なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
72

「中華つけ麺」@十三の写真 ラーメンを出す蕎麦屋というのはよく聞く話で、私もどこかで食べたいと思っておりましたが……自家製麺のつけ麺を出す蕎麦屋というのは、ちょっと聞きませんな。ネット情報を頼りに、西早稲田「蕎麦・うどん 十三」へ(9日)。
 つけ麺はランチタイムのみの提供で、「中華つけ麺」(700円)と「中華野菜つけ麺」(700円)から選べます。「そば うどん」と大書したドアを開けると、店の中央にドッカリと腰を下ろすご主人。真剣にテレビに見入っておりますが……なにやら悪いニュースでも流れているのかと見れば「暴れん坊将軍」、ボリュームをかなり上げ、私を見ても微動だにされません。すると、かわいらしい女性店員さんが接客に現れ「なにしましょう!」、「中華つけ麺」を注文するとすかさず「中盛まで無料ですがいかがしましょう!」、あまりのテンポの良さに、「盛増し禁止」の自己ルールも顧みず、ついつい中盛を頼んでしまいました。
 厨房は直接見えませんが、どうやらおカミさんらしき方が調理中。女性店員さんの年頃といい、家族経営のお店なのかもしれません。松平健がいよいよ斬り込もうという頃、約7分後に丼到着。
 では、つけ汁を一口……かなりエッジの効いた魚介出汁、蕎麦用の出汁ではないらしく、雑節風の荒削りな味わいが印象的。鯵干しのような、ひとクセある食材もつかって、アクセントを加えているようです。カエシはかなり濃い目、ほの甘くまろやかなカエシですが……これは蕎麦用のカエシにかなり近いものか。辛み・酸味はなく、全体として「一風変わった鴨南蛮」といった味わいで、あくまで蕎麦屋の一品であることを主張しています。
 続いて、麺を一本いただきますと……「うつけ者、余の顔を忘れたか!」、いえいえ忘れはしません、これは大勝軒系の麺ですな。サックリとした歯切れ、ツルリとしたのど越し、そして淡白な甘みの中太ストレート。ネット情報では、ご主人が山岸総帥から直接教わったと聞きますが、さもありなん。この麺をつけ汁につけ、ズバァ~~ッといきますと……麺とつけ汁の甘味が静かにシナジーし、ストレート麺がつけ汁をはじいて、濃いめのカエシもほどほどの効きに落ち着いて、なかなかいいバランスです。
 具材はチャーシュー、メンマ、ゆで玉子半個に、大勝軒系トレードマークのナルト。チャーシューは細切りがたっぷりつけ汁に沈んでおり、カエシがしみてちょうどいい塩梅となるような味付け。ゆで玉子はただの固ゆで、こういうところまで総帥を見習う必要はないと思いますがね。
 ―――麺量は十分、この系統では気になる水切りも、シッカリやっておられます……お昼前、「め」組の談笑が響き、松平健が白馬で駆け出す頃、ふと我に返ったように席を立つご主人。私にお釣りを手渡しながら「ありがとうございました」と丁寧に挨拶、厨房に向かう背中に、見る見る気合いが漲っておりました……う~~む、なんなんだか。

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。