1955年創業の名店「永福町大勝軒」の系譜を継ぐ店。「一ツ橋」は元々千代田区の地名だが、一橋大学が一部のキャンパスをこの地に構えている事から、この名がついている。一橋学園駅から南に歩いた市役所西通り沿いで1969年に開店したこの店は、2024年に三代目に代替わりしたとの事。
平日の正午前に店に着くとギリギリ空席がある。その後行列が伸びていったが、ワンオペのご主人は手際よく丼を並べ、麺を茹で、仕上げてカウンター越しに出していく。永福町の麺量は基本2玉だが、こちらでの基本は1.5玉。1玉になる「小ラーメン」は同じ値段で味付玉子が入る。3玉の「大盛ラーメン」の他に「2玉ラーメン」というメニューもあるが、後から来た常連さんらしきお客さんの多くが「2玉」で頼んでいた。
草村製麺の中太縮れ麺を啜ると、煮干の力強さと、節類の香りがふくよかに丼から立ち昇ってくる。永福町系の中では油の量がやや控えめで、その分アツアツのスープをダイレクトに楽しめる。間に口に入れるチャーシューは醤油の味が染みていて、食感が心地よい。箸でつまめば口の中につるんと滑るワンタンも、スープを纏いながら喉の中に飛び込んでいく。
















