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「醤油つけ麺」@総大醤の写真デフォルトの「黒大醤」をいたく気に入ったこの店。今回はつけ麺目当てです。
訪問したのは14時過ぎ。週末や祝日だとこの時間でも行列ができているようですが、この日は平日だったからか、行列は無し。しかし店内に入り、ほぼ満席であることを知ります。私が最後の一席に座ると、その後すぐに2、3人の行列が外に出来ていました。やはり本店 塩元帥と同じで、大盛況なんですね。


私のオーダーを取ったのが女性従業員。
この人がまた「キレイ」とか「カワイイ」ではなく、やや品性に欠く表現ですが「イイ女」
という形容詞がよく似合う魅力的な人。
何かこう、私の生物学的な本能のざわめきのようなものを感じました(だって「男の子」なんだもん)。
「半分この人が目当てで来店している常連客もいるに違いない」と想像したのですが、
案の定、私がつけ麺を待っている間に2人の常連客と思しき中年男性が、はっきり言って
たわいもない話題をもってして話しかけておりました。
下心が落ちてますよ、おじさん。

そうこうしているうちに「醤油つけ麺」が到着。
私の下手くそな写真技術ではわかりにくいですが、赤のカウンター上に黒青の器、薄黄色の麺などの、
「色の戯れ」がなかなか美しい。
さほど凝らされた内装ではないのに、カウンター上だけは色鮮やかです。

麺。

本店 塩元帥の店内にある製麺室で打たれた、自家製の少しウェービーな平打ち太麺です。
「素」で食すと、小麦感や卵感を前面に押し出したなかなか優秀な麺だと感じられました。
啜りの滑り、噛み応え、小麦感に卵感などの全てが平均かそれ以上。
一見凡庸に思えるけど実は光るものがあるといったところでしょうか。
また麺の一本一本が妙に長いのも特徴的。
他店の麺を食す際と同じ感覚で箸で掴んで口の中に入れると、思いのほか頬張ることになります。

つけ汁。

この店デフォルトのラーメンである「黒大醤」のスープと同じで、香ばしくもまろやかな
醤油感が美味い。
動物系も魚介系も等しく強い出汁、まろやかさを下支えしているであろう野菜類、そして醤油感の
「後を追いかける」ように利いてくる柚子も特徴的です。
柚子の清涼感を助長する生姜もまた別皿で供される。
「洗練されたパンチ」が利いたつけ汁だといえましょうか。

麺をつけ汁に浸して食す。

う〜ん…。単独ではそれぞれ美味い麺とつけ汁が対立し合っている感がします。
麺側の言い分は、醤油感の強いつけ汁が小麦感と卵感等の甘み・旨味の増幅を阻害している。
つけ汁側の言い分は、せっかくの香ばしくもまろやかな醤油感にそぐわない旨味・甘みを麺が醸している。
こんな感じで。
麺のほのかな甘み・旨味が増幅する前に醤油感が勝ってしまう。
それではとつけ汁の醤油感を堪能しようとすれば、増幅こそせず醤油感に阻害されてはいるものの、
それでも「死なない」麺単体の自然な旨味や甘みが、香ばしくもまろやかな醤油感の中ではぼやっとした
テイストとして「異物感」を発している。
優勢なのはつけ汁、劣勢に立たされているのは麺だと感じられましたが、
早い話、控えめに言っても麺とつけ汁の相性がよろしくないように伺えました。

ここから次のパラグラフまでは素人の「想像遊び」です。
「面倒くさいけど付き合ってやるか」とばかり読んで下さる心優しい人のみお読みください。
さて。「噛みあわない」麺とつけ汁のいずれを優先すべきか。
つけ麺だから麺を優先し、つけ汁をチューンすべきなのか。
つけ汁側が「折れる」べきで、麺の旨味を増幅させてやるべきなのか。
私はそうは思いません。
それは単純にテイスト同士の相性が悪いと感じたからであり、もし麺の旨味が強まれば、
ますます争いが激しくなることが考え得るからでもあります。
この店は総大「醤」ですから、やはりこれまで多くの人を魅了してきたあの醤油感を優先すべきでしょう。
つけ汁優先。
となるとあまり自己主張はせず、しかしただ大人しいわけでもなく、「聞き上手」で相手の個性を
最大限に発揮させることに長けた麺の方が、このつけ汁には合うのかもしれません。
具体的には、たとえば卵感を減退させて代わりに瑞々しさを高めた麺の方が、つけ汁の
美味さを余すことなく「映し出し」、逆説的に良い意味での存在感を示すのではないでしょうか。

と、麺とつけ汁の「性格の不一致」についての不満を漏らし、色々想像を巡らせましたが、
それでも84点と高めの採点ができた一因は、やはりつけ汁が美味い(好み)だから。

具。

チャーシューに味玉、ネギ、海苔、メンマ、鳴門巻き。
チャーシューはロールバラ肉であり、しっかり油抜きされているのはもちろんのこと、
噛むと染み出る肉汁がつけ汁の醤油感と相まって美味い。
味玉もまた、黄身に程ほどの味付けがなされていて単独でもつけ汁に浸しても美味い。


「醤油つけ麺」。
個人的には麺とつけ汁の相性の悪さこそ気になりましたが、それでもつけ汁と具の美味さにより
84点という相応の高得点をつけられるような一品でした。
そんなことを気にして食わねーよという方には、デフォルトのラーメンである「黒大醤」と
共にお勧めしたいですね。
ただし行列には注意が必要です。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

 こんにちは。昼飯専門です。毎度です。
今回は、polyheteroさんの「いつもの」レビューと違い・・・
>この人がまた「キレイ」とか「カワイイ」ではなく、やや品性に欠く表現ですが「イイ女」
~気になりますよ(笑)!! 要確認事項としてインプットしました!

>一見凡庸に思えるけど実は光るものがあるといったところでしょうか。
~「麺」よさげになったみたいですね。私、<塩元帥>一度頂いて以来、「麺がもう一つ・・」と
 思っていましたが、先日、<塩元帥>で他客の麺を見て、「つけ麺の麺も変更してるやん・・」
 でした。やはり、もう一度確認しないといけませんね。

>と、麺とつけ汁の「性格の不一致」についての不満を漏らし、色々想像を巡らせましたが、
>それでも84点と高めの採点ができた一因は、やはりつけ汁が美味い(好み)だから。
~・・・よさそうですね・・・。<総大醤>の「つけ麺」、未食なんですよ。

 近々、11時過ぎの、未だ空いてる時間に行かせて頂く事に決定しました。
 



昼飯専門 | 2008年12月15日 14:58

昼飯専門さん、コメントをありがとうございます。

>~気になりますよ(笑)!! 要確認事項としてインプットしました!

「僕たち男の子♪」ですね。

>~・・・よさそうですね・・・。<総大醤>の「つけ麺」、未食なんですよ。

良い…かなぁ。昼飯専門さんにお勧めしていいものなのかどうかは、正直言ってわかりません。
私はあの醤油感が好きで、しかもそれが麺に対して優勢に立っていたから「不一致」にも耐えられました。
でも現時点では「黒大醤」の方が好きです。

しかし大阪も困ったものですね。
行きたい店や一度は食しておきたい麺類がまだまだありますよ。

ではでは

poly-hetero | 2008年12月15日 22:12