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2020年7月1日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区西新宿五丁目

特製醤油らぁ麺

2020年6月10日オープン。
二郎系のラーメン店「トランキーロ!」から支那そばや系のこの店に変わったのだが、そんなことは閉店と居抜きがセットになっているラーメン業界ではよくある話。しかし、今回面白いのは『店主が同じ』ということである。先行者の情報でも券売機で領収書ボタンを押したら「虎愼 離レ*トランキーロ」と書いてあったというから経営は同じなのだろう。

私がラーメンインタビュアーだったら、ちょっと聞いてみたい。レコード(古っ)で言えば、A面はロックだったのにB面を聞いたらクラシックだった、というくらいの驚きである。プロレスで言えば、大日本プロレス(もしくは大仁田軍団)から三沢含む四天王がバリバリに頑張っていた全日本プロレスに移籍したようなものだ。(この例えは人によって様々だと思う(笑))

特製になると海老と肉の雲呑が1個ずつ入る(なので特製1080円にした)。雲呑が漢字だし、肉と海老なので「八雲」の影響も感じられる。支那そばやらしさもあるが、あえて変えているのだろう、というのも感じられる。そしてそれが悪くない。ワンオペだが接客がすこぶる良く、感心してしまう。前の時はこうだっただろうか?味に合わせて接客を変えたのだろうか?(前も悪い印象はなかったが、今回はかなり良かった)

そしてラーメンだが、実においしい。麺箱には「らぁ麺や 嶋」と印字されていたが、これは「支那そばや」の麺ではないだろうか?そんな食感。

おいしく完食完飲。表に出ると10人以上の並び。いやはや、いい新店が続々と。
あ、そうそう。帰り際にどうしても聞きたいことが。「支那そばやで修業したのは佐野さんがいる時代ですか?」もしかしたらその頃に修業して遠回りして今に至った可能性もあるのかな、と思って。修業は最近とのこと。(だから何だと言うことはないです、はい。)

コロナの影響もあって上半期の新店が出店を控えていたこともあるのか、ここのところいい店が目白押し。ようやく新店食べ歩きが楽しくなってきた。

※そういや常に並びがあったので外観が撮れなかった。。。

お店データ

らぁ麺や 嶋

らぁ麺や 嶋

東京都渋谷区本町3-41-12(西新宿五丁目)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。