白河市から南東に進み、東白川郡棚倉町へ。町の北側を通る県道沿いに佇むのがこちら。駐車場の奥に建つ店に入ると、おかみさんが一人で店番中。旦那さんが出前に行っているとの事で、作るまで時間がかかるよと言われました。カブに乗った旦那さんは程なく戻ってきたので、そこまで待たずに配膳されましたが。
「御食事処」の看板が示す通り、かつては多くのメニューがあったものの、最近は中華麺を使う麺類と丼物3種、そしてチャーハンと定食に絞っている。私はワンタンメンを注文。鰹節の香りと味わいが広がるあっさりした醤油色のスープには、自家製の手打ち中太麺が入る。プルンと跳ね返すような麺の食感は、ご年配の二人による静かな店とは思えないほどの、力強い存在感が発揮されている。ワンタンは皮が大きく、見た目だけでなく、食べれば口の中全体を覆うようなインパクトを残してくれる。具は、醤油味がしっかりついた小ぶりなチャーシューに、青菜・メンマ・ネギが少しずつ、そしてナルトが示す通りのオーソドックスな一杯。
同行者が注文した「やきそば」も、プリプリした麺が野菜や肉と丁寧に炒められ、ソースの味がうっすらと加わる事で後を引く一品。決して目立つ店ではないが、年月をかけて磨かれた、丸みのある味が店の魅力に感じられた。
















