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2023年6月22日の大崎裕史の今日の一杯

東京都渋谷区代々木上原

和牛担担麺+葱塩ロース飯

昨年9月から休業していた「Japanese Soba Noodles 蔦」が2023年2月10日に再開。当初、かなりバタバタした感じだったので様子を見ていたらあっという間に4カ月も経ってしまった。
先日、とあるラーメン店のレセプションで隣に座ったのが大西さんの奥様とお母様。これは行くべきタイミングだな、と思い『OMAKASE』で予約。今なら、まあまあ予約も取りやすい。
開店時間の11時ちょうどくらいに店頭に着くと15人くらいの待ち。うひゃ〜予約してもこうなるか〜と思ったら、大半が予約無しで来店した人。結局、私は予約した中では10番目。券売機で食券を購入して入店なのだが、私が購入する頃には予約無しの人数だけで10数人待ちになっていた。やっぱり予約して来るに限る。予約無しは半分以上が外国からの方。今はミシュランには載っていないが「世界初のラーメン一つ星」はいまだに影響あるのだろう。
基本の醤油SOBA、塩SOBAは2000円。それぞれ特製は3000円。それらは以前食べているので、今回は4月19日から定番メニューとなった「和牛担担麺」を。これも2000円。そして迷った末に「Mt.Loin WHITE 葱塩ロース飯」300円も購入。2000円とか3000円という価格が並んでいると300円というのが味玉を付けるくらいに安く感じられるのだ(笑)。
まずは和牛担担麺が登場。たぶん前からレシピは変わって無いと思う。ベースのスープは醤油や塩と同じだったと思う。そこに自家製胡桃ペーストや自家製ラー油を加える。トッピングは、黒毛和牛のしゃぶしゃぶと自家製甜麺醤で炒めた和牛肉味噌。同じ2000円ならこっちの方がお得、と思ってしまった私は小市民。
他に胡桃、刻み玉ネギ、フライドガーリック、クミンシード、ケッパー、四川花椒菜、青山椒、パルミジャーノ・レッジャーノなど。
千円超えの価格慣れしたからか、この担担麺に関しては二千円でも十分すぎる。
あまり混ぜずにいろんな場所からスープを飲んでみたり、ゆっくり麺を引っ張り出しながら食べるといろんな味わいがやってきて実に楽しい。そしておいしい。自家製ラー油はそれほど辛くはなく、香ばしさの方が強い。個人的にはこれも好き。
自家製細麺もスープを纏い、とても合う。
胡桃や玉ねぎをレンゲですくっていたら、スープもほぼ完飲。いや、そうした具がなくても完飲していたと思う。
和牛のしゃぶしゃぶと肉味噌がとてもいい。
そして、葱塩ロース飯。連食時にサイドメニューは我慢することが多いが、300円ならそんなに量は多くは無いだろう、と頼んでみたがご飯は予想通り控えめでよかった。しかし、具はしっかりあったので、これで300円ならまた次回も頼みそう。他のラーメン店だと「300円でこの量は少ない」と言われそうだが、ラーメンが2000円、3000円の店で300円だとなんだか気軽に頼めてしまうのだ(笑)。しかもちゃんとおいしいし。
満足してお店を後にした。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。