レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
都内の外出先で仕事を終えたこの日、帰宅前にラーメンをいただいて帰ろうと訪問することにしたのはこちら。17時半過ぎに入店すると先客なし。厨房内では、髪の短い職人のような風貌のご主人が包丁を砥いでいます。すし屋の大将でも通用するんじゃないか、などと思いながら標記食券を購入し着席します。大将、包丁を脇において手早く調理開始。麺はいつの間にか茹で釜に入れられており、チャチャっと麺上げをしてスープの注がれた丼に投入すると、トッピングを施して配膳されたのはオーダーから3分弱のこと。立ち食いそば並みのスピード提供です。白いベーシックな丼には、お湯でも張ったかと思うような澄んだ完全清湯スープ、中に泳ぐのは中細ストレート麺、その上に具としてほうれん草、三枚肉のチャーシュー、メンマ、なると、海苔に薬味ネギが載せられた一杯。函館ラーメンといえば、八幡山に昨年オープンした 函館塩ラーメン 五稜郭 くらいしか経験がありませんが、やはりこんな感じの澄んだスープでした。ではそのスープから。見た目から何となく薄味みたいなイメージを持っていただくと、全くそんなことはありません。骨太な動物系のコクは、鶏ガラ・豚骨を低温で炊き出したと思われるもの。やや豚骨の方が強く出ているのですが、これに魚貝や昆布などの出汁を、立ち過ぎない程度にブレンドしたベースに、甘みすら感じさせる塩角の丸められたタレを合わせたスープ。物足りなさを感じさせないちょうど良い塩梅ですね。美味しいです。対して少し残念だったのは麺。角断面の中細ストレート麺なのですが、何ていうか、柔らかいとかコシがないとかではなく、啜ったときの食感が僅かにベタつくような感じ。茹で加減とか加水率とかの関係ではなく元々そういう麺なのだと思いますが、いずれにせよやや好みからは外れました。トッピングは、スープが無色透明であるところを除けば、東京の昔ながらの中華そばと大差のないものたちが載せられており、いずれも無難に役割を果たしていますが、このスープに良くマッチしたほうれん草と、しっかりと歯ごたえを残す三枚肉チャーシューが特に好印象でしたね。ところで、後客の男性が塩そばの食券を購入したのを見て取るや、ご主人麺を茹で釜に投入。なるほど、食券購入時に調理が始まっているんですね。ところがその後、かの客が「これ味噌に変更できる?」と言うと、ご主人「いいですよ」と気持ちよく答えて投入していた麺をバサーっと流しに捨て、違う太麺を投入していました。リクエストした客が驚いて見ていると、笑いながら「味噌は麺が違うんで」ですと。いやな顔一つせず、客の素朴な要求に応える姿にプロ根性というか職人魂を見た思いがいたしました。この味噌の調理は見ることなく退店しましたが、以前のレビューを拝見すると、味噌の方は野菜を炒めるところから始まる札幌スタイルみたいですね。次回機会があれば味噌をいただいてみましょう。ごちそうさまでした。
その柔軟な対応をされるご店主なんですね。 今度覗いてみたくなりました。
YMKさん、こんにちは。 麺を捨てた時には、その後客さんだけでなく、正直なところ私も驚きましたw 常連らしい女性の一人客も来ていましたし、居心地の良さそうなお店でした♪
大将、包丁を脇において手早く調理開始。麺はいつの間にか茹で釜に入れられており、チャチャっと麺上げをしてスープの注がれた丼に投入すると、トッピングを施して配膳されたのはオーダーから3分弱のこと。立ち食いそば並みのスピード提供です。
白いベーシックな丼には、お湯でも張ったかと思うような澄んだ完全清湯スープ、中に泳ぐのは中細ストレート麺、その上に具としてほうれん草、三枚肉のチャーシュー、メンマ、なると、海苔に薬味ネギが載せられた一杯。函館ラーメンといえば、八幡山に昨年オープンした 函館塩ラーメン 五稜郭 くらいしか経験がありませんが、やはりこんな感じの澄んだスープでした。ではそのスープから。
見た目から何となく薄味みたいなイメージを持っていただくと、全くそんなことはありません。骨太な動物系のコクは、鶏ガラ・豚骨を低温で炊き出したと思われるもの。やや豚骨の方が強く出ているのですが、これに魚貝や昆布などの出汁を、立ち過ぎない程度にブレンドしたベースに、甘みすら感じさせる塩角の丸められたタレを合わせたスープ。物足りなさを感じさせないちょうど良い塩梅ですね。美味しいです。
対して少し残念だったのは麺。角断面の中細ストレート麺なのですが、何ていうか、柔らかいとかコシがないとかではなく、啜ったときの食感が僅かにベタつくような感じ。茹で加減とか加水率とかの関係ではなく元々そういう麺なのだと思いますが、いずれにせよやや好みからは外れました。
トッピングは、スープが無色透明であるところを除けば、東京の昔ながらの中華そばと大差のないものたちが載せられており、いずれも無難に役割を果たしていますが、このスープに良くマッチしたほうれん草と、しっかりと歯ごたえを残す三枚肉チャーシューが特に好印象でしたね。
ところで、後客の男性が塩そばの食券を購入したのを見て取るや、ご主人麺を茹で釜に投入。なるほど、食券購入時に調理が始まっているんですね。ところがその後、かの客が「これ味噌に変更できる?」と言うと、ご主人「いいですよ」と気持ちよく答えて投入していた麺をバサーっと流しに捨て、違う太麺を投入していました。リクエストした客が驚いて見ていると、笑いながら「味噌は麺が違うんで」ですと。いやな顔一つせず、客の素朴な要求に応える姿にプロ根性というか職人魂を見た思いがいたしました。
この味噌の調理は見ることなく退店しましたが、以前のレビューを拝見すると、味噌の方は野菜を炒めるところから始まる札幌スタイルみたいですね。次回機会があれば味噌をいただいてみましょう。ごちそうさまでした。