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「チャーシュー雲たんメン950円+大盛100円」@二葉の写真◆東京らーめんの遺産(昭和28年(1953年)創業)
◆思い出の美味かったラーメン

55年以上前の自分は、昔ながらと言われる醤油ラーメンは決して美味いものではないと思っていた。
まだ東京には豚骨ラーメンもサッポロ味噌ラーメンも紹介されていなかった。
当時は山梨や長野のラーメンの方が美味いと思っていた。

そんな1960年代の高校生の頃、通学の帰り道に寄っていた、美味いラーメンが学芸大学駅にあった。

ネギラーメンを少し前に書いたが、その時のからの引用:
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>高校の時は放課後友人と必ず学芸大学駅近くのさぬきやでうどんを一杯引っかけて帰る事を日課にしていた。
ある日裕福な友人二人に違うものに誘われた。
『駅の向こう側に美味いネギラーメンがあるから行こう』、
とのことだった。
さぬきやでは20円の学生割引で大体60円か80円だったころ。
めったに中華食堂には入らなかった。
理由は高いから。
醤油ラーメンは食べないので、100円はかかってしまうからである。
ちなみに学校の隣の中華食堂でも100円の出費はあった。
したがって、ネギラーメンなどという贅沢は許されなかった時代それを食べた時の記憶はいまだに蘇る。
醤油ラーメンの上に葱のざく切りをズラッと並べたもの。
シンプルだが、美味かった。

その店は学芸大学の駅の向こう側、道が少し曲がる所に有ったと記憶している。
調べたが、まさにその位置にまだあったのが、二葉。
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昼過ぎの一時頃、学芸大学の改札を出る。
すぐに右を見ると、まさにその位置に、そのままの姿で存在していた。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/249409389?size=850#content

ショーウィンドウの食品サンプルも確かあった気がする。
当時はこの丁度裏側の窓際のテーブルを友達と囲んでいた。
全員ネギラーメンという打ち合わせ済みだった。


11時過ぎなのに店の外観写真を撮っている時間に2、3人店内に吸い込まれていく。
明らかに地元の繁盛食堂だ。

店内に入ると、かなり席が埋まっているので、入口付近の相席。

ここはテーブルにイス一つなので、写真撮影には向いている。
照明状況を観察すると、どうやらLEDらしい。
LEDは作られた自然光が多く、だれでもホワイトバランスの取れた綺麗な写真が撮れる。
しかし、自然光とは違う超自然光なので、きれい過ぎて扁平な写真になってしまう。

メニューの張り出し:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/249409548?size=980#content


今日は
チャーシュー雲たんメン950円+大盛100円:

トレイに乗せられた超巨大丼で登場。
φ26㎝はある。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/249409407?size=980#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/249409394?size=980#content

ここまで大きものは珍しい。
レンゲ、海苔のサイズから想像してほしい。

チャーシューメンを選んだ理由はもも肉チャーシューだからである。
昔懐かしの中華そば・シナソバはもも肉チャーシューが基本だった。
そんなことを覚えている人はもう少ないだろうな。
モモ肉が本物の中華そばなのだ。

それに海苔一枚、ナルト、ねぎ、メンマで完成となる。


スープ

まず一口

やっぱり・・
これが昔ながらの美味いラーメンスープ。
鶏ガラスープとはこのような味。
最近の美味いラーメンの丸鶏とは味が違う。
ガラのコクに良さがある。
これを認識してから鶏ガラスープと言ってほしい。

そしてかなりの旨み量。
これにははっきり言って、グルタミン酸ソーダが大きく貢献している。
戦後日本人は何にでも味の素をかけた。
古漬けに醤油をかけ、さらに味の素をかけた。

しかしこれが本物の中華そばの味を構成している。
二郎のスープが飲める人ならOKであろう。


http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/249409523?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/249409527?size=850#content

加水は決して高くはない。
程よく縮れ、かん水による程よい弾力、そして茹で加減。
これも昔の美味いラーメンそのもの。

もも肉チャーシュー

そしてチャーシュー、6枚。
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すべてもも肉といううれしさ。
モモ肉は決して高くないのだが、今市場から消えようとしている。
ほとんどがバラ肉、肩ロース、腕肉、ロースになってしまった。
しかし脂が少ないもも肉には一番イノシン酸が多いと舌が教えてくれている。
このチャーシューも赤身肉の旨みが残っていて、大変満足できる味。
美味い。

雲たん
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http://photozou.jp/photo/show/286324/249409438

雲たんは明らかに北京料理由来の麺。
餃子と起源は同じに違いない。
雲たんは肉の比率が多く野菜が少ないと思われる方がいると思うが、実際中国では野菜の多いワンタン、肉ばかりの餃子も普通にある。
私はラーメンに餃子を入れてもいいとずっと思っている。
もちろん水餃子だが。

雲たんの皮は腰が無い方が美味い。
したがって、必ず最後に全部残しておく。
十分汁を吸い、十分ヘタッタワンタンが美味いのである。
このワンタンは皮が厚い部類なので、ゆっくり食べるほど美味い。
皮の薄いワンタンがとろけそうなのも、魅力の一つだ。

昔懐かしの中華そば

おそらく今ネットに投稿している、有名評論家もラーメン好きも60年前の本当の中華そばの味を知らないことだろう。
それなのに、昔ながらと言うのはただ単に聞いた話。
人の話のパクリにすぎない。
あるいは幻想。
50年前には醤油ラーメンも少し美味くなりだした。
出汁の旨みが増えた気がする。
このラーメンは丁度そのころの味を維持している。

昔の本当の美味い中華そば、ここにありである。
明らかに文化遺産的価値がある。
ラーメンを知る意味では一度この味の素の効いた味を知っておく必要がある。
現在はどの中華料理でもその使用料は激減している。
これを調味料と同定できる人は非常に稀だと思う。
昆布出汁に少し加えても分かる人はいないと思った方が良い。

それより多くの市販の食品に使われている調味料の方が多すぎて気になる。
スナック類や菓子類には無駄に調味料が使われていて、手が出ない。
ポテトチップもただのうす塩が一番。
それも自分で揚げ、塩の一粒が分かる程度自分でかけるのがおススメ。
これが芋の美味さなのだ。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

いい表情してますねぇ~
こちら存じませんでした。BMです(笑)
ラーメンだと550円ですか!?素敵です。
餃子やチャーハンなどもあるのですね。
中目黒商用の折、狙ってみたいですね。

YMK | 2017年7月19日 07:51

◆YMKさん
コメントありがとうございます。

学芸大学の駅の所にこんな老舗が残っているとは思いませんでした。
大変な人気店で驚きました。
寄りやすい店ですよ。

さぬきやといううどん屋も良かったです。
学園紛争の時学校まで出前をしてくれました(笑)。
学生運動の99%はメディアの伝えているような暴力集団ではなかったのです。
大変な数の学生が関心を持っていたのですが、その数が皆悪者のはずがありません。
多くの人達がその真面目さを応援している時代でした。

KM | 2017年7月21日 04:33