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2019年9月22日の大崎裕史の今日の一杯

東京都台東区秋葉原

スパイス・ラー麺

2019年8月14日オープン。西葛西にある同名行列人気店(2014年5月7日オープン、RDBスコア94点)の2号店。ラーメンの味は長い間「醤油・塩・味噌」で通ってきた。そこに風穴を開けるように「スパイスラーメン」を提供。既存の三味では括れないタイプのラーメン。神田の人気店「鬼金棒」出身で、修業先のカラシビ系ではないがスパイスを駆使した他にはないラーメンを提供し、西葛西本店は大行列店になっている。

11時半過ぎに着いたが7−8人の待ち(店内にも3人待ち)でなかなか動かなかったので他の店でまずは一杯食べてからまた来てみた。すると昼過ぎでさらに混んでるかと思いきや3人待ちでほどなく店内に。食べ終える頃には10人以上の並びだったのでタイミングが良かったようで助かった。

基本メニューのスパイス・ラー麵830円を注文。味はひとつで味玉、パクチー、チャーシュー、特製などのトッピングのみ。札幌系ラーメンのように数人分を鍋で作り上げるので回転はそんなにいいわけではないが、他で食べられないタイプのラーメンなので人気は高い。秋葉原駅から昭和通りを御徒町方面に5分ほど行った所でそんなに近いわけではないが会社が多いからか、あちこちの店で並んでいるランチ激戦区だ。逆に言えば、夕方以降は昼よりも狙い目とのこと。(お店のスタッフ談)

出てきたラーメンはパッと見「富山ブラック」的な醤油味風に見えるがスープを飲んでみるとスパイシーで複雑なうま味がある。大きな括りで言えばカレーラーメンになるのかもしれないが、これをカレーで括るのはもったいない。あくまで「スパイス」ジャンルと言いたい。豚鶏の動物系と魚介をベースにトマトなども使っている。かなり個性的でおいしい。本店で2回食べているが遜色ない。

麺はカネジン食品のストレート中太。個性の強いスープに負けない強さと相性の良さを発揮している。

肉飯250円やスパイシー肉飯280円もあるが、小ライス100円、ライス180円を購入し、残ったスープに入れてリゾット風に楽しむのも良さそう。

お店データ

スパイス・ラー麺 卍力 秋葉原店

スパイス・ラー麺 卍力 秋葉原店

東京都台東区台東1-10-5(秋葉原)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。