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2024年5月29日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県相模原市中央区淵野辺

濃厚貝出汁らーめん(990円)+雑炊(220円)

2024年2月2日オープン。まずは店名だが「いしばし×七志」。簡単に言えば「いしばし」と「七志」のコラボ店。「七志」は言うまでもなく、神奈川県の横浜・川崎や東京都を中心に展開している、とんこつラーメン専門店「七志(ななし)」のこと。「いしばし」は「七志中山店」の定休日に間借り営業している「貝だしラーメン」の店舗のこと。「いしばし」の貝だしラーメンが好評なので、「七志」淵野辺店をリニュアルし、「いしばし×七志」として貝だしラーメンを食べられる店にしたとのこと。ただし、少しアレンジしてある様子。

主なメニューは、貝出汁らーめん940円、濃厚貝出汁らーめん990円、鶏白湯らーめん940円、七志らーめん940円、など。お店イチオシの濃厚貝出汁らーめんと、雑炊を購入。
テーブル上には、自家製アサリ酢や、辛味アサリが置いてあり、味変アイテムとして使える。
まず、濃厚貝出汁らーめんが登場。あれ?注文間違えたかな?と思うくらいの具沢山。味玉が入っていれば、“特製”と言っても通用しそう。豚肩ロースと鶏チャーシューが2枚、アサリが2個、白髪ネギと糸唐辛子。見た目も綺麗。
スープを飲んでみると、おぉ〜思った以上の貝出汁。あさりがスゴく効いている。そこに合わせているのが豚と鶏を12時間以上煮込んだという白湯スープ。都内にも貝出汁ラーメンが増えたが、ここまで動物系と貝出汁をがっつり組み合わせたWスープはなかなかない。“濃厚”を頼むとあさり出汁を煮詰めて旨味ペースト状にしたものを加えているようで、だから貝出汁もガツンと負けていないのだ。タレにもあさりだけではなく、牡蠣も加えてあり、深みが出ている。麺は北海道産の人気小麦『春よ恋』を中心にブレンドし、全粒粉も加えた中太麺。スープと絡み、持ち上げもいいのでおいしく食べられる。

豚肩ロースは秘伝のタレに30時間以上漬け込んで一晩寝かせ、表面は高温で炙って香ばしさと旨味を閉じ込め、中は低温のコンベクションオーブンで焼き上げる手間のかけよう。一方、鶏の方はムネ肉を燻製風のスパイスで味付けし、コンベクションオーブンで仕上げている。しっとり柔らかく、非常にジューシー。角煮もウリらしいので次回はぜひトッピングしたい。途中の味変はまず、アサリ酢。さっぱりと飲みやすくなる。おいしいからと飲み過ぎてはいけない。このスープを雑炊に使うのだ。辛味アサリもいいなぁ〜。白ご飯にのせるとしっかりサイドメニューのご飯物になるくらい。辛味のアクセントもいい。

さて、スタッフに声をかけて、雑炊タイム。丼ごと持っていき、ご飯と卵が加わるのは予想できたが、なんと豚と鶏の細切れチャーシューも加わって出てきた。それで220円とは安すぎる。しかも途中で辛味あさりをまた加えて味変。具も増えるので、これは食べなきゃ損!なメニューだ。いや〜満足、満腹。

ラーメンが登場するまでにメニューや貼り紙をいろいろ眺めていたが、神奈川県の人気家系ラーメン店「大桜」とのコラボメニューが面白そう。七志の「志ゃあ丼」と大桜の「ざく丼」の両方を提供中。SNSで人気投票対決をしているようだ。今回は雑炊を食べてしまったので、機会があれば誰かを連れて来てその二つをシェアしてみたい。第2弾と書いてあるので定期的にやっているようだ。(第2弾は6月30日まで)
親子でラーメン作りが体験できるイベント「親子ラーメン教室」なんていうのもあるので興味がある人はお店まで。

お店データ

いしばし×七志 淵野辺店

いしばし×七志 淵野辺店

神奈川県相模原市中央区鹿沼台1-11-5 VIPマンション 1F VIPマンション 1F(淵野辺)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。