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「大盛ラーメン+のり増し+ほうれん草増し」@家系ラーメン 桂家の写真家系は様式美の世界であると思っています。我々は看板・職人さん・ラーメンのビジュアル・味等から「このラーメンは家系である」と認識することができます。その様式には美学さえ感じられますが、同時にラーメンの美しさを様式として整理した一つとも言えます。様式から来る美と、美を体現した様式。

さて、今日は家系の一杯を食べたい気分でした。前々から興味を持っていた桂家に白羽の矢を立てますが、ある種の賭けが必要です。

家系の中では群を抜く濃厚なスープ、豚骨感。野球に例えるなら一塁線ギリギリの三塁打でした。ギリでオーケーという意味ではなく、スレスレだけど大きな一打。ファールになってしまうのとはえらい違います。

もしかしたら、状況次第ではファールになっていたかもしれません。味の様式が既に自分の中にあってそれを満たしに行くのか、新たな様式に出会いに行くチャレンジの日なのか、往々にして心構えは食後の満足度に影響を及ぼします。会社帰りにふらっと寄る人でも大体は「今日は何を食べようかな」と考えてお店に入るでしょう。常にフラットであれば問題ないですが、人間だもの、自分も含めてそうでないことのほうが多い。

様式美・家系の世界はそこに根本的なジレンマを抱えている気がします。つまり、一歩踏み出したときに起こる問題。十歩踏み出して新たな様式をイノベートできれば立派ですが、それはまた別の話。桂家は、様式の美を堪能すべく現れた自分に対し、ギリギリのラインにおいて緊迫感と興奮を与え、おまけに最後は満足させて帰らせました。参りましたの一言。

投稿 | コメント (9) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

どうもです~。

点差・アウトカウント、引っ張るのかあるいはセンター返しか、様々な状況で三塁打がファールになったり、はたまたホームランにもなったり。
ん~、深いですねぇ野・・・あ、ラーメンはww
家系の括りの中で、異端な部分を持っている1杯のようですね~。
しかし、王道を求めながら結果は長打ですから、その異端な部分もきっと魅力的なんでしょう。
>群を抜く濃厚なスープ、豚骨感。
ムフフ、柵越えしそうな予感がw早くバッターボックスに立ちたくなりました。

おうじろう | 2009年6月16日 17:07

どうもです!
う~ん・・・・難し表現ですなぁ。
でも・・・・家系必須ののりとほうれん草を増して美味かったのでしょうね!
ライスは食べなかったのですか?
麺のみを楽しみたかったのかな?
当方は、家系の際は何も考えずに「ライス」って言っちゃいます(笑)

てつ | 2009年6月16日 17:13

KMです。
今回のReviewは難解ですね。

スープと麺。
これだけで満足できないと家系とは言えない気がします。

それを邪魔しないのが、ほうれん草と海苔ですね。
これが鶏油を吸ってくれるのがいいですね。

まだまだ家系は分からないことが多いです。

様式=期待するものがあり、それを確認できると家系のようです。

KM | 2009年6月16日 20:08

Eスト様

こんばんわ^^

今回のレビュー、短くまとめられていますが、
その内容たるや数多のラーメンを食べた末の
一つの境地と御見受けしましたw
長く語るとボロがでてしまうので、控えますw

自分は家系チェーン店のせい家さんで、
最近いつも細麺で頼んでいます。
今思えば、「ギリギリのラインにおいて緊迫感と興奮」
を自身で演出しようとしていたのかもしれません。
Eストさんのレビューを読んで、今勝手にそんなことを思いましたw

方南町の桂屋さんですか。
味を想像するだけでも楽しいです^^

フリーダム | 2009年6月16日 22:38

家系の中では群を抜く濃厚なスープ、豚骨感←食ってみたいなぁ♪
自分の中では凄く良い当たりのファールになるかな?なんて思ってます(笑)

バイブスマン♪ | 2009年6月16日 22:39

ども~

この直接的な表現がないのに納得させてしまう文章。。
確かに家系のそれってどちらかに振れていて、そこがアリなのかナシなのかで大きく違ってきますよね。
ここは、一度お伺いしたいと思っていますが、家系に関しては2~3店舗でしか食べてないので。(^^ゞ
東京に来たら、是非行ってみたいです。

3ちゃん | 2009年6月17日 06:11

>オージ
あくまで、家系の範疇でです。
きら星のようなものを想像たら、空振りしてしまうかもしれませんw
でも、オージはここ好きな気がします。

>てつさん
海苔・ほうれん草はマシマシです!
海苔を麺に巻いて食べるのが好きですw
ライスは足りなかったら食べようと思っていましたが、麺の量が結構多かったですw

>KMさん
わからないことだらけです。
ここは、それほど鶏油の印象が無かったんですよ。
それだけ、豚骨が抜きん出ていました。
東京の地で突然変異が起きたのでしょうか。

>フリーダムさま
境地とはとんでもございません(笑)
でも家系は好きで、たまに食べたくなるし、我が家の近くにもたくさんあります。
あえて遠くの地、桂家に行ってみましたが、新鮮な体験ができました。
なるほど、フリーダムさんは細麺にすることで危ういバランスの上に立つスリルを楽しんでいらっしゃるのでしょうか。

>バイブスさん
凄く良い当たりのファール(笑)
ダメじゃないですかぁ~

>3太郎さん
ある意味、始祖である吉村家総本山でさえそうだと思います。
あちらは鶏ガラがかなり入っていますが、他にない味わいです。
桂家のラーメンには濃厚なぶっ太さがありました!

Eスト | 2009年6月19日 03:00

こんにちは。

家系は様式美の世界・・・かくも美しきお約束とでもいいましょうか。
そうすると「家系」という響き、文字からも華道や茶道に通ずる雰囲気がしてくるから不思議です。
重ねられた歴史や看板、携わる人々の思いなどからすれば、二郎系の系譜にも共通点はあるのですが、
様式だろうがなんだろうが、あちらには逆立ちしても「美」という漢字がフィットしないのがつらいところです^^

ロックオンされた際の携帯電話を使ってのエスケープ技、参考になりました^^

ではでは。

逆襲の禅魔師 | 2009年6月24日 17:06

>ぜんましさん
確かに「家」という文字は、歴史を紐解くとよく出てくる気がします。
血縁はもとより、伝統技能や流派、色々な意味での共同体のようです。
今世間で批判を浴びている「世襲」もある意味「家」の問題ですね。
ラーメン屋の2代目は「よくぞ継いでくれた」と常連から歓迎されますが、地盤・看板・鞄の他、評判も付いてくるので、なかなか大変ですね。
独自性を打ち出すときは全部捨てる覚悟が必要になります。
ラーメンの○○家も似たような世界だと思います。

Eスト | 2009年6月24日 23:34