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2017年1月8日の大崎裕史の今日の一杯

愛知県名古屋市守山区小幡

ラーメン

チェーン店を嫌う人もいるが、私は勉強になるので食べる。金沢に初めて行ったときには「8番ラーメン」を食べた。熊本に行ったときには「味千」を食べた。もちろん東京にできたときにも食べたし、上海や北京でも食べている。(だからといって好きなわけではない(^_^;))
全国チェーンはもちろん食べている。「餃子の王将」「大阪王将」「天下一品」「幸楽苑」「日高屋」(これは全国チェーンではない)などなど。
名古屋と言ったら「スガキヤ」だ。名古屋人のソウルフードと言って良いだろう。
ところが、名古屋にはもう一つ、ソウルフード的なラーメンがあるという。
(台湾ラーメンはまた別として)
それが「ラーメン福」。昭和53年創業の背脂醤油ラーメン。
正直なところ、これは知らなかった。
これを知ったきっかけは「如水グループ」の新店「大河」を食べてアップしたら地元の方から「福インスパイア」と教えてもらったことから。そしてその「ラーメン福」だが、元々は「ラーメン藤」(京都のチェーン店)のFC。なるほど、「大河」の印象が妙に京都っぽく感じたのは合っていたようだ。しかしながら、そんなラヲタ的に重要な店を食べてないのはイカン。私的にはかなりイカン。そんなわけで今回の名古屋出張時に真っ先に食べに来たわけだ。
地元のラーメン店主がよく通っていたという小幡店にするか、最初にできた一号店(今は十一屋店)に行くべきか、迷ったが一号店は本店としてのポジションではないと聞いて、小幡店へ。
野菜増しは無料でできるのでそうしている人が多いが、元々の量が多いので私は普通にした。普通600円でコレ(写真参照)。
麺は特設の釜で茹でている。もやしのボリュームが半端無い。途中からスタミナ辛子を加えるのがポイント。販売もしている人気調味料で唐辛子とニンニクと胡麻などを混ぜており、焼肉や鍋でも十分使える魔法の調味料。
味的なことを言うならば、予想通りで今の先端を行くラーメン群とは比べられない。「文化」を味わうことのできる人にだけオススメ。京都の「萬福」とかで食べていた方が満足できるはず。しかし、この味が名古屋のソールフードの一つであったとは、インターネットが誕生して20年になるが初めて知った。東京のラーメン好きは知っていたのであろうか?食べたのであろうか?
これだからラーメンは面白い。まだまだ食べ続けていかねばならないと切に思う。

お店データ

ラーメン福 小幡店

ラーメン福 小幡店

愛知県名古屋市守山区大谷町14(小幡)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。