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コメント
おはようございます。昼飯専門です。
>まるで「無鉄砲のスープを二郎的に食すとどうなるのか」が実験・・・
~(゚ロ゚;)・・・こ・・・怖そう・・・無茶苦茶そうですね・・・。
しかし、妙な媚薬的中毒性を植え付けそうでもあります。確かに、「怖い物見たさ」がクスグられる一杯ですね!!
昼飯専門 | 2009年3月4日 08:29昼飯専門さん コメント等ありがとうございます
昼飯専門さんは確か仕事で時折竜王の方に行かれるんですよね。
ふ~む。この店まではそう遠くないので、是非一度チャレンジしてみてください。
一度きりならネタにできますから(笑)
poly-hetero | 2009年3月6日 23:02
poly-hetero
BUBU
むき甘栗
いたのーじ
SBT






我々が向かった先は「麺屋 風火」。京都のラーメン好きなら「火」を「花」としてしまいかねないところだが、こちらは塩ラーメンではなく豚骨ラーメンで有名な店である。
土曜の午後12時半頃に到着したためか、10名超の行列ができている。
作り手が時間をかけるタイプでしかもつけ麺の注文が多いような店なら、1時間近く待つことも
覚悟しなければならない人数だ。
しかしこの日の行列は皆2名以上の団体客であり、しかも店から出てくるお客さんも団体客が中心。
それに加えてつけ麺を注文するお客さんも少ないのか、割と回転が早い。
また、行列に並ぶ前に名前を記帳してメニュー表を見ながら待っていると、店内から若い店員さんが
出てきて注文の品を尋ねられる。
なるほど。オペレーションの良さも回転の早さに寄与しているというわけか。
私が注文したのは、比較的最近になって登場したという新メニュー「とことんこつ」。
この店で最も濃度・粘度が高い(早い話が「こってり」)スープのラーメンだそうな。
私ももはやそんなジャンキーなラーメンが好きで好きでたまらないという年頃でもないというか
そもそも一時期足りとも好きだった頃はなかったが、一応マークしていたこの店を訪問するに際し、
「どうせ行くなら」とチャレンジ精神が掻き立てられてしまっていたのである。
さて、結局20分やそこらで入店。
黒を基調とする店内は洒落ているが、その反面家族連れやカップルが中心の客層であったために
どこかアットホームな賑わい方をしているという二律背反振り。
居心地は良い。
私と連れがカウンター席に腰を落ち着けてから、せいぜい4、5分程で「とことんこつ」が到着。
「メニュー表閲覧→注文」の時間が省略されているためか、混んでいる割には随分と早い。
そしてラーメンはといえば、中央に茹で野菜が鎮座し、その両脇には2種のチャーシュー。
スープ一面どころか鉢の内側に至るまでブラックペッパーやニンニク、背脂がまぶされているという
男臭い、否、「漢」臭いビジュアルである。
・スープ
創業以来追い足しされ続けているという豚骨スープに、新しい豚骨と背脂、ジャガイモを加えて
二度炊きされているという。
そんないかにも濃厚そうなスープに、さらにおろしと刻みの2つのニンニクが加えられているという。
…恐ろしや。
おそるおそると一口、また一口。
あれっ?
想像していた程には強烈じゃない。臭みがなく、僅かに醤油がかったテイストだ。
濃厚ながらも少し洗練性を感じさせるそれは無鉄砲 本店のラーメンを想起させるものがある。
と、そう思ったのも初めの内だけ。
時間の経過に伴ってスープ中のニンニクがどんどん溶け出してくるのか、あるいは鉢の底がニンニクの
「温床」となっていたのか、ニンニク感がどんどん強烈になり、無鉄砲テイストに「割り込んでくる」のである。
しかも背脂だ。
徐々に口中でスープが幅を利かせ始め、遂には征服されてしまう。
「キツっ!!」
ははは…。今回はこの感じを求めていたから良いのである。
・麺
このラーメンにおいてはストレート細麺と中太縮れ麺が選べるが、私が選択したのはストレート細麺だった。
特に根拠はないが、こちらの方がデフォルトらしきものに思えたからだ。
しかしいざ実食する際、茶色味を帯びたスープの中に隠れた麺をすくってみて、初めて気がついた。
「極細麺かい!!」
そう。博多ラーメン(及びそう称されるもの)でよく用いられているタイプだ。
どれを「細麺」とするかは店によって異なるとはいえ…。
もっとも、この麺そのものは悪くない。コシがあり、スープをよく絡めてもくれる。
良い具合に茹でられてもいる。
しかし、しかしである。上述した圧倒的な存在感を誇るスープを受け止めるにはあまりにも頼りなかった。
そこでデフォルトの「とんこつ」を中太縮れ麺で食していた連れから2~3口分を譲ってもらい(=強奪して)、
私のとことんこつの方に浸して食してみた。
ふむ。こちらの方が良い。
やや粘着的な噛み応えやサイズそのものが、かろうじてスープを受け止められているような気がした。
この麺だったらば、もう2点程加算できたかもしれない。
・具
チャーシュー2種に茹でキャベツとモヤシ等。
チャーシューは甘辛い味付けがなされたものとそうでないもの。
違いを楽しみながら食せるのは嬉しいところか。
そして茹でキャベツとモヤシ。ドロドロと濃いスープの箸休めとして、重要な役割を担っているように感じられた。
また、遅ればせながら、食してみてようやく気付いた。
先述した背脂とニンニクも含め、これらの具材は二郎系インスパイアだと。
情報誌でこのラーメンを見た時点で気付けという話である。
・無いものねだり
インパクトが大きい「剛」のスープと張り合わせるべく、バランスだとか相性だとか完成度は無視して、
麺と具をもっと豪快なものにしてみても面白いとも感じた。
ゴワゴワした極太麺だとかゴツゴツしたチャーシューだとか。
つまりスープだけではなく、ラーメン全体を「剛」にするということである。
・中毒性
決してコッテリが好きというわけではなく、しかも「間違って」チャーシュー丼まで注文してしまった私。
晩御飯時になっても空腹にならない程の満腹感、そして軽い胃モタレ。
さすがにその日と翌日は「あのラーメンは一度切りで十分だな」と思っていた。
しかし翌々日から現在に至るまで、存外に強い再食願望が芽生えている。
・最後に
「とことんこつ」。
まるで「無鉄砲のスープを二郎的に食すとどうなるのか」が実験されているかのような、
ドロドロと濃厚な男臭さ溢れるスープが特徴的な一杯である。
なるべくなら男性に、しかも若くて「ジャンク」に強い方々にお勧めしたい。
気に入るかどうかは別にして、話のネタにしたくなるようなインパクトがあるから。