miso style となみの他のレビュー
コメント
長いレビューだと思ったら、途中まで読んだら前回の奮戦記で驚いた!しまったやられました。
仕方ないので、文章の下の1/4から「自家製麺の素晴らしさ...」から読んだらショートカットできました(笑)
スパコンに勝って幸せでしたか?
ところで、これだけプラプラしているのに、湯河原には未訪問なのは何故?
貴殿の大好きなふわっと香る醤油清湯+ワンタンで、幸せ過ぎて、腹上死ならぬ、麺上死であの世に行ってしまうかもよ!
虚無 Becky! | 2019年7月30日 00:30ベキさん、ややこしくてすみませんでした。今一番気になるのは皆さんのオススメにはどんな店が挙がっているのかという事です。なぜ私にはガッツリ系やつけ麺専門店ばかりなのか不思議です。
湯河原なんですが車という機動力がないので前泊計画を何度か立てたのですが、至近にある素泊まりの民宿が不定休での営業でして宿泊先が確保できずに断念しております。
のらのら | 2019年7月30日 12:21
のらのら
ワキ汁背油濃いめで!
ともひ2

上野アルログ
BrownSugar





〝第34回 RDBの超高性能スーパーコンピューターが算出したオススメ店は本当に私に合うのか!〟を開催する。
このイベントは、RDB PC版のオススメに挙がる六店舗から、その店のイチオシではなく、自分の好きそうなメニューを食べて採点し超高性能スパコンとの勝敗を決めるものである。決してお店との勝負ではないのは理解していただきたい。
採点基準は90点以上付いたなら私のKO負け、80点以上ならば判定負け、70点台なら引き分けとし60点台なら判定勝ち、59点以下の点数ならば私のKO勝ちとする。
過去33戦の対戦相手は「風雲児 」「麵屋一燈 」「煮干しつけ麺宮元 」「竹末東京プレミアム 」「さんじ 」「麺処 晴」「燦燦斗」「神田 勝本」「中華そば屋 伊藤」「麺処 ほん田」「煮干中華ソバ イチカワ」「麺屋 和利道 warito」「らーめん 芝浜」「らーめん かねかつ」「狼煙〜NOROSHI〜」「ラーメン大至」「中華ソバ 伊吹」「麺処 朧月」「Bonito Noodle RAIK」「中華蕎麦 とみ田」「陽はまたのぼる」「神田とりそば なな蓮」「ソバダイニング クアトロ」「旬麺しろ八」「MENSHO」「麺小屋 てち」「らーめん 鉢ノ葦葉本店」「らぁ麺 飛鶏」「中華そば 勝本」「◯心厨房」「家系総本山 吉村家」「自家製麺 くろ松」「麺処 いち林」と名だたる有名店や人気店が並ぶが、通算対戦成績は33戦14勝10敗8分7KO勝ち1KO負け1没収試合と、先日の高崎遠征では悔しくも連戦連敗を喫したしまった。しかしスパコンのオススメの精度が上がってきた事には嬉しくも思い複雑な心境なのだ。
そこで本日は茨城県内の新店パトロールの合間を縫っての開催となった。茨城県内の連食と言っても車を持たない歩兵民の私には一度埼玉県を経由しなければ辿り着けない連食計画を立ててしまったので、その道中に寄り道をしてスパコンと対決しようと決めたのだ。
午前中の一食目を食べ終えた店からバスを含む三路線を乗り継ぎながら、1時間半もかけて最寄りの西浦和駅までやって来た。しかしスパコン対決するほど万全な胃袋の状態ではないので、ひとまずは駅前でコーヒーでも飲みながら時間が経過するのを待った。午後2時を過ぎると胃袋に余裕が出来たので対戦会場へと向かう事にした。西浦和駅からは至近距離ですぐに目的地のあるビルが見えてきて、角を曲がる前からすでに良い匂いが漂ってきた。逸る気持ちを落ち着かせて角を曲がって店先を見ると、スープ切れによる早じまいの貼り紙が出ていたのだ。店内ではまだラーメンを食べている客も多くいるので、わずかな時間差で間に合わなかったのだろう。コーヒーなんか飲んでる場合じゃなかったと、悔やんでみても仕方なく店を去った。
ここまでは昨日の経緯で、ここからが再チャレンジの話となっている。
平日 曇天 11:15 待ちなし 後待ち8名 後客6名
前回の大失態から5日ほど経ってしまったが、やっとリベンジマッチを迎えられた。昨晩は体調を万全にするために大好きなサウナで心身ともに〝整える〟ためだけに鶯谷駅に降り立った。それは東京サウナの聖地でもある「サウナセンター」を訪れるためだ。
本日は自宅からは関東逆サイドの西浦和で行うスパコン対決のために、東サイドにある鶯谷に前泊する計画だ。午後10時に老舗サウナに入館すると早々に 10 × 3 セットをこなした。約5年ぶりになるサウナセンターだったが、サウナの温度が以前よりも低くなっている気がした。それでも体感では 100℃は超えていると思われるが設備が古くなってきたのだろうか。しかし水風呂は 14℃とまずまずの冷たさだ。こちらのサウナは外風呂がないのが残念だが、ペンギンルームなる冷蔵室が完備されているので室内のイスに座って身体を冷ましながら休憩ができるのが良い。
サウナで十分に身体を整えた後は、食事処にて気持ちも整える。もちろんラーメンのメニューもあるが夜中の食事を極力控えているので、冷奴だけをつまみに生ビールで喉と心を潤す事にした。生ビールも杯を重ねると調子に乗ってしまい追加でハムエッグを注文してしまったが、これがビールのつまみに何とも合うのだ。さらに酒が進んで気が付けばラストオーダーの深夜1時半となっていた。こちらは簡易的な休憩ベッドしかないので他人のイビキの大合唱の中で寝なければならないのが難点だが、これだけ飲んでいれば気にもならず〝秒〟で堕ちていた。
せっかく前泊したので朝はゆっくりと起きるつもりだったが、まさかの館内改装中で朝から工事の音で起こされた。さらには隣のビルも建設中なので、おちおち寝られる場合ではなく仕方なしに早起きとなった。少しだけ残った昨夜のアルコールを朝サウナで流すと、午前10時にチェックアウトして鶯谷駅に向かった。
京浜東北線から南浦和で武蔵野線に乗り換えれば40分足らずで五日ぶりの西浦和駅に着いた。騒音などのハプニングもあったが移動時間の短さを思うと、前泊したの甲斐があったと思える。しかし11時半開店までは40分近くあるので、駅前でコーヒーを飲みながら時間を待った。
定刻の15分前に店に向かうと並びもなく先頭にて待機をはじめる。すでにスープのに匂いが漂っている店先で待っていると、中からスタッフさんが中待ち用のイスを持ってきてくれたので座りながらの待ち時間を過ごした。すると間もなく並びが増え始めて5分前には三席の外待ちイスも埋まり、さらに行列は増え続けた。
定刻よりも2分早くオープンとなり、店内に入ると入口左手の小型券売機にてシンプルなメニュー構成の中から基本の味噌ラーメンと味玉を追加発券した。カウンターに座る前にセルフでお冷を汲んでから一番奥の席に座り、食券を手渡すと店内観察を開始する。
まず何よりも驚いたのは、先ほど外待ちイスを持ってきてくれた方が店主さんだったという事だ。しかもワンオペの中での気配りと目配りには驚きを超えて感動してしまった。カウンターだけの客席ではあるが製麺室まで設けられているので自家製麺は間違いなく、全てをこなす店主さんの生産性の高さには舌を巻いた。つけ麺人気も高いようで麺を茹でるタイミングに時間差をつけながら淀みなく調理が続いていく。エアコンの効いた店内の冷たい空気に、中華鍋であおられた熱々のスープからの湯気が冷却されるとスモークのように蒸気が客席にまで流れてきた。それはまるで「未知との遭遇」のオープニングのようであった。そんな神秘的ながらもワイルドな光景の中で待っていると、着席して7分で我が杯が到着した。
その姿は黒釉薬で焼かれた鳴門丼の中で、かつて見た事のない風景を見せている。まさに未知との遭遇が目の前で起こっている。あまりの予習不足だったようで、味噌系だと知っていたがこれ程までに強烈なビジュアルが待ち構えているとは思いもしなかった。しかしこれも全てはスパコンのオススメとあれば超高性能AIを信じてレンゲを手にとってみた。
まずは色調すらも分からないくらいに液面に覆い被さる具材を押し込むようにしてレンゲを沈めると、具材の抵抗とは違った力がレンゲを伝わってきた。そんなドロドロとレンゲにゆっくりと流れ込んでくるスープを見た時に、去年京都で食べた「極鶏」の高濃度なスープを思い出した。その姿は茶系の色調も手伝って〝コーヒーフラペチーノ〟の如く見え、保守派の私には手に負えなさそうなヤンチャなスープと思ってしまった。そんなスープを飲むという表現よりも食べると言った方が適切に思えるスープを口に含むと、懸念したほどのザラつきはないが強いニンニクの匂いが襲ってきた。見た目でも動物系の粉骨タイプと分かるスープだが、動物系のクドさは思ったよりは少なく感じので芋類などの野菜もミキシングされているのだろうか。動物系のインパクトよりもニンニクの匂いが方が先行して脳に届いたので、この後も終始ニンニクの匂いに支配されて食べなければならなくなった。そんな濃厚スープに合わせる味噌は色調が穏やかなのと甘みが強いので白味噌が麦味噌だろうか。塩気の強さがないのがせめてもの救いで助かったが、いきなりの先制パンチを食らってしまった。
ひ弱な味覚の私には合わなかったスープを諦めて、気をとりなおして期待の持てる麺に取り掛かってみる。製麺室の中には大成機械工業の製麺機 タイセー2型が鎮座しているので、そこから生み出された自家製麺だろう。そんな渾身の自家製麺をスムージーなスープの中から引き上げてみると、麺上げまで220秒と割と短かい茹で時間とは思えない程の太麺が現れた。そんな太麺の周りにはべったりとスープが付着しているので箸を左右に振って出来るだけスープを落としてみると、微かに本来の麺肌が姿を見せた。所々に全粒粉のフスマが見られる麺肌で、箸先に加わる重みはかなりの重量だ。多加水麺を感じさせる質量からは食べ応えの強さを想像させてくれる。そんな強麺と超濃厚スープとの組み合わせなので、さすがに一気にすすり上げる勇気はなかった。かと言って紙エプロンをするのも面倒なので、口元から迎えに行く食べ方で麺を口に運んでみた。わずか二本ばかりを口に含んだだけなのに、口の中が一杯になるほどに麺一本あたりの質量の大きさを感じた。そんな太麺は口の中を暴れまわるが、押さえ込むように噛めばもっちりとした歯応えを生んで咀嚼に応じてくれる。スープの強い香りの中でも小麦の香りも立っているので贅沢にも内麦を使われているのだろうか。見た目に負けず強い噛み応えが持ち味だと思うが、密かに主張している気高い小麦の香りも重要な要素と思えた。
自家製麺の素晴らしさには感心したが、この後の具材陣が好みとかけ離れていて残念だった。具材の中心的存在のチャーシューは豚肩ロースの低温調理が薄切りながらも大判で入っている。ワンオペなので仕方なく思うが、切り置きしてからの時間が経ち過ぎて切り口が乾いてしまっていた。その上、冷蔵保存の冷たさが残っていてチャーシューの旨みの感じ方が半減してしまっていた。スープが高温なので浸して食べれば温度は上がるだろうが、それでは低温調理の意味がなくなってしまう。冷たさゆえに余計にスジの硬さも感じてしまった。
追加した味付け玉子も本当は味が定着しているのかもしれないが、このスープの中では単なる半熟ゆでたまごにしか思えない仕上がりで好みとは違い残念だった。
極太メンマには特徴がなく汎用品に思えたが、これだけスープと自家製麺に力を入れているので具材の細部までは手仕込みとはいかないのだろう。隣の客の追加トッピングのメンマの量を見た時には、二度見してしまったくらいに大量に添えてあった。
その他のキクラゲや薬味に関しても個人的には残念ながら高評価とはならなかった。あえて繊細な薬味を必要とはしないスープと麺なので、粗々しい切り口の白ネギでも問題なくも思えた。 中華鍋であおられたモヤシやニラも香りを発揮できずに食感だけのアクセント役で終わってしまった。
中盤からは液面に浮かんでいた自家製ラー油がスープに溶け込んでしまうと、唐辛子の辛味だけでなく更なるニンニク臭が加わる事で私にとっては不要なインパクトが勢いづいてしまった。そうなると、もう手に負えなくなってしまい半分ほど食べただけで箸とレンゲを置いてしまった。
その時点での本日の客層は若い男子が中心で女性客は一人もおらず、元気な勢いにあふれていた。若者たちの胃袋を満たす大切な存在だとは思うが、年老いた私の胃袋は白旗を振ってしまった。
半分近く残してしまった丼をカウンターの棚上に上げて席を立つと、店主さんは背中を向けて調理中なのに気が付いてくれた。そして大きな明るい声で挨拶をしてくれた時は本当に店主さんに申し訳なく思い、苦手ジャンルをオススメしてきたスパコンを恨んだ。自家製麺や接客などの素晴らしい一面もあったが、目の前のラーメンに対しての個人的な評価として55点となりスパコンに対しては久しぶりの KO勝利を収めた。
これで通算対戦成績は34戦15勝10敗8分8KO勝ち1KO負け1没収試合となったが、まだまだスパコンは好みと違うラーメンを薦めてくる。現在もオススメ店に挙がっているのは、つけ麺のレビューが一件もない私に対して6店舗中で4店舗がつけ麺専門店なのだ。もはや関東に近いオススメ店でラーメンがメニューにある店は、湯河原の超有名人気店しか残ってない状況だ。よってそろそろ本気で湯河原に乗り込む為のマッチメイクを考えなければならないと痛感した一杯でした。