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2022年3月7日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区都立大学

釜玉中華そばリッチ(並)+おいなりさん+玉袋

2022年3月4日プレオープン。元・TETSU店主で現・伊蔵八店主の小宮さんが仕掛ける新ブランド新業態。
うどんでは『釜玉』は知られていますが、ラーメンではあまりみかけません。「風雲児」(新宿)の「かまたまーめん」くらいしか食べたことがないかも。未食ですが「ゴールデンタイガー」(熊谷)の「TKM」はそうなのかな?
いずれにしても釜玉うどんのラーメン版と考えていいでしょうけど、そこは小宮さんなのでいろいろ工夫があるわけです。
まず、最低価格メニューは釜玉中華そば(小)で490円。小腹が空いた時にワンコインで軽く食べられる値段と量。まずはこのあたりが素晴らしい。
私が頼んだのは釜玉中華そば(並)のリッチ(チャーシューメンマ入り)790円。そこに「おいなりさん」220円と面白そうな「玉袋」200円。
卓上調味料が豊富で、しいたけ酢、柚七味、チーズ、にんにく、かつお節粉、しょうが、ブラックペッパー、すりごま。釜玉=汁なしなのでいろいろ途中で加えて味変が楽しそう。私はそのままでも結構おいしくてガツガツ食べてしまったので、しいたけ酢のみ試しましたが実に合いましたねぇ。
汁多めの汁なしというか、汁少なめのラーメンというか、油そばなどよりは汁有りでした。これが実にウマイ味付け、そして絶妙なバランス。一口食べて、おっ、うまい、と声に出てしまったほど(笑)。
トッピングは基本がネギと卵黄。私はリッチなので(お金持ちではない)チャーシューとメンマ入り。
なにしろ極太の麺がウマイので成立するメニューですね。「伊蔵八祐天寺店の打ち立て麺ですか?」と聞くと「そうですが、つけ麺の方です」とのこと。伊蔵八祐天寺店ではまだラーメンしか食べてないですがその時も「まぜそばでも活きてくる麺かも?」と思ったが、まさかの釜玉で来るとは・・・。
そして、玉袋はお揚げに入った味玉。なんのことはないメニューですが、これが口の中で合わさると驚くほど旨い。マリアージュという言葉が合うかどうかわからないが、お揚げの甘味と味玉が面白いように合う。実に新鮮。オススメ。
そしてまぜそば(汁なし)でスープ割りって、どこかあったかな〜?ここにはそれがあって、これが思った以上においしい。卵黄が残っているからでしょうか、おいしかった。また近いうちに食べたい!

お店データ

釜玉中華そば ナポレオン軒

釜玉中華そば ナポレオン軒

東京都目黒区中根1-5-1(都立大学)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。