なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2022年9月10日の大崎裕史の今日の一杯

静岡県伊東市伊東

塩まるとくらーめん

支那そば 福々亭@伊東

1999年、藤沢時代の「支那そばや」で10年ほど修業し、伊東駅の近く(徒歩2分ほど)で独立オープン。暖簾や丼に「支那そばや」の名前あり。

平日なのに開店前20人以上並ぶ人気。開店10分前に着いた我々は2回転目。
私は今回で2回目、前回は15年以上前に醤油を食べたので今回は、塩まるとくらーめん 1250円(ちゃーしゅー2種、わんたん、味付玉子入り)を注文。(後会計制)

味の方は独立前(つまり修業時代)の「支那そばや」の味わい。醤油と塩では麺もスープも変えている。塩は動物系と魚介系、さらに野菜を加えた円みのある優しい清湯。特出する強い個性が有るわけではないが、旨味のコクがあり、飲み疲れしないスープ。結局、おいしくておいしくて全部飲み干してしまった。

チャーシューは豚バラと肩ロースがあり、メニューで使い分けている。“まるとく”には、両方のチャーシューとワンタン、味玉が入っているのでお得。どちらのチャーシューもホロホロと崩れる柔らかさで程よい味付け。チャーシュー好きにはたまらない。半熟の味玉もおいしかったなぁ〜。

自家製の細ストレート麵はシルキーななめらかさ。スープを吸っておいしさが“育っていく”感じ。平ザルを使った絶妙なゆで加減と見事な湯切り。20年以上、人気を続けている理由がわかる。

刻みネギや揚げネギがいい脇役を演じている。

静岡県なので東京のお店と同じ土俵で比べることはできないが、なかなかここまでの満足度を提供してくれるお店は少ない。実にお見事な素晴らしい一杯。

お店データ

支那そば 福々亭

支那そば 福々亭

静岡県伊東市湯川2-17-6(伊東)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。