「万豚記」は際コーポレーション株式会社の経営である。私が最初に「万豚記」を食べたのは八王子。20数年前。あっさりとんこつで今から思えば鹿児島ラーメンのよう。鹿児島に行ったことがない当時は「博多とも違うし、珍しい豚骨ラーメン」という印象だった。味はかなり好みで「万豚記」の新店を見つけては入っていた。古いところでは1996年発行の「多摩の花まるラーメン」に載っており、「中国の家庭で作られるという白いこってりしたスープに福岡から取り寄せたコシの強い細麺」となっている。
調べてみると1997年52店舗で年商30億円、2018年388店舗318億円(17年10月期)。1991年「韮菜万頭」出店、1994年「万豚記」出店、1996年「紅虎餃子房」出店とあるので割とオープンして間もない時期に食べているようだ。中島社長が凄いのは別の職業から飲食の世界に入り込んで拡大しているところ。最近、自ら料理したものをふるまう店を出したので昔から料理の腕前は凄かったのだろう。
余談はこれくらいにして、中目黒に2018年9月4日オープンしたので久しぶりに食べてみようと行ってみた。すると予想以上の大箱でランチは定食やご飯物が多く、麺も肉末飯とのセットか担担麺系しか無く、単品の麺料理を食べるのは恥ずかしい構成になっていた。あとでよく見たら店名も「万豚記公司」となっており、もはや違う業態と言っても良い。そんなにお腹も空いてなかったので汁無し担担麺780円を注文。
ここの担担麺や汁無し担担麺はブームに乗っかって出しているわけではなく、一貫して昔から提供している。そして食べてみて改めて感じるのは、「際系」らしい味付けのオリジナルメニューだということ。際系好きには満足できる一品。私もその一人なのでおいしくいただけた。昔を思い出しながら書いていたら、あの頃の「万豚記」のラーメンを食べてみたくなった。どこかで出しているのだろうか?
















