まずは「丸長」の歴史から。大勝軒(代々木上原)HPより引用。『時は戦後の混乱期、長野県出身の蕎麦職人である青木氏三名、山上氏、坂口氏が昭和22年に共同経営の形で開店した荻窪の「丸長」。ラーメンのスープに鰹節を初めて使用したのは「丸長」。「自家製麺へのこだわり」「手塩にかけ澄んでいてもコクのあるスープ」が経営の礎、その後、時期を前後して丸長、丸信、栄楽、栄龍軒、大勝軒としてそれぞれ独立。これらの店は暖簾分けした店を含めて「丸長のれん会」として現在も結束を保っています。』
「丸長」の元祖は荻窪でその親戚が目白。そして目白からは小豆沢(閉店)、坂戸、宮原、と3軒の「丸長」がのれん分け。1954年12月の創業でここ数年(私が初めて食べに行った20年くらい前から最近まで)は娘婿の山田さんが店主のイメージだったが先日行った際には女性3人で切り盛りしていた。二人は顔が似ていたので親族であろう。
初めて食べたときは基本メニューである「つけそば」を食べ、その甘くてピリ辛で酸味のあるつけ汁に驚くとともにはまり、その後、何度も通うように。「甘辛酸」という言葉もその時に出てきた。しかし、ここはチャーシュー野菜つけそばがうまいと聞いて二回目にはそれを注文。大きな丼にたっぷりの野菜と肉が入っていて、かなりお腹いっぱいに。でも、周りの人を見ると小さめの丼で食べている人がいて気になっていた。それが「小鉢(こばち)」で50円引き。このメニューはチャーシュー野菜つけそばにしか適用されないので常連は「小鉢」としか言わない。でもそれで通用する。
三回目以降は何回かラーメンを食べたこともあるが、それ以外は「小鉢」しか食べてないと思う。今の小鉢(チャーシュー野菜つけそばでつけ汁を小さな器で)は1100円。メニュー名はチャーシュー野菜だが、チャーシューではなく、細切れ肉。これが甘しょっぱく煮込まれて野菜(キャベツもやし)と一緒につけ汁に入って出てくる。麺が浸けられないほどぎっしり入ってくるのでまずはそれらの具を直接食べることから始まる。少し隙間ができたらそこに麺を入れて食べる。具はたっぷりなので麺、具、麺、具、と食べて行かないと具が残るのでバランス良く食べるべし。麺もまとめ茹でなので提供は早い。タイミングが悪いと茹で置きになる場合もあるがそれでも置かれた時間はそう長くは無い。最後につけ汁の器をカウンターに上げ、スープ割を頼む。麺は自家製中太麺でつるしこタイプ。「丸長」は店ごとにそれぞれ違った味なので好きな「丸長」を見つけるも良し、いろいろ廻るのも良し。荻窪、目白、坂戸、つくば、須坂、中野市などは好みのタイプ。
















