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2018年8月5日の大崎裕史の今日の一杯

やきぼし中+わやきぼし中

東京では青森の人気店「長尾中華そば」の東京出店が話題になっている。そして青森で「長尾中華そば」と同等人気を誇るのが「ひらこ屋」である。
ラーメンデータベース8/3現在の青森県ランキングは1位「ひらこ屋」2位「長尾中華西バイパス店」3位「たかはし中華そば」4位「長尾中華そば青森駅前店」という具合だ。そしてその「ひらこ屋」2号店(グループ三店舗目)が2018年5月にオープンした「中華そば ひらこ屋 きぼし」である。営業時間は昼5時間のみ。夜は今のところやってない。主なメニューは
やきぼし(あっさり) 中550円 大600円
わやきぼし(こいくち) 中700円 大750円
にはちぼし(あっさり8:こいくち2) 中700円 大750円
というラインナップ。「わ」というのは青森弁で「私」のことを意味する。なので「俺のやきぼし」という意味なのかなと思っていた。「俺の好きな味」というニュアンスで。で、しばらくメニューを眺めていると「わや」のことかと気が付いた。「わや」はスゴイという意味の強調語である。つまり「濃厚」を意味するわけだ。なるほどねぇ〜と感心していたら、次に店名についてもひらめいた。始めは店長の名前とかおじいちゃんの名前から取ったとか、そんなことを考え、帰りに聞いて帰ろう、と思っていた。しかしメニュー名の流れで、考えてみると「ひらこ屋きぼし」→「ひらこ やきぼし」→「平子焼き干し」。「平子」というのは煮干しの代表的な種類で真鰯の小さめのもの。つまり、店のコンセプトが「平子の焼き干しを使った中華そば」ということだ。
店は大きな通り沿いにあり、駐車場も十分。店自体も大きく、スタッフも多く、活気もあり、すでに「いい店だなぁ」と思えるほど。
なかなか青森には来れないので「やきぼし(あっさり)中」と「わやきぼし(こいくち)中」を注文。
どちらも想定以上のできで、素晴らしい。もっちり麺がいい。そして結び目を入れたメンマ。しっとりしたチャーシュー。あっさりは油分がほぼ無し、こってりは動物系も加えた濃厚さ、二人で行ってシェアするか、一人で2杯か?にはちというブレンドも次回は食べてみたい。

お店データ

中華そば ひらこ屋 㐂ぼし

中華そば ひらこ屋 㐂ぼし

青森県青森市青葉1-5-35

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。