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2020年11月18日の大崎裕史の今日の一杯

東京都世田谷区用賀

煮干し中華そば

本日は所用があり、用賀へ。用賀と言えば「柳屋」が知られている。2002年発売の「最強のラーメン」(講談社刊)でも用賀は「柳屋」のみ掲載。1997年オープンの大牟田ラーメン。もちろん豚骨である。本店(というか、本家?)は福岡県みやま市にあり、その暖簾分けだ。2012年代官山(渋谷)に本店の長男と次男が「九州ラーメン元祖柳屋」を出したこともあった。今、その店舗は同経営だが「節」になっている。運営会社はジーエルパートナーズ。同じ用賀の「ながた」や海老名の「清勝丸」なども同じ経営。ホントは懐かしすぎて「柳屋」跡地の「節」に行こうとも思ったがもう一軒、未食店があった。
2018年10月23日オープンの「煮干し中華そば 亘」である。そもそも読めなかったが「とおる」で店主の名前に由来するようだ。以前(昨年まで)は「煮干し中華そば」と「濃厚煮干しそば」だったようで(RDBのそれを見ていった)「濃厚煮干し」を食べるつもりだった。しかし、今は「煮干し中華そば」780円「濃厚鶏白湯そば〜煮干し合わせ〜」800円「背脂中華そば」「濃厚煮干しつけ麺」830円となっていた。幅が拡がった感じ。どれもそそる。でも気分は「濃厚鶏白湯」ではなかったので基本メニューにした。(帰社して調べてみたら「※従来の濃厚煮干し中華そばに変更できます」とメニューに書いてあった。なんだぁ、残念。)
見た目あっさり醤油だが、煮干しがガツンと効いて実に好み。おいしい。ザク切りの玉ねぎとの相性もいい。低加水の細麺だがパツンパツン過ぎず、食べやすいのも嬉しい。チャーシューは印象に残ってないが、「煮干し中華」としては好みで近かったらまた食べたいと思ったほど。というより、これがベースとなって、鶏白湯を加えたり、背脂を加えたりしてメニューに変化を付けているなら全メニュー食べてみたいほどだ。煮干しはカタクチ鰯と鯖、ウルメ、いわしの節をブレンドしたもの。鶏白湯はドロドロになるまで炊いた鶏白湯に煮干しを合わせたモノ。背脂入りは好みに間違いなさそう。つけ麺は特注太麺に濃厚つけ汁。これもうまそう。オープン時からチェックリストには入れていたがタイミング悪く、今頃になったが、逆に2年経った今だから安定しておいしくなったのかも。また機会があったら、濃厚煮干しつけ麺を食べてみたい。

お店データ

煮干し中華そば 亘

煮干し中華そば 亘

東京都世田谷区用賀4-9-5 地下1階(用賀)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。