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2016年12月5日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区神泉

トマトヌードル+エッグバルサミコ・バジルチーズ

新しい試みをすると「賞賛」される場合と「批判」される場合がある。この店はどっちだろうか?
ラーメンを洋風にして提供する店は過去にも何軒かあった。「ソラノイロ」のベジソバ、「ドゥエイタリアン」のフロマージュ、「ajito ism」のピザソバなど。味をリニュアルした「蔦」や「金色不如帰」も洋風と言われることがある。ラーメンの裾野が広がることに私は賛成だ。なので新しい試みが登場するのは嬉しい。
この店もかなり洋風に舵を切った店である。しかも洋風にアレンジしやすい「つけめん」を選択したことにより、面白い物を提供している。しかも「ラーメン」とか「つけめん」という言葉は使っていない。「noodle(ヌードル)」である。つけめんスタイルに「dip(ディップ)」と呼ばれるソースを加えながら味変を楽しむ食べ方だ。ヌードルメニューはトマトヌードル800円、チリトマト900円、レッドチリ1000円。ディップメニューがエッグバルサミコ、バジルチーズ、フレッシュトマト。ランチめにゅーとなっていたので夜は増えるかも?トマトヌードルとエッグバルサミコ100円(ランチは50円)、バジルチーズ150円(同100円)を注文。ランチセットにはプチライス(もち麦入り)が付く。
つけ汁は完全に洋風を感じさせる濃厚なベジスープ。無化調を謳っている。麺も他店の麺と比べると「ヌードル」を感じさせる柔らかくてスープに絡みやすい太平麺。麺の上にはキュウリのピクルスと紫キャベツ。このあたりも洋風だが、妙に合う。完全洋風だがスタイルはつけめん。スープ割りはなく、ご飯を投入して食べ終える。
追加ディップのエッグバルサミコは酸味と玉子の麺へ絡み方がよく、面白い。一方、バジルチーズもさらに洋風チェンジとしてはこれも有り。ただ、2種類のディップを楽しむには麺量が少ない(200gあるらしいが少なく感じる。それだけおいしく楽しめたとも言える)ので最初は無しか一種類で試してみた方が良い。何度か通えるなら、いろんな組み合わせで楽しめそう。
もう少し駅近(最寄りは神泉だが遠い。渋谷からはバスで2つめからすぐ)であれば、話題になり、特に女性には受けそう。私はバスで近くまで行けるので他のメニューも試してみたい。

お店データ

Dip Inn Noodle bar

Dip Inn Noodle bar

東京都目黒区青葉台3-1-18(神泉)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。