12月10日オープンの新店。「麺や七彩」に3年いたという方の独立新店舗。「東京味噌らーめん鶉」(武蔵境)の出身という情報も流れたが、「鶉」店主は「麺や七彩」時代の先輩だったこともあり、少し手伝ったり、相談に乗ってもらった間柄だとか。花輪も出ていたのでそのようにとらえられてしまったのだろう。
「七彩出身」ということで勝手に若い人を想像していたのだが、意外と人生経験豊富そうな人で驚いた。
場所はTX浅草駅から徒歩3分ほど。銀座線の田原町からも5-6分の路地裏にひっそりと存在している。
店名の「みつヰ」は、三井さんという名前のアレンジ版かと思ったら、店主は村田さんだった。そこで店名の由来を聞いてみたら、「以前やっていたレストラン(洋食?)の名前に愛着があり、それを店名にしました」とのこと。
メニューは醤油・塩が各750円。味玉入り、大もりは各100円増し。他トッピング。後述するが「おろしそば」350円もある。券売機はないが料金は注文時に前払い制。
醤油の細麺を注文。来年からは手揉み麺も登場するようで、麺は選択制になる。
スープは鶏+魚介の清湯醤油味。非常に優しい味わいだが、ついつい飲み進んでしまう旨味が出ており、気が付けば完飲していた。具はチャーシューが2種類でどちらもおいしい。そして太くて柔らかいメンマと同じような形状の蓮根。食感の変化を付けたかったらしいが、この蓮根の存在が確かに面白く、有りそうでそんなに無かったトッピング。ネギも刻みと白髪の2種類。
麺は自家製で「七彩」(東京)時代に覚えたようだ。かといって「七彩」とはまた違ったタイプの中細麺で事前に秤で量っており、量は140g。
インパクトやパンチがあるわけではないが、じんわりとおいしい一杯で完食完飲だった。
さて、メニューの中でちょっと異彩を放つ「おろしそば(冷)」だが、最初、替え玉的な扱いで新種の「和え玉」かと思って頼んでみた。しかし、出てきたものは完全に単品メニューだった。全粒粉を増やしているという麺は、もしかして蕎麦?とも思えるものだったが、蕎麦風の中華麺だった。どうやら蕎麦粉は使用してないようだ。冷たく水で締めた麺の上には鰹節とネギ。つけ汁には大根おろし。ん?と気になり、メニューを見直してみる。米は福井産と書いてある。サイドメニューに「自家製ソースのかつ丼」もある。「福井出身ですか?」と聞いてみるとその通りだった。福井といえば「おろしそば(越前そば)」と「ソースかつ丼」ではないか。中華麺を使った「おろしそば」をメニューに加えていたのである。350円という値段から、替え玉的な存在なのかと思ったら、単品でこれだけを食べてもらってもいいそうだ。夏場にさっぱりと食べられそうだ。そして3つめの容器にはネギ油が付いてくる。これを後半つけ汁に加えて食べてみると、あ〜ら不思議。グッとラーメン寄りになる。これもまた面白い食べ方だ。
店主の望みは福井流で「おろしそばとソースかつ丼」を食べてもらうことらしい。二つのセットで700円。これは安い。意外な「ご当地ラーメン」(しかし、福井には中華麺を使ったおろしそばは記憶にない)であった。
次回は塩とソースかつ丼にしてみよう。ただし、年明けに手揉み麺が登場してから行ってみたい。
















