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2021年8月31日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区新宿西口

中華そば+生卵

2021年8月27日オープン。
新店チェックしていた私の頭の中の動き。
「おっ、徳島ラーメンの新店がオープンするらしい。」
「でも、徳島では聞いたことないな」
「徳島出身者かな?」
「もしくは徳福出身者か、あるいは他の徳島ラーメン出身者か?」
ビジュアルにたどり着く。
「あれ?見たことあるぞ。」
「これは高円寺にあったJACでは?似てるな。」
「JACは徳島ラーメンとは前面に謳ってなかったけどおいしい徳島ラーメンだった。」
「ああいう徳島ラーメンは地元で探すのは大変なくらい豚骨がしっかりしていた。」
「そういや今年の6月に閉店したんだった。」
「JACの出身者かな?」
そうこうするうちにレビューなどを見かける。
すると「JAC」から開店祝いの花が届けられているらしい。
「どういうこと?」
「JACプロデュース?」
「JACのお弟子さん?」
少し調べてみた。
するとオーナーはバーやクラブを経営している人。
Twitterの自己紹介にこう書いてある。
『ホスト歴17年。現在ホストクラブ4店舗、Bar1店舗経営。』
「JAC」が好きで閉店すると聞いて「味を引き継げないか、頼み込んだらしい。
他は断り、本人も最初は断られたんだろうけど、熱意が通じたのか、修業させてもらうことに。
そして、今回のオープンへ。
どれくらい「JAC」なのか、早速食べに行ってみた。
中華そば850円と生卵50円を注文。
出てきた中華そば。
「おぉ〜、なかなかのJAC似だ。」
「どれどれ、味の方は。。。うむうむ、味もなかなかのJAC。」
「しかしJACと比べると豚骨弱めで醤油強めな感じ。」
「麺は少しボソッとしている。茹で不足かな?」
「でも、なかなかいい感じ。」
満席だし、少し待ちもできているし、質問するにしても一つか二つ。
何を聞こう。アレしか無いな。でも唐突にそんなことを聞いたら驚かれて、答えてくれないかもしれない。その前に安心させないと。よし、まずは誉めよう。そして、こう言おう。
「おいしかったです。ほぼJACとおなじ出来ですね。」
「どれくらい(JACで)修業したんですか?」
このあと予想をはるかに超えた答えが返ってきたのだった〜!
(続きはCMのあとで)



CMあけ。
「どれくらい(JACで)修業したんですか?」
「そうですね、5年くらいです。」
あれれ?JACが閉店するのを聞いて、オーナーがスタッフを送り込んで作り方を覚えたはずなのに、5年も修業していたの???質問の意味を取り違えたのか?
もしかしたら、ラーメン店全部で5年の修業をした、ということなのか。
その後、ラーメン仲間が聞いたところによると『作り方を教わっただけ』とのことでした。
というわけで、高円寺の「JAC」に似た徳島ラーメンを新宿で食べることができます!

お店データ

徳島ラーメン はるま

徳島ラーメン はるま

東京都新宿区西新宿7-11-2 ASP西新宿ビル1F(新宿西口)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。