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2025年12月11日の大崎裕史の今日の一杯

特上地鶏醤油ラーメン(1500円)

2025年7月に「麺屋まこと」から店名を変え、メニューもリニューアルしていたと聞き、行ってきました。夜は「焼鳥一(まこと)」でこちらも内容を開店当時と変えています。
10月にYouTuber「ラーメン侍」の取材を受けて公開されているので検索して観てみてください。店主が「他のお店よりも表示回数が少ないんですよ〜」と凹んでいたので再生回数を増やしてあげてください。(4147→目標1万)

店名変更の理由はいろいろあるようですが、例えば夜は「焼鳥一(まこと)」で昼が「麺屋まこと」だとラーメンを片手間でやってるように思われる。そうじゃなく、どちらも“本気”でやっている、という気持ちの現れ。もうひとつは、長野県の修業先「おおぼし」の姉妹店で閉店した「朧月夜」から丼を譲り受けて営業しており、その屋号の質問が多かったため。とのこと。

メニューは“二毛作”というには多く、しかも限定ラーメンも出している。麺も三種類を使い分けている。そのあたりが「うちは二毛作では無くて、昼はラーメン店、夜は焼鳥店。それぞれ独立店。」というプライドなんでしょう。

メニューは地鶏醤油ラーメン、塩白湯ラーメン、地鶏塩ラーメン、辛白湯ラーメン、背脂醤油ラーメン、葱to胡椒の王様中華そば(醤油or塩)、地鶏と煮干しラーメン(醤油or塩)、限定の信州辛味噌らぁめん、と豊富で確かに焼鳥屋さんがついでにやっているメニュー数では無い。

今回は、基本である地鶏醤油ラーメンを“特上”で注文。前金制。券売機を使わない理由は、「田舎では券売機ではなく、face ti faceでやってましたよね。」とのこと。前金なのは「食べる側が券売機に慣れて払わずに帰ってしまうことがあるので」だそうだ。豊富なメニューも「昔の地方のラーメン屋さんは、いろんなラーメンを置いて何度来ても飽きずに食べられる店が多かった。それを踏襲したい。」とメニューを増やした。

スープは長野県が開発した地鶏『信州黄金シャモ』を使用。鶏チャーシューに関してはシャモは高いので国産鶏にしているようだ。麺は菅野製麺所製、三種類。醤油ラーメンには手揉み太縮れ麺。喜多方にも似て私が好きなタイプ。

特上はとにかく具沢山。鶏ムネチャーシュー2枚、分厚い鶏モモローストが2個、ゆで卵(ラーメンに合わせて薄味にしている)、肉ワンタンが4個(そのうち2個には柚子入り)、海苔、貝割れ、なると、ネギ。塩味には海苔の代わりにレモンが入る。

はじめのうちは優しい鶏出汁だが、「スープを最後まで飲んでもらうことを考えて味付けしています。」とのことで、確かに私も完飲。他のメニューも食べたいし、夜の新しくなった焼鳥コースも食べに来てみたい。

お店データ

鶏出汁 朧月夜(【旧店名】麺屋まこと)

鶏出汁 朧月夜(【旧店名】麺屋まこと)

東京都品川区西五反田5-9-5 アーバンヒルズ不動前 B1F(不動前)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。