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「大人の味わいの一品」醤油系の未訪の店を求めて、ちょっと噂の下町の名店を訪ねました。駅から繋がる商店街の小脇に、小さいけれども小奇麗な店はありました。噂どおりの幅の狭いカウンター、私も呆然と眺めていますと、「テーブルへどうぞ」と奥様らしき女性が明るく案内してくれました。15時過ぎ、ちょうど他の客はいませんでした。前の方のレビューに、ラーメンの麺がやわらかい旨のコメントがありましたが、そういう店は、えてしてつけ麺で食べると麺の固さが丁度よいということが多いようです。そこで、今回はつけ麺をオーダー...。すみません、そうでなくても、私、つけ麺党なんですよね...。5,6分でできあがり。見た目、ややつけ汁が少なそう。大振りのチャーシューが麺を覆っています。麺を箸で...っと、麺がくっついて取りにくいな。麺は細めの平打、第一印象は確かにちょっと「弱そう」。汁につけて一口、ややっ、ムチッとほどよいコシがあります。滑らかな舌触り。ちょっとパスタっぽいな。生地的には「二代目けいすけ」に近いのか。汁は、第一印象ちょっと苦味とも甘味ともとれる独特の味の後、醤油の風味と節系らしきダシがグッと来て、ふんわりした甘味が最後に残るという、味の見事な組曲が奏でられます。噂どおり、数種の魚介節、赤ワイン、椎茸を見事に組み合わせている模様。難を言えば、多めに入った薬味の葱で、最初の苦味がやや強く感じられることか、しかし、これは好みというか、大人の味とも取れる。このちょっと独特の醤油系の汁だから、この滑らかで細めの麺がよくマッチするとわかりました。きちんと組み合わせが成立しています。大き目のチャーシューは、薄めに切られていて、ちょっと冷たいけれど、口でパラパラッと崩れる。美味い。玉子は燻製になっていて、独特の風味と醤油系の甘苦い下味がたまらない。メンマは、これまた素材の美味さがちょうどよく出るほどよくきつくない味付けが施され、よいときの「欣家」と優劣つけがたい美味さ。とどめのスープ割り。これは絶品。つけ汁では「組曲」だったものが、今度は「和音」となって口の中に広がる。噂どおり、後味が素晴らしい。恍惚感すら感じます。温かいラーメンだと、この感じがメインになるのでしょうね。でも、組曲と和音を両方味わえ、〆られた麺のコシを体験できるつけ麺もなかなかですよ。楽しんでいるうちに、お客さんが増えてきた。2つしかないテーブル席の1つをいつまでも占拠するのも申し訳ないので退散。お店の方々の雰囲気も、明るくて好感が持てるものでした。私は気にしないのですが、やはり値段の割りに量は少ないでしょうね。しかし、かかっていると思われるコストを考えると、絶対に納得がいくと思われる味でした。
いつもながら愚亭猫(猫舌)さんの文章がよくって、また行きたくなりました。 そうそう、二代目けいすけの麺もあのような感じでしたね。 次はつけ麺を頂きたいと思います。
醤油系の未訪の店を求めて、ちょっと噂の下町の名店を訪ねました。
駅から繋がる商店街の小脇に、小さいけれども小奇麗な店はありました。
噂どおりの幅の狭いカウンター、私も呆然と眺めていますと、「テーブルへどうぞ」と奥様らしき女性が明るく案内してくれました。15時過ぎ、ちょうど他の客はいませんでした。
前の方のレビューに、ラーメンの麺がやわらかい旨のコメントがありましたが、そういう店は、えてしてつけ麺で食べると麺の固さが丁度よいということが多いようです。そこで、今回はつけ麺をオーダー...。すみません、そうでなくても、私、つけ麺党なんですよね...。
5,6分でできあがり。見た目、ややつけ汁が少なそう。大振りのチャーシューが麺を覆っています。麺を箸で...っと、麺がくっついて取りにくいな。
麺は細めの平打、第一印象は確かにちょっと「弱そう」。汁につけて一口、ややっ、ムチッとほどよいコシがあります。滑らかな舌触り。ちょっとパスタっぽいな。生地的には「二代目けいすけ」に近いのか。
汁は、第一印象ちょっと苦味とも甘味ともとれる独特の味の後、醤油の風味と節系らしきダシがグッと来て、ふんわりした甘味が最後に残るという、味の見事な組曲が奏でられます。噂どおり、数種の魚介節、赤ワイン、椎茸を見事に組み合わせている模様。難を言えば、多めに入った薬味の葱で、最初の苦味がやや強く感じられることか、しかし、これは好みというか、大人の味とも取れる。
このちょっと独特の醤油系の汁だから、この滑らかで細めの麺がよくマッチするとわかりました。きちんと組み合わせが成立しています。
大き目のチャーシューは、薄めに切られていて、ちょっと冷たいけれど、口でパラパラッと崩れる。美味い。玉子は燻製になっていて、独特の風味と醤油系の甘苦い下味がたまらない。メンマは、これまた素材の美味さがちょうどよく出るほどよくきつくない味付けが施され、よいときの「欣家」と優劣つけがたい美味さ。
とどめのスープ割り。これは絶品。つけ汁では「組曲」だったものが、今度は「和音」となって口の中に広がる。噂どおり、後味が素晴らしい。恍惚感すら感じます。温かいラーメンだと、この感じがメインになるのでしょうね。でも、組曲と和音を両方味わえ、〆られた麺のコシを体験できるつけ麺もなかなかですよ。
楽しんでいるうちに、お客さんが増えてきた。2つしかないテーブル席の1つをいつまでも占拠するのも申し訳ないので退散。お店の方々の雰囲気も、明るくて好感が持てるものでした。
私は気にしないのですが、やはり値段の割りに量は少ないでしょうね。しかし、かかっていると思われるコストを考えると、絶対に納得がいくと思われる味でした。