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2024年5月10日の大崎裕史の今日の一杯

東京都目黒区自由が丘

特製淡麗らーめん(1300円)+ホタテめし(200円)

2024年5月1日オープン。久しぶりに店名に反応したお店。店名だけで何をしたいのか伝わり、「食べてみたい」と思った。次に場所が自由が丘とわかって、もしかしてムジャキフーズのトラスト方式か?と思ったが、最近は「麺うらた」の例もあるし、まずは食べてみよう、と思い直した。たまには、あまり情報無しで食べてみるのも大事だろう、と開店日に行ってみた。ただし、『OPEN記念で先着100名にこだわりのブレンド醤油を使った"玉子かけご飯" がサービス』という情報を得ていたのでそれが切れた頃に行こう、と店前に着いたのは13時半。それでも10人くらい並んでいた。私の少し前までそのサービスはあったようだ。(食べ終わる頃には並びはなくなっていた。)
並びの最中にA看板でメニューを見ることができた。主なメニューは濃醇(黒醤油)らーめん 850円、淡麗(白醤油)らーめん 850円、味玉 +100円、チャーシュー +300円、特製 +450円、など。
『濃醇』という新しい言葉が斬新だし、先頭メニューなのでそれにしようと思ったが、券売機を見ると左側が淡麗でしかも私の好きな『白醤油』と書いてあるではないか。優柔不断に淡麗の特製を選択。特製にしたのは、特製にだけのっかっている具(ホタテ)が写真で見えたから。それと連食予定がないのでサイドメニューも食べてみようとホタテめし200円を購入。
カウンターで14席あり、初日だからか、スタッフも多く、思ったよりも早く10分ほどで座れた。で、カウンターを見るとなんのことはない「麺うらた」のネクストブランドと書いてあるではないか。おそらくその情報を知っていても食べに来たであろうから、特に問題は無い。浦田さんというのはセンスがいいのだろう。ところが後で得た情報によると、「麺うらた」が2号店でこの店は3号店だという。1号店はどこ?
2020年、港区三田でオープンした「東京豚骨醤油らーめん もとまる」とのこと。知らなかったし、食べていない。機会があれば食べてみよう。しかも浦田さんはラーメン歴21年とのこと。それはスゴい。ここに来て開花した感じか。しかも無化調で仕上げているようだ。
2つの醤油をブレンドし、甘・辛・酸・苦・渋のバランスが整っている醤油ダレベースの『濃醇(黒醤油)らーめん』、昆布やしいたけから丁寧な仕込みでうまみを抽出したダシによる、さっぱりとした癖のない『淡麗(白醤油)らーめん』の2本柱。
スープは、ほとんど塩ラーメン風の透明感のある清湯。旨味十分。具は低温調理の豚チャーシュー、鶏チャーシューが2枚ずつ。味玉、太メンマ、白髪ネギ、カイワレ、それと焼き帆立2個。これがウマいのでホタテ好きの人はぜひ特製を!
麺は菅野製麺所製、中細やや平打ちのストレート。相性は良さそう。
そして、ホタテめしが200円の割にはなかなか。食べて損のない内容。どちらにも満足。
次回は濃醇らーめん(黒醤油)も食べてみたい。

お店データ

麺 ひしおのキセキ

麺 ひしおのキセキ

東京都目黒区自由が丘2-12-21 最上ビル 1F(自由が丘)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。