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2018年8月29日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区青物横丁

ラーメン全部普通

1996年創業の横浜家系の老舗。私が最初に食べに行ったのは20年くらい前だから、その頃はまだオープンしてそんなに経ってなかったわけだ。記憶の中ではかなり風格がある、長い間やってる感じだったのだが・・・。
最近、複数の「よくラーメンを食べている人」から「最近のまこと家、うまいっすよ」と言われたので久々に来てみた、というわけだ。
こちらは『川崎家(本牧家系)』出身。券売機なし(後払い制)なので、戸惑わずに入店したらすぐに座り、注文をする。
「ラーメン(700円)全部普通で!」
他の家系と同様に『麺の硬さ(柔らか目/普通/カタメ)・味の濃さ(濃い目/普通/薄め)・油の多さ(多め/少なめ/なし)』の希望を注文時に告げるのだが久しぶりなので「全部普通で」にしたわけだ。ところが出てきたものは私の印象からすると「麺柔らかめ・味濃いめ・油多め」の感じだった。この店は無休で朝の9時半から翌朝の6時まで営業。休み時間は3時間半しかない。ということは、スタッフ(大将も含めて)は2交替か3交替制ということになる。つまり、製作担当者が時間によって変わるということだ。なので、ブレもあろう。でも、自分の注文したカスタマイズとは違ったものが出てきたが、それはそれでうまかったのだ(笑)。麺は家系御用達の酒井製麺、しかも真宏麺(太麺)を使用している。食べ終えてもしょっぱさは残るが「うまかった」という印象も確かに残っている。
なお、この店は取材拒否店である。まだ都内に家系が少なかった頃、マスコミに紹介しようとして断られたこともある。はんつ遠藤さんの著書「取材拒否の激うまラーメン店」にも紹介されている。その本によると「取材拒否の理由は路駐が増えるから。」と取材に答えている(笑)。店の前が第一京浜で路駐されると危ないから、というのが理由らしい。

お店データ

まこと家

まこと家

東京都品川区南品川3-1-11(青物横丁)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。