1976年創業の深川唯一の軍鶏鍋専門店。この店専用に徹底した自然飼育で育てた軍鶏を使用した軍鶏鍋メインの料理店。現在は二代目店主。夜は3500円のセットと5000円コースを用意し、それを食べてもらうための水炊きラーメンを2005年頃から提供。コロナ禍で飲食店がランチにラーメンを始めた店が増えたが、こちらは17年以上前から始めていた。
まだ「鶏白湯」という名前が定着する前から「水炊きラーメン」として提供を開始し、石神秀幸さんが「鶏白湯ブーム」と提唱し始めた頃に、カップ麵でおそらく初めて「鶏白湯」を使用したのがこの店。発売当時(2005年)の日本食糧新聞にはこう書いてある。
『昨今の鶏白湯ブームの流れを作った真打ちのお店『鳥料理・有明』の人気メニューをカップ麺にアレンジ』
そう、鶏白湯ブームの先駆者でもあったのだ。(もちろんそれ以前に首都圏だと西川口で「まる玉」が2001年に創業。長野の「気むずかし家」(2002年創業)や、さらに京都には「天天有」(1971年創業)などがある。)
また、ラーメン店以外の飲食店の監修でカップ麵が出たのも初めてではないだろうか。
そういう歴史がある「有明」だが、最近はあまり噂を聞かなくなった。そんなある日、食事会で店主と一緒になった。昔話に花が咲き、そんなこともあっての十数年ぶりの訪問。(以前は1回では無く、何度も食べている。)
今どき、700円という値段は「安い!」と思ってしまう。(値段を)上げないんですか?と聞くと「ワンオペでやってるとお釣りが面倒なので100円単位でしかやりたくないので上げるタイミングが無かった」と。食べる側にとっては嬉しい話だが店にとってはキツそう。「ランチは夜に来てもらうための宣伝だから」とランチでの儲けはあまり考えてなさそう。なんせ、平日のみ11時半から20食限定。だいたい12時半くらいには売り切れてしまうようで振られた人も多数いそう。
都内でも、いや今や全国でも「鶏白湯」は流行っているがそれらとは一線を画す仕上げ。“あっさり”と言ったらいいのか“さらり”と言ったらいいのか、ちまたの“濃厚”と比べると見た目や飲み口は随分軽め。しかし、それでいて旨味はスゴいのだ。トッピングは、鶏の唐揚げ。固まり状ではなく、薄くカットされたものを揚げて食べやすくしている。その上にかんずりかな、途中からスープに混ぜて辛さを加え、味変。
麺は細めのストレート。浅草開化楼の製麺師・不死鳥カラス特製麺。先日、カラスさんに聞いたらこういうのを「俺の麺」と呼んでいた。カッコいい!
700円があまりにも安くて申し訳なかったので「鶏だし炊き込み御飯」100円と「フレンチ地玉子の味玉」100円も注文。味玉が揚げ玉になって出てきたが、これは特別かも?そしてこの揚げ玉がメチャウマ。これが100円だったらホントに超オススメだけど、毎回あるのかな〜?
麺を食べ終えて、炊き込み御飯をスープに投入し、完食完飲。
いや〜久しぶりだが、実においしかった。また夜にも来たくなった。
















