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「叉焼塩(1050円)」@麺庵ちとせの写真「『塩』です」。1カ月ほど前だろうか。「次は何に挑戦したいですか」と問い掛けると、三嶋店主は答えた。「麺や ひだまり」の「塩」に感銘を受けたという。その上で、物真似やオマージュなどではなく、独自の「塩」を完成させると強調した。そして、11月26日。「塩」が登場した。

店内の掲示物によれば、粟国の塩やイタリアの岩塩、白たまり、しょっつる、魚貝、果実酢を使用。はかた地どり、天草大王、茸などの動物出汁、羅臼昆布、秋刀魚節などの魚介出汁、浅利などの貝出汁、3種類の出汁からなるスープと合わせる。国産小麦と天然のかんすいで作られる麺は細く、しなやかで、滑らかな食感。時間が経つと、スープを吸って“ふくよか”になる。この変化も、味わい深い。

1杯として特筆すべきは、まろやかさだ。多くの「塩」は文字通り塩分の主張が強く、味覚として“尖り”がちだが、麺庵ちとせのそれは、むしろ丸みを帯びて口内を柔らかく満たす。それでいて漠然とせず、動物や魚介、貝など全ての旨味が明確に感じられ、臓腑にジワっと沁み入る。

また、輪切りの唐辛子が載せられた部分を食べると、ピリッと引き締められた別の味に出逢えるのも面白い。これも、緻密な計算の一環だろうか。

贅沢に載せられた叉焼も絶品だ。左側のロースは“むっちり”とした歯応えで、肉を噛み締める喜びがあり、右側のバラは柔らかく、脂の甘さが官能的。バラは三嶋店主が11月23日にブログで「仕様を変更する予定」と記し、期待していたが、これまでで最も好みだ。ロースとバラは共に香りが増した印象で、舌だけでなく鼻でも楽しめる。

重箱の隅を楊枝でほじくるならば、“オイリーさ”だろうか。油分は決して少なくない。まろやかさが「薄い」と受け取られる可能性もある。実際、隣の席からは「薄い」という声が聞こえた。もっとも、過去のレビューの大半は高得点。杞憂に過ぎないのかもしれない。

むしろ、深刻なのは人手不足だ。次から次へと客が訪れる昼時は、片付けの遅れやコップの不足などが目立つ。1人での営業には限界があり、クオリティの維持、三嶋店主の体調に不安が募る。急に1人での営業になった理由を聞き(店主が詳細を明かしていない以上、書かずにおきます)、簡単には解決できないとも分かっているだけに、ただただ心苦しい。

本来、味に関係ない記述は控えるべきだろうが、ファンの老婆心として、お許し願いたい。

【補足】
・12月2日の12時半頃の入店で満席。店内待ちが3人だった。

・味玉は、ご厚意。いつも、すみません。

・依然として過去に頂いたコメントへのレスが滞っているのは、スマホでばかりレビューを投稿しているためです。なるべく早くPCでログインし、必ず書きます。失礼をお詫び致します。

投稿 | コメント (1) | このお店へのレビュー: 15件

コメント

初めまして。
こちらの塩は美味しくてビックリしました✨
事情は知りませんが、早く助手さんに戻ってきてもらいたいですね!
これからますます人気が出るでしょうからワンオペは大変そうです(^^;)

銀あんどプー | 2016年12月2日 23:57