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「ワンタン塩らーめん(900円)」@麺笑巧真の写真休日。この日は、予てよりBMしていた、今年オープンの八王子の注目店に向います。そう、コチラ。西八王子の八王子ラーメン老舗店主のご子息にして、つつじヶ丘の有名店で修行後、国領駅前で「いしかわや」を取り仕切っておられた業界のサラブレッドが店主を務めるお店。今年5月のオープンなんですが、何度か近くまでやって来たものの、都度、遠景で待ち客の列が出来ていることが判り撤退w 4度目くらいの正直ですw

この日は、特にケツカッチンでもなかったので、14時過ぎ到着時点で10名ちょいの待ち客の列に素直に接続。経験上、ランチタイムを過ぎてなお並んでいる待ち客の列は進みが遅く、事実、この日も店内に入るのにほぼ40分。と言っても、コロナ対策で店内待ちは入口の券売機脇に1名のみ。そそくさとワンタン塩らーめん(900円)の食券を買うと直ぐに三本間(前面道路側)の席が空いたので着席。

いしかわやでは、ワンタンメンの醤油味と、石川ブラックなる超刺激アレンジメニューをいただいていたので、この日はワンタンメンの塩味というチョイスです。前店もそうでしたが、卓上には余計なものが殆ど出ていないんです。同店もそのあたりのポリシーは同じですな。箸立ての他には、ブラックペッパーのミルが一つポツンと置いてあるだけw そこからはあまり待たず、測っていた訳ではないけど、5分掛からない位で我が一杯が配膳されました。

それにしてもこの若い店主。泳いでいる麺を平ザルでチャチャッと手繰り上げると、一方の手に持った菜箸を使い、予めスープを張っていた丼の中に、光速の仕儀で綺麗な麺線を生み出して行きます。表現が適切かどうかは別にして、ラーメン屋さんになるべくして生まれてきた人?? そんな気さえしますw

藍色の縁取りの清々しい、和のテイスト溢れる陶器製の丼には、和出汁をそのまま載せてきたかというような清湯塩スープが張られています。そこには、ほぼ中太と言って差し支えないような中細ストレート麺が先述の様に麺線を綺麗に整えられて水面下に沈み、大判の目立つセミレアな肩ロースチャーシュー、材木メンマに薬味の青ネギ。ワンタンは、チャーシューの脇に一部顔を覗かせていますが、ほぼ大判チャーシューの下場に隠れてその出番を待っているかの状態ですw

実に端正な顔立ち。名は体を表すではなく、「体は味を表す」であるような気がしますw では早速いただきましょう。

まずはスープ。煮干と鰹節が香る魚介出汁を、もう一方の動物系の鶏ガラ出汁とブレンドし、仄甘い塩ダレを合せた実に飲み口の上品な清湯塩スープ。前店でいただいた、おそらく同じ設計のベースを使用した醤油スープよりも、醤油ベースの異方向的知覚のない塩味ならではのナチュラルさが際立ち、何かずっとこのままレンゲを啜っていたいような・・美味しいですな。国領時代からそうだと思っていましたが、やはりそうでしたw

麺は、いしかわや時代のものとは目標とする着地点が異なるのか、番手が一回りほど太く感じられる低加水仕様の中細ストレートザクパツ麺。咀嚼時に口の中に拡がる粉感も、これまた狙って来ているものなのかも知れませんが、しっかり小麦の香りを届けてくれるアイテムとなっています。反面、割とピンピンと跳ねることがあり、箸扱いの点では結構面倒臭いなぁという印象も。でも美味しい。

トッピング関係です。まずチャーシューですが、提供時の綺麗な薄ピンク色の色合いが、私がもたもたと写真を撮ったりしている間に、熱が入り、ピンク色が白っぽくなってしまったのが残念。それでも、薄塩味のしっかりとした今様の味付けは感じられました。ワンタンの方は、餡も結構食べ応えのある大きさを維持していながら、コイツを包む衣(皮)が結構大振りでして。あたかも、光の国のレジェンドウルトラマン達がマントを纏っている感じw 却って判りづらいかw

しかも、この餡の味付けが頗る美味しい。紹興酒などの本格的な中華系調味アイテムを駆使して、事前に仕込んだワンタンなのではないかと思料します。そこまでボリューミーな訳ではないですが、四谷駅前の「こうや」の雲呑を思い出してしまいました。メンマも今はなきオリジナル圓の材木仕様を彷彿させる逸品。何処を取っても恐れ入りましたw

途中で立ち止まることも忘れ、ましてや卓上のブラックペッパーミルを、思念の上層にキャッチする暇もなく、固形物終了後、流動体同様に終了して食了w

実に隙のない料理でした。国領時代には、お店のアイドルタイムに偶々お話し出来たこともありましたが、もの怖じせず、振った話に真摯に応えてくれる人懐っこい若者という印象。どういう経緯で八王子に凱旋されたのか、詳細は承知していませんが、こちらの店主、今、というよりも、この先10年スパンで、八王子ラーメンシーンの鍵になりそうな確信を得た一杯でした。

投稿 | コメント (4) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

こんばんは。 三多摩地区のレポ かなり参考にさせていただいております。
こちらのお店、自分は一度だけ、且つ、醤油でしたが、とても美味しかったです。
見た目も綺麗で、おっしゃる通り ラーメン作りの動き一つ一つも綺麗でしたねえ。
自分が行った時は開店当初、且つ、コロナの自粛が今より 厳しめの時だったので、並ばず入れたのですが40分待ちですか。。
次回行くときは 覚悟が必要そうです。
次は塩を頂きたいと思います。

さんちゃん | 2020年10月4日 20:06

さんちゃん様、こんにちは。コメントありがとうございます。
活動エリアの重なる部分が多いので、よく拝見させていただいていおります。

こちらのお店は、開店時から鳴り物入りの様な感じでしたから、自粛がなければ当初から
行列店だったような気がします。
店主、国領のいしかわやに訪問した際に、目の前であの麺上げを見て驚き、ちょっと雑談を
させて貰ってとても好青年という印象を持っていました。
こちらは自分にとっても行きやすいので、間違いなくリピートすることになると思います。

NSAS | 2020年10月5日 07:38

綺麗な麺顔ですね~
こちらの御店の存在しりませんでしたが
レポの冒頭のご説明の通り、
サラブレットなお店なんですね。

国領のお店も大好きなので、是非啜ってみたいです。

YMK | 2020年10月5日 08:15

YMKさん、こんにちは。

どうやら、国領の方は、ヘルプで入っていた女性(柴崎亭の関係の方?)に任せて、今は
八王子に専念されているようです。
Yさんにとっては結構遠いので遠足になりそうですが、機会があればぜひぜひw

NSAS | 2020年10月5日 20:51