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平日 曇天 10:15 待ちなし 後待ちなし 後客13名〝ニューオープン パトロール〟昨晩はRDBの新店情報を元に新たなラーメンとの出会いを求めると、居ても立っても居られずに家を飛び出して船橋駅前の老舗サウナに宿をとった。こちらのサウナは決しては新しくはないのだが、なんと言っても広々としたサウナ室が魅力なのだ。肝心のサウナ温度や水風呂は完璧とは言わないが、昔ながらの食事処のメニューの充実ぶりは関東屈指だ。そんな食事処でもっぱら最近のお気に入りは「牛ハラミのあぶり焼き」で、固形燃料の鉄板ではあるが自分で焼きながら楽しむスタイルなのだ。値段も手頃で量もツマミにするには丁度良いのだ。このサウナはネット予約すると生ビールを含むドリンク一杯無料券が付いてくるのも大きな魅力だ。無料生ビールを含めて3杯ほど燃料補給をしてから、夜のネオン街へと繰り出した。本日の予定を頭に入れて2セットだけに控えたのだが、ついてくれる女の子が全員東京生まれの子ではせっかくの船橋ナイトの楽しみが半減してしまった。次回の参考のために千葉のラーメン事情を入手したかったのだが、あえなく失敗に終わった。しかしおかげで飲みすぎる事もなく記憶の定かなうちにベッドに入れた。翌朝も天気こそは怪しいが体調万全で目が覚めると、閉館間近まで朝風呂を楽しんだ。閉館時間が近づくと清掃のおばさま達が着替えの最中でもお構いなしに入ってくる。どう見ても先輩と思われるおばさま達に全裸を見られた時に、まだ恥ずかしく思う少年心が私の中にある事を知った。そんなこんなで午前10時にチェックアウトすると、すぐに船橋駅に向かい東武アーバンパークラインにて最寄りの塚田駅を目指した。最近ラーメンのおかげで乗車機会の増えた路線なのだが新型車両ばかりで、ドアの開閉音がやたらとうるさい旧型車両に出会わなくなった。また本日も新型車両で寂しさを感じながら二駅で人生初の塚田駅に着いた。ホテルを出てからたったの15分で到着と船橋に前泊した価値を噛みしめた。駅の西口へと階段を下りて右を見れば真っ赤な看板があり、駅からも歩いてすぐの利便性の良い立地だ。1分もかからず着いた店先は半シャッター状態なので定休日ではなさそうだ。向かいにあるコンビニで水分補給の水を購入して、店先から少し離れて張り込みを開始する。駅前と言えど、人通りや交通量も少なく穏やかな時間が流れている。張り込み最中に店主さんが玄関先の掃除に一度出てきたくらいで状況は変わらないままに時間が過ぎていった。定刻5分前になっても並びもなく、それらしき客も見られずに定刻2分前に早開けとなった。手書き風の赤のれんが掛けられたのを確認してから先頭にて店内に入ったが、入口右手の券売機の前に立った瞬間に思いもよらない展開が待っていた。それはメニューの内容よりも券売機の上に貼られた、俗に言う〝コール〟の説明書きの存在だった。すなわちJ系と言う事なのだ。人生の中で数回は食べた事があるジャンルではあるが、あの中毒性が恐怖となって極力避けてきたタイプなのだ。券売機の前で躊躇していると後続が次々の入店してきたので、慌てて上部左端のボタンを押してしまった。すぐさま店主さんにアリナシを問われ、訳も分からずにフツウと答えた。RDBには新店ゆえにレビューもなく写真すらも挙がっていなかったが、まさかJ系とは思いもしなかっただけに困惑しながらカウンターに腰を下ろした。ウォーターサーバーのお冷の飲んで冷静になろうと覚悟を決めて店内観察をはじめる。カウンター四席と三卓のテーブル席の店内をご主人おひとりで切り盛りしている。ワンオペにしては広い客席なので、調理からカスタマイズの応答や配膳までの全てを担うのは大変そうである。狭い調理場に入りきらなかった冷蔵庫や冷凍ストッカーなどの厨房機器は客席の端に設置されている。本日の客層は圧倒的に地元の方が多く会話の内容からは近所にラーメン屋がないようで、こちらのオープンを楽しみにしていたと言う高齢者の方々も見られる。たしかにオープンして5分もしないうちに店内は満席となり、中待ちまでも発生していた。そんな地元の期待を一身に受けて調理に励むご主人の姿を眺めながら待っていると、ワンロット4杯仕上げにて我が杯が到着した。その姿は真紅の高台丼の中で数回しか見た事のない景色を見せてくれる。実際にも余程の緊張だったのか写真が手ブレしてしまっていた。しかしながら〝フツウ〟が功を奏したのか強烈なインパクトは感じられず、恐怖心も和らいできたところでレンゲを手にした。まずはスープをひとくち。J系と言えば標高が高いイメージがあったのだが、盛られた野菜も大量ではなくスープの液面も顔を出している。そんな隙間を見つけてレンゲをグッと押し込んでみると、サラリとした非乳化タイプのスープがレンゲの中に流れ込んできた。その印象は味噌ラーメンよりも軽やかに感じ、J系の中でも穏やかなタイプなのだと自分に言い聞かせた。いざスープを口に含むと、口当たりからも濃度の濃さは全く感じられずに清湯スープとも変わらない印象だ。鼻の奥では豚由来の動物系出汁の香りがするが獣臭さはなく清らかにすら思えた。カエシも強いと想像していたが、高めの設定ではあるが喉が灼きつく程ではない。連日のサウナ浴の影響で塩分を欲しているのかもしれないが、許容範囲内の塩気で助かった。しかし一番の心配材料であった旨味の底上げもされていて、自身の脆弱な味覚は支配されてしまった。大した分量ではないと思われる旨味補填なのだが、果たして本当に必要なのだろうかと思える土台の動物系スープがしっかりしているので不思議に思った。〝アブラ〟や〝ニンニク〟が抜けるのであれば〝コナ〟も抜きでお願いできれば、本来のスープの旨みだけでも十分に美味いスープに思えて残念だった。調理工程の中で生麺の状態を目の前で見たが、打ち粉にまみれた極太麺を茹で釜に投入すると麺上げまで300秒を数える長い茹で時間だった。そんな麺を箸で持ち上げるが、モヤシが邪魔をするので必然的に〝天地返し〟を行なっていた。丼の中から現れたストレート極太麺は切刃のエッジが生み出す長方形とも見える特殊な形状をしている。麺一本の重みからも加水の高さと豊富なグルテンが伝わってくるパワフルな麺質を想像する。箸先からはハリの強さが鋭く感じられ、麺を掴んでいる感覚ではない違和感もある。ここまでくれば怖いものはなく、一気に数本をすくい上げる。麺のエッジがシャープに唇をえぐって飛び込んできた麺は、300秒の茹で時間でも強いコシを残している。グルテンの弾力性よりもパサつきすら感じるような麺質なので、独特な歯切れを生んでいる。あまり馴れ親しみのないタイプの麺に戸惑いはしたが、嫌いな麺ではなかったのが本音だ。食べ物を食べ物で例えるのはナンセンスだが、酸味の効いたトマトソースをからめて食べても美味いだろうなと考えてしまった。具材は豚バラの煮豚型が大判の厚切りでセンターを陣取っていた。まず感心したのが、ワンオペなのに盛り付け直前に切り分けていた点だ。手間を考えれば切り置きすれば負担も減るだろうが、切り立てにこだわるご主人の思いが伝わってきた。そんな思いを胸に思い切り頬張ってみると、強めの味付けだが脂身の甘みと相まって新たな旨みを生み出している。あまり得意ではない豚バラの脂身だが、今回は赤身の占める範囲が多い部位が当たったので幸運にも脂っぽさを感じずに食べられた。モヤシも直前に茹でられていたのと、鮮度の良いモヤシを使われていたので不快なアンモニア臭もなく軽めの茹で加減がシャキシャキとした食感のアクセントを与えてくれた。薬味の白ネギは小口切りよりも細かく刻まれていたが全体の中では目立つ存在ではなく、あくまでも脇役となってサポートしていた。麺を食べていると、たまにシャキッとした軽い食感と辛味のある刺激を与えてくれた。今回は下調べ不足で私の好みとは違ったタイプのラーメンに出会ってしまったが、頭でっかちになっていたJ系への苦手意識を少し減らしてくれたような気もする。周囲の客人の満足そうな笑顔を見れば、すでに地元に愛される要素を持った店だと察しがつく。採点は厳しくなっているが、あくまでも好みの問題だけで評価した一杯でした。
〝ニューオープン パトロール〟
昨晩はRDBの新店情報を元に新たなラーメンとの出会いを求めると、居ても立っても居られずに家を飛び出して船橋駅前の老舗サウナに宿をとった。
こちらのサウナは決しては新しくはないのだが、なんと言っても広々としたサウナ室が魅力なのだ。肝心のサウナ温度や水風呂は完璧とは言わないが、昔ながらの食事処のメニューの充実ぶりは関東屈指だ。そんな食事処でもっぱら最近のお気に入りは「牛ハラミのあぶり焼き」で、固形燃料の鉄板ではあるが自分で焼きながら楽しむスタイルなのだ。値段も手頃で量もツマミにするには丁度良いのだ。このサウナはネット予約すると生ビールを含むドリンク一杯無料券が付いてくるのも大きな魅力だ。無料生ビールを含めて3杯ほど燃料補給をしてから、夜のネオン街へと繰り出した。
本日の予定を頭に入れて2セットだけに控えたのだが、ついてくれる女の子が全員東京生まれの子ではせっかくの船橋ナイトの楽しみが半減してしまった。次回の参考のために千葉のラーメン事情を入手したかったのだが、あえなく失敗に終わった。しかしおかげで飲みすぎる事もなく記憶の定かなうちにベッドに入れた。
翌朝も天気こそは怪しいが体調万全で目が覚めると、閉館間近まで朝風呂を楽しんだ。閉館時間が近づくと清掃のおばさま達が着替えの最中でもお構いなしに入ってくる。どう見ても先輩と思われるおばさま達に全裸を見られた時に、まだ恥ずかしく思う少年心が私の中にある事を知った。
そんなこんなで午前10時にチェックアウトすると、すぐに船橋駅に向かい東武アーバンパークラインにて最寄りの塚田駅を目指した。最近ラーメンのおかげで乗車機会の増えた路線なのだが新型車両ばかりで、ドアの開閉音がやたらとうるさい旧型車両に出会わなくなった。また本日も新型車両で寂しさを感じながら二駅で人生初の塚田駅に着いた。ホテルを出てからたったの15分で到着と船橋に前泊した価値を噛みしめた。
駅の西口へと階段を下りて右を見れば真っ赤な看板があり、駅からも歩いてすぐの利便性の良い立地だ。1分もかからず着いた店先は半シャッター状態なので定休日ではなさそうだ。向かいにあるコンビニで水分補給の水を購入して、店先から少し離れて張り込みを開始する。
駅前と言えど、人通りや交通量も少なく穏やかな時間が流れている。張り込み最中に店主さんが玄関先の掃除に一度出てきたくらいで状況は変わらないままに時間が過ぎていった。定刻5分前になっても並びもなく、それらしき客も見られずに定刻2分前に早開けとなった。
手書き風の赤のれんが掛けられたのを確認してから先頭にて店内に入ったが、入口右手の券売機の前に立った瞬間に思いもよらない展開が待っていた。それはメニューの内容よりも券売機の上に貼られた、俗に言う〝コール〟の説明書きの存在だった。すなわちJ系と言う事なのだ。人生の中で数回は食べた事があるジャンルではあるが、あの中毒性が恐怖となって極力避けてきたタイプなのだ。券売機の前で躊躇していると後続が次々の入店してきたので、慌てて上部左端のボタンを押してしまった。すぐさま店主さんにアリナシを問われ、訳も分からずにフツウと答えた。
RDBには新店ゆえにレビューもなく写真すらも挙がっていなかったが、まさかJ系とは思いもしなかっただけに困惑しながらカウンターに腰を下ろした。ウォーターサーバーのお冷の飲んで冷静になろうと覚悟を決めて店内観察をはじめる。
カウンター四席と三卓のテーブル席の店内をご主人おひとりで切り盛りしている。ワンオペにしては広い客席なので、調理からカスタマイズの応答や配膳までの全てを担うのは大変そうである。狭い調理場に入りきらなかった冷蔵庫や冷凍ストッカーなどの厨房機器は客席の端に設置されている。本日の客層は圧倒的に地元の方が多く会話の内容からは近所にラーメン屋がないようで、こちらのオープンを楽しみにしていたと言う高齢者の方々も見られる。たしかにオープンして5分もしないうちに店内は満席となり、中待ちまでも発生していた。そんな地元の期待を一身に受けて調理に励むご主人の姿を眺めながら待っていると、ワンロット4杯仕上げにて我が杯が到着した。
その姿は真紅の高台丼の中で数回しか見た事のない景色を見せてくれる。実際にも余程の緊張だったのか写真が手ブレしてしまっていた。しかしながら〝フツウ〟が功を奏したのか強烈なインパクトは感じられず、恐怖心も和らいできたところでレンゲを手にした。
まずはスープをひとくち。J系と言えば標高が高いイメージがあったのだが、盛られた野菜も大量ではなくスープの液面も顔を出している。そんな隙間を見つけてレンゲをグッと押し込んでみると、サラリとした非乳化タイプのスープがレンゲの中に流れ込んできた。その印象は味噌ラーメンよりも軽やかに感じ、J系の中でも穏やかなタイプなのだと自分に言い聞かせた。いざスープを口に含むと、口当たりからも濃度の濃さは全く感じられずに清湯スープとも変わらない印象だ。鼻の奥では豚由来の動物系出汁の香りがするが獣臭さはなく清らかにすら思えた。カエシも強いと想像していたが、高めの設定ではあるが喉が灼きつく程ではない。連日のサウナ浴の影響で塩分を欲しているのかもしれないが、許容範囲内の塩気で助かった。しかし一番の心配材料であった旨味の底上げもされていて、自身の脆弱な味覚は支配されてしまった。大した分量ではないと思われる旨味補填なのだが、果たして本当に必要なのだろうかと思える土台の動物系スープがしっかりしているので不思議に思った。〝アブラ〟や〝ニンニク〟が抜けるのであれば〝コナ〟も抜きでお願いできれば、本来のスープの旨みだけでも十分に美味いスープに思えて残念だった。
調理工程の中で生麺の状態を目の前で見たが、打ち粉にまみれた極太麺を茹で釜に投入すると麺上げまで300秒を数える長い茹で時間だった。そんな麺を箸で持ち上げるが、モヤシが邪魔をするので必然的に〝天地返し〟を行なっていた。丼の中から現れたストレート極太麺は切刃のエッジが生み出す長方形とも見える特殊な形状をしている。麺一本の重みからも加水の高さと豊富なグルテンが伝わってくるパワフルな麺質を想像する。箸先からはハリの強さが鋭く感じられ、麺を掴んでいる感覚ではない違和感もある。ここまでくれば怖いものはなく、一気に数本をすくい上げる。麺のエッジがシャープに唇をえぐって飛び込んできた麺は、300秒の茹で時間でも強いコシを残している。グルテンの弾力性よりもパサつきすら感じるような麺質なので、独特な歯切れを生んでいる。あまり馴れ親しみのないタイプの麺に戸惑いはしたが、嫌いな麺ではなかったのが本音だ。食べ物を食べ物で例えるのはナンセンスだが、酸味の効いたトマトソースをからめて食べても美味いだろうなと考えてしまった。
具材は豚バラの煮豚型が大判の厚切りでセンターを陣取っていた。まず感心したのが、ワンオペなのに盛り付け直前に切り分けていた点だ。手間を考えれば切り置きすれば負担も減るだろうが、切り立てにこだわるご主人の思いが伝わってきた。そんな思いを胸に思い切り頬張ってみると、強めの味付けだが脂身の甘みと相まって新たな旨みを生み出している。あまり得意ではない豚バラの脂身だが、今回は赤身の占める範囲が多い部位が当たったので幸運にも脂っぽさを感じずに食べられた。
モヤシも直前に茹でられていたのと、鮮度の良いモヤシを使われていたので不快なアンモニア臭もなく軽めの茹で加減がシャキシャキとした食感のアクセントを与えてくれた。
薬味の白ネギは小口切りよりも細かく刻まれていたが全体の中では目立つ存在ではなく、あくまでも脇役となってサポートしていた。麺を食べていると、たまにシャキッとした軽い食感と辛味のある刺激を与えてくれた。
今回は下調べ不足で私の好みとは違ったタイプのラーメンに出会ってしまったが、頭でっかちになっていたJ系への苦手意識を少し減らしてくれたような気もする。周囲の客人の満足そうな笑顔を見れば、すでに地元に愛される要素を持った店だと察しがつく。採点は厳しくなっているが、あくまでも好みの問題だけで評価した一杯でした。