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2018年9月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神保町

排骨担々麺

昔、渋谷で商談があったり渋谷乗換で少し時間が合ったときによく食べていた「亜寿加」。駅近だったし中休みもなかったので重宝していた。中国料理店だったが92年か93年にラーメン専門店に変更。その頃から雑誌に紹介される回数も増え、人気だった。売れ筋は四川飯店系の辛口担々麺。そして排骨だ。排骨とは「豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて油で揚げた中華の肉料理」。その後、新店がどんどんオープンし始め、しばらく行かなかった。
今回、「排骨担々麺」を売りにしている(というより店名の肩書きにしている)新店が誕生したと聞いて行ってみた。それがここ「五ノ井」(2018年8月24日オープン)。券売機左上(初訪時のオススメポイント)がその排骨担々麺1000円である。他に目立つのは「排骨らーめん」「排骨冷やし担々」「排骨冷やし」いずれも排骨入りメニュー。当然、排骨担々麺を購入。まず排骨を揚げ始め、ラーメン作りに入る。ラーメンが出来上がる頃にちょうど排骨があがるのでそんなに時間がかからないのと熱々で排骨が食べられる。混んできたときの揚げタイミングが難しそうだが、そんなに待たせないならありがたい。この通りにはうどんの行列店「丸香」を始め、最近は「勝本」「くにまつ」隣には「ねいろ屋」があり激戦区になっている。この通り以外にも神保町は新店が多い。しかも中華系や担々麺がウリの店もある。
そしてこの店が前記した渋谷の「亜寿加」出身。遠い記憶の「亜寿加」の味よりもおいしくて驚き。「亜寿加」にも久しぶりに行ってみたくなったほど。店主と女性二人で回しているが、どちらもなかなかの経験者風で無駄がない。
廻りに再訪したい店がたくさんあるがこちらもその一つに加えたい。次は排骨冷し担々か、排骨ラーメンか、いややっぱり排骨担々麺を食べてしまいそう。

お店データ

排骨担々 五ノ井

排骨担々 五ノ井

東京都千代田区神田猿楽町1-3-6 HARAビル1F(神保町)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。