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「ワンタン手打ち中華」@白河手打ちラーメン アサガキタの写真2023年12月29日(金)

本日は朝から阿佐ヶ谷まで足を伸ばしてこちらの店を初訪問。

こちらは白河の名店である「やたべ」出身の店主が今年7月に開業した新店です。

尚、9月に初めて「やたべ」を訪れたものの、材料切れ直後で敢えなく撃沈した次第です(涙)

開店直後に到着すると、外待ちは見当たらないものの店内は既に満席の状況です。

外で待つ事17分ほどで店内に案内され、白河ラーメンの定番である「ワンタン手打ち中華」を注文すると共に清算を済ませました。

そして、先に提供された鶏ガラを摘みつつ待つ事7分ほどで待望のラーメンが到着です。

一目見て白河ラーメンと分かる外観ではあるものの、煮豚と小松菜が使われている点が私の知る白河ラーメンとは明らかに異なります。

先ずはスープを飲んでみると、軽やかな醤油の風味や塩味と共に、淡麗でありながらもコクに満ちた出汁の旨味が口の中に広がります。

出汁は鶏や豚の動物系に野菜類と思われますが、鶏が味わいの軸を担いながら豚の旨味や野菜の甘味が優しく寄り添っている印象です。

ただ、醤油ダレの効き具合が幾分弱めである事から、白河ラーメンの象徴とも言える醤油のキレが些か姿を潜めている様にも感じます。

また、控えめな醤油感に対し鶏油の存在感が際立っている事から、私の知る白河ラーメンに比べ後味が重め寄りである感が否めません。

次に麺を食べてみると、手揉みされた多加水麺が充分に茹でられていて、モッチリとした歯応えと共に瑞々しい小麦の風味を感じます。

そして、縮れた麺にはスープや鶏油が存分に絡み込み、小麦の甘味と鶏油のコクが混ざり合う事で味わいに豊潤な膨らみが生まれます。

次にチャーシューを食べてみると、豚腿肉の焼豚は薄めに削ぎ落とされていて、尚且つ豚肩ロースの煮豚は厚めに切られていています。

焼豚は薄切りの割には肉々しい弾力を保っていて、尚且つ味付けが控えめである事から赤身に凝縮された旨味が舌に素直に伝わります。

一方、煮豚はホロホロな仕上がりであり、噛み締めると染みた醤油の鋭めなキレと共に脂身のコクや甘味が舌に鮮明に映し出されます。

次にワンタンを食べてみると、豚挽肉と思しき極少量の餡が厚め且つ広めな皮で包み込まれています。

口に入れると皮の滑らかな舌触りを感じると共に、餡の下味から来る微かな塩味が背景となる事で小麦の甘味が舌に存分に伝わります。

尚、極めて少量である事から明確な判別は出来なかったものの、挽肉餡の味付けは主に醤油ダレと胡椒で施されている様な気がします。

食べ終えた感想ですが、紛れもなく秀逸な一杯ではあるものの、私が抱く白河ラーメンのイメージとは何処か異なる印象を受けました。

とは言え、私の白河ラーメン象はあくまで「とら系」の味わいであり、この一杯は「やたべ系」を正しく再現しているのかも知れません。

と言う訳で、来年白河を訪れた時こそ、念願である「やたべ」を必ず攻略したいと思います。

ご馳走さまでした。

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