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2018年6月15日の大崎裕史の今日の一杯

新潟県新潟市東区東新潟

四川風麻婆麺(醤油味)

新潟で流行っている「麻婆麺」(今日の一杯、というよりコラム的に)

新潟には「新潟五大ラーメン」というのがある。「あっさり醤油」(新潟市)、「濃厚味噌」(新潟市、旧巻町)、「背脂煮干」(燕市:最近は三条市はカレー推しなので背脂煮干しを紹介するときは燕市とすることが多いんだとか)、「生姜醤油」(長岡市)、「カレー」(三条市)、ご当地ラーメンが5種類存在するのだ。

そこに6番目の「味」が名乗りを上げてきている。それが「麻婆麺」。今までの五つは地域も集中していたが、今度の「麻婆麺」は新潟市が多いが県内全般に拡がっている。歴史的には1967年創業の「広東飯店」が発祥と言われているが閉店してしまった。そこで修業した店主が「東来順」という店を出しており、味も受け継いでいるとのことで食べてみた。いわゆる中華料理店でよくある「ラーメンに麻婆豆腐をかけた」タイプ。

そして、今の「麻婆麺」ブームのきっかけを作ったと言われているのが「たまる屋」の背脂マーボーメン。汁なしの麻婆麺で背脂やチーズが加わって、インパクトのあるオリジナル商品に仕上がっている。麺の量も200gとパンチあり、3軒目に食べたら夜遅くまでお腹が空かなかった(笑)。山椒と辣油が効果的に使われており、なるほどこれは個性的でおいしい。

他のお店もこの店のメニューをヒントにいろいろ開発したのだろう。「にしやま」では、四川風麻婆麺として醤油味918円と味噌味1026円を提供。そして汁なし麻婆麺もある。こちらはちゃんとスープも有り、お店の特徴である背脂スープと山椒が効いた麻婆豆腐が太めのもちもち麺に絡んで実においしい。初訪で麻婆麺を頼んでしまったが他の麺メニューも頼んでみたくなるほどだった。

今回はイベント会場から比較的行きやすいところを調べていったのだが、
麺や忍:店主交通事故でしばらく臨時休業
麺屋愛心:東京出店のため休業中
じじ&ばば:閉店して跡形もなかった
などで振られてしまい、ちょっと少なめの訪問数。

振られ続けでついでに寄った「喜多方ラーメン大安食堂」でも麻婆麺を出しており、新潟での「麻婆麺ブーム」を感じさせる出来事だった。そしてそこでも食べてみた。こちらもなかなかよくできていた。

お店データ

ら~めん亭 にしやま

ら~めん亭 にしやま

新潟県新潟市東区東中島2-5-13(東新潟)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。