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2016年10月15日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区青山一丁目

ラーメン

10数年前から「行きたい店」にしてあったのになかなか行けずにいた店。こういう店の誘いはなかなか無いし、未訪で自ら企画するのもどうかと。そうこうしているうちに10年以上経ってしまった。幻の餃子店「蔓餃苑」なら5-6回行ってるけど、ここに行かずして「餃子好き」を自称できないのではないか、と気にしていた問題がようやく解決。(大袈裟)
それにしても「みんみん」または「珉珉」という店名は多い。ラーメン界には「大勝軒」という店名で3つのグループがあるが、餃子界にも「みんみん」はたくさんあり、有名所では宇都宮(宇都宮だけで20店舗、創業1958年)、大阪・南千日前を本店(創業1953年)とするグループ(東京だと八重州、豊洲、中野、錦糸町、六本木、虎ノ門、飯田橋、浜松町、光ヶ丘にある)など。そしてこの「みんみん」は創業1965年。どうしてまた「みんみん」で常用漢字ではない「珉」(庶民の宝物という意味)を使ったのか、偶然なのか、必然なのか?
ネットをさまよっていたら解決した。
・珉珉という商標は渋谷が取った。(今は閉店)乃木坂(赤坂)と四谷三丁目はその支店。乃木坂と四谷三丁目は支店同士なので直接の関係はないと言っても良い。餃子の味も違う。
・珉という店名は、創業者の奥さん(陸温珉)から一字取った。
・大阪の「珉珉」は、渋谷の許諾を得て、同名で餃子店を開業。
・大阪の「珉珉」常連が「餃子をやるなら珉珉という店名がいい」と宇都宮の創業者にアドバイスして宇都宮に「珉珉」を開店。その後、商標問題でひらがなの「みんみん」にすることで合意。

ちなみに宮崎・鹿児島・熊本に「こむらさき」という無関係の3店舗があるのもラーメントリビア。
さて、こちらの店は赤坂・乃木坂・青山一丁目、どの駅からも10分以上かかる場所にあるにもかかわらず、満席で予約無しだとなかなか入れないらしい。
ここの餃子は酢と胡椒で食べる。この食べ方は意外とおいしい〜。というか餃子自体がなかなかのでき。
焼餃子、青菜とキクラゲ炒め(キクラゲがうまい!)、揚げ餃子、味噌餃子、麻婆茄子、ドラゴンチャーハン(ニンニクが効いてうまい!)、ラーメン(超あっさり)640円などを注文。ビールやハイボールなどを飲んで一人4400円。〆用にわんこラーメン210円というのがあり、一人前を食べられない人(普通食べられないくらい他を食べてしまいそう)にはそれもあり。
焼き餃子は予想通り美味しかったが、揚げ餃子が予想を超える美味さで驚いた。こっちの方が好み。こういう店も楽しいな〜。

お店データ

民族の味 赤坂 珉珉

民族の味 赤坂 珉珉

東京都港区赤坂8-7-4(青山一丁目)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。