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2023年2月20日の山本剛志の今日の一杯

東京都渋谷区笹塚

あご塩ラーメン(800円)

京王線笹塚駅の高架下には「京王クラウン街」と名付けられたモールが東に延びている。入れ替わりで2022年12月に開店した店舗のうちの一軒。「武蔵家」といえば「新中野系武蔵家」が店舗を広げて出身者も活躍してるが、別系統になる「吉祥寺武蔵家」も決して負けてはいない。カウンター席もあるが、テーブル席が多く並んでいるのは家系ラーメン店では珍しい。
 こちらの店舗では客席に二次元バーコードが貼られていて、それを自身のスマホで読み取って注文するスタイル(スマホのない人は店員に伝える事になる模様)。家系ならではの「麺の固さ・味の濃さ・油の量」選択も、そのスマホの中で行う。店員が客の好みを覚えて、作り手にそれを伝えていた時代を知る身からすると、時代も変わったなぁと思ってしまう。
 「吉祥寺武蔵家」の特徴の一つは、「あご塩ラーメン」がメニューにある事。イベントで食べたことがあるものの、店舗では未経験だったので、こちらを全部普通で注文。このメニュー名だとあっさりに思えるが、ベースになっているのは醤油味の「武蔵家ラーメン」と同じ、豚骨メインの滑らかなスープなので、思った以上に濃厚さを感じる。そこにあご出汁が加わるため、力強さとすっきり感が同居して、塩味でありながら家系らしさを失ってはいない。平打ちの中太ストレート麺も家系ラーメンらしさを表現している。
 笹塚店では、今までの店舗になかった「家系油そば」もメニューに入れている。これも機会があれば食べてみたい。

お店データ

吉祥寺 武蔵家 笹塚店

吉祥寺 武蔵家 笹塚店

東京都渋谷区笹塚1-55-16 笹塚京王クラウン街イースト(笹塚)

このお店の他の一杯

    山本剛志
    山本剛志

    ラーメン王。ラーメン評論家。1969年東京都生まれ、千葉県出身、東京都江戸川区在住。2000年放送の「TVチャンピオンラーメン王選手権」で優勝。20年間で全国47都道府県の約10000軒、約15000杯を食破。現在も年に500杯前後のラーメンを食べている。「アメーバトップブロガーとして「ラーメン評論家 山本剛志のら~マニア共和国」を毎日更新中」。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人。他、各所で活動中。