なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「冷たい豆と魚の麺(1000円)」@麺庵ちとせの写真2016年7月25日に提供が始まった「冷たい豆と魚の麺」は、革新的でありながら、奇をてらっただけの“変わり種”でなく、豆と魚介のドッシリしたベースに野菜の酸味や甘味、香りなどが加わり、重層的な旨味に満ちた1杯だった。

店主のブログによれば、「枝豆のアミノ酸系の旨味に相乗するようスープは魚介出汁で仕込み、トッピングはオレガノやオリーブオイルで調理した夏野菜をマリネし、らぁ麺としての香味油や酸味などを表現した」。マリネ液を白にするなど、全体の調和にも工夫を凝らす。

見た目はフレンチやイタリアンのようで、非常に美しいが、味も本格派。枝豆に由来する粒感とトロみのあるスープは、魚介のパンチも効いており、他に類を見ないインパクトがあり、シコシコと心地良い弾力と滑らかな喉越しの麺とも絶妙に絡む。

麺は通常よりも塩分が感じられ、スープの塩分との相乗効果を感じたが(例えば、卵を使った炒め物を作る際、卵にも塩を入れておくと、より全体的に味が馴染む)、店主によれば「夏季は多少、塩分濃度を上げている」程度という。それでも、スープと麺が合わさった時の塩分は、個人的に最高だった。

具材のメインであるラタトゥイユは、トマトやピーマン、ナスなどで、どれも素材の甘味が引き出されており、まろやかな酸味は全体に清涼感を与える。個々は薄味だが、スープとのバランスを考えれば、これが最良なのだろう。

また、サイコロ状が6個入るチャーシューは、レアな仕上がりで、ムッチリとした感触には噛み締める楽しさ、喜び、満足感がある。

ともすれば女性向けと捉えられそうな丼顔だが、サッパリとしながら、旨味は分厚く、男性にも支持されるだろう。

店主のブログには「スープの素材感が強いため、途中で仕様は変更するかもしれない」とも書かれており、どう進化させていくのか、興味は尽きない。

1日15食の限定で競争率は高いが、店主の才気が随所に感じられるだけに、1度は味わって欲しい。

なお、初日は開店から7人連続で注文が入った。売り切れは早そうだ。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 15件

コメント

こんにちは!はじめまして。
素晴らしい冷やしの限定でしたね。
若き店主の才能の片鱗を改めて教えられた一杯でした。
これからが益々楽しみです。٩(ˊᗜˋ*)و

NORTH | 2016年7月26日 13:58

同じくはじめまして。

暁さんの此方への的確なレポを、
以前から、楽しく読ませて頂いています。
自分はこの試作をいただきましたが、
さらにブラッシュアップされているようですね。

おゆ | 2016年7月26日 17:58