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2020年7月2日の大崎裕史の今日の一杯

東京都新宿区新宿三丁目

生姜香る特製端麗醤油ら~めん

新宿ゴールデン街でもトップクラスにデカいダイニングバー「ダイナーファイブガロン 新宿ゴールデン街2号店」がコロナの影響で苦戦。そして6月20日に1階を改造してラーメンに転業。でも、世の中そんな甘くはないよ、と思ったがこれが甘かった!いや、うまかった!ちょっと驚き。
最近テレビに出たらしい。11時開店で11時1分にドアを開けたら「11時からです(まだです)」とラーメンを食べてるスタッフに言われた。虫の居所が悪かったら帰っていたところである。表で2-3分待ち、入店。食べ終えるまで誰も来なかった。テレビ効果はなかったのか?終わったのか?

1号店は2013年に同じゴールデン街にオープンし、2号店もすぐ近くに2016年にオープン。言ってみればゴールデン街でも勢いのある店だったと言っていいだろう。元々、料理もおいしそうだし、センスがいいんじゃないかな。何かの大会で優勝した『究極の牛すじカレー』というメニューもあり、ちょっと食べてみたいメニューが並んでいた。(今調べたら、ミニ究極の牛スジカレーというのが400円であった。食べておけばよかった、と今頃になって後悔。)

そして今回のラーメン転業。1階のカウンターのみをラーメン店に。バー出身と言うことを強味に、炭酸水でスープを炊くという裏技。あまり聞いたことが無い。水というか炭酸水に随分お金がかかりそう。「ラーメンは一杯のカクテルである」という考え方も面白い。ラーメンは無化調、天然素材だけで創り上げる。味玉は手間暇をかけて作られるクラフトウイスキー「メーカーズマーク」で味付けという変わり種。確かに風味が良い。

メニューは生姜香る端麗醤油ら~めんと、柚子香る端麗塩ら~めん。共に770円。メーカーズマーク味玉と肉増量の特製がそれぞれ1100円。生姜の方の特製にしてみた。

まずは見た目が綺麗。具は味玉、チャーシュー、メンマ、カイワレ、海苔、きざみ玉ねぎ、糸唐辛子。
スープは丸鷄、豚、昆布、香味野菜等を炭酸水で炊いた淡麗清湯だが無化調とは思えぬほど旨味が十分。生姜は強すぎず弱すぎず、後半特に効いてくる。国産小麦100%の細麺も相性が良い。話題の味玉も香ばしくおいしい。おいしく完食完飲。これは柚子香る塩ラーメンも食べてみたい。でも場所が場所だけにしばらく苦戦しそう。良い場所だったら流行りそうなのに。

お店データ

麺屋 我論

麺屋 我論

東京都新宿区歌舞伎町1-1-5 新宿ゴールデン街8番街 Diner5GALLONS 1F(新宿三丁目)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。