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「薩摩知覧鶏塩味つけめん」@豊中麺哲 天保山の写真所用でインテックス大阪へ。これが初めてではありません。「阪急電鉄→地下鉄、しかも2度の乗り換え」が非常に面倒臭く、「何でわざわざこんな遠いところに行かなきゃいかんの…」との不満を少なからず抱えていました。
しかし最近、とあるブログによって「麺哲天保山」及び海遊館がその途上にあることを知りました。大阪に土地勘の無い僕は、この店がもっと南の方にあるものだと思い込んでいたのです。これはラッキー。というわけで、この際行っておくかというノリでの初訪問。


地下鉄中央線の大阪港駅で降りてからこの店に入店するまで、「カップル、時々家族連れ、
ところにより修学旅行生」といった割合で人が溢れています。
そして何と入店してからもカップルか家族連れしかいない。
ラーメン屋、しかもあの豊中 麺哲の支店なのに?
そう。この店は海遊館に隣接する天保山マーケットプレース内のなにわ食いしんぼ横丁の一角にあり、
お客さんからすれば「海遊館ついで」に立ち寄るラーメン屋なのです。
そして、そもそもなにわ食いしんぼ横丁に至るまでには上に挙げた人たちで溢れるフードコートを
横切らねばなりません。
「集中してラーメン及びつけ麺を味わうぞ」モードが一気に削がれてしまいます。
僕の両隣のカップル、普段ほとんどラーメンやつけ麺を食べないような人たちのあまり知的負荷が
かかりそうもない話を耳にしながら、そんなことを感じておりました。

そんな中で注文したのが「薩摩知覧鶏塩味つけめん」と「豚箱」。
豚箱は「ブタバコ」ではなく「ブタハコ」と読む、レアチャーシューを使った寿司です。

麺の茹で時間が10分程かかると店主はおっしゃっておられましたが、僕に全て供されたのは15分程。
他のお客さんが注文したものも作らねばならないでしょうから20から25分の待ちを覚悟していましたが、
予想外に早かったのは嬉しい。

薩摩知覧鶏塩味つけめん。
まず鉢の青と黒のカラーリングが斬新かつ色鮮やか。
しかも鉢自体が厚めなので保温性が良い。
ビジュアル的にも機能的にも素晴らしいですね。

麺。
言わずと知れた自家製麺ですが、本店のように白めで固い噛み応えのものではなく、やや黄味がかった
モチモチとした麺。
氷水で引き締められてはおらず、麺そのものを味わえる余地を残した冷え具合です。
「素」で食すと、ほんのりと甘味を湛えていることが感じられます。
京都の製麺所「麺屋棣鄂(テイガク)」は、麺哲の店主であるあの人の指導のもとで
「MTG」という「麺哲越え」を意味するつけ麺用の麺を開発しましたが、それ以前の麺からして、
この麺哲天保山の麺と似ています(以前から「メンテツニオイツケオイコセ」だったのでしょうか)。
多少なりとも「テイガク慣れ」している僕からすれば新鮮味に欠けるものではありますが、
後述するようにこの麺はつけ汁に浸すことによって旨みが増します。

つけ汁。
濃厚に煮出された鶏が前面に出た比較的シンプルなテイスト。
塩ダレはカドがあるともないともいえないものの確かに利いていて、油はやや多めです。
「麺主役型」を謳う麺哲ならではのテイストだともいえなくもありません。

麺をつけ汁に浸して食す。
麺の甘味はつけ汁の糖分と交わって自らを増幅させ、さらに今度はその増幅した甘味がつけ汁の塩分による
辛味を引き立てるという、健全な相互依存による高揚を示すテイストです。
割と微細な、しかし確かな「化学変化」が生じています。
「麺主役型」ではなく「麺主導型」といったイメージの方がしっくりと来るといえましょうか。
興奮して「美味い!」と感じるのではなく、落ち着いて「美味い」と言いたくなるような感じ。

具。
鶏チャーチーに胸肉、つくねなど3種類(ないしそれ以上)の知覧鶏とネギ、メンマなど。
一般的なチャーシュー麺に相当するほど入っている知覧鶏はこのつけ麺のもう一つの売りであり、
1000円という一般的なつけ麺基準では高いはずの価格を気にさせない満足度を与えるもの。
それぞれ違った旨みを楽しめ、ボリュームとしても多過ぎず少な過ぎずの適量です。
ネギは、まあ麺哲本店でもそう感じましたが、しなびていて「全然」ですね。

豚箱。
レアチャーシューと大葉(かその他の何か)が海苔にくるまれた寿司です。
食前のイメージでは控えめな酢飯のテイストにレアチャーシューの優しく広がるテイストが
乗っかかってくるようなものでしたが、
実際は酢飯に押され気味だったように感じられました。


薩摩知覧鶏塩味つけめん。
麺とつけ汁の相互依存的高揚と知覧鶏は十分な満足感を与えてくれるものであり、
割と幅広くお勧めできる一品だと思われます。
「麺哲」の名がなくても、否、むしろない方がもっと素直に評価できそうともいえます。
場所が場所ですから、海遊館及びインテックス大阪へ訪問ついでに、あるいはこのつけ麺ついでに
海遊館やインテックス大阪へどうぞ。

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