。たまたま訪れていたに違いない、娘らしき女性が、就学前の子供を連れ、少しだけ手伝いをしている。店の中は創業当時から改装をしていないのではないか?それぐらいボロい。それ故に哀愁が漂う。客は3人。中年の夫婦と年配の男性。地元の人が遅い昼食を食べに来たのだろう。静かに時が流れている。
ワンタンメンを注文する。初老の主人は、ゆったりとした動きで大鍋に麺を投げ入れる。混雑していてもきっと急ぐ事がないのだろう。
5分ほどでワンタンメンが到着。見た目、スープの色が濃い。スープを一口啜ると、まろやかなシンプル中華そば。甘味を感じるスープだ。
麺は細縮れ。昔からよく食べた中華麺のひとつ。加水率が低くややぱさつきを感じるのが残念。でも子供の時はこの麺でも充分美味しかったんだろうな・・・。
具はチャーシュー、メンマ、薬味ネギとトッピングのワンタン。チャーシューは薄くベラベラ。ワンタンは中に具が入っていないのでベロベロ。具に関しては褒めるところが見当たらない。
スープを飲み干すと、丼の底にに日本一の文字が浮かびあがる。「おお、これが日本一のラーメン」ということか。テーブルには割り箸入れの容器があり、ここにも日本一の文字が書かれている。何かほっとする。
どうやら日本一とは店が醸し出す雰囲気のことのようだ。それぐらい癒しを感じる。
この店で秋の夕暮れを迎えられたとしたら、黄昏て、涙してしまうかもしれない。

投稿(更新) | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

おはようございますw お久しぶりです。

東京都内でこういう雰囲気のお店はめずらしいのではないでしょうか?
我が地元にはかなりの数が残っており、仕事で疲れた時には訪問して癒してもらってます。

こういうお店がなくならないように、皆さんで食べに行かないといけませんねw

原チャリ | 2007年7月24日 06:10

おはようございます。久しぶりに、しゅんさんらしい文体を読めて
 朝からほのぼのとした気分になりました。心に余裕がもてて、嬉しかったです。
ありがとうございます。

ラーメンキング2世 | 2007年7月24日 09:52