らーめん 高尾の他のレビュー
とまそん@ラーメン食べて詠いますさんの他のレビュー
コメント
おはようございます!
エースコックのアレ食べたくなりました(笑)
コチラはトッピングで化けるのイイですね!
雨垂 伊砂 | 2026年1月16日 07:34どもです。
空瓶が端っこに写りこんでるのが
トマソンさんぽくて素敵!
ラーするガッチャマン(通院中) | 2026年1月16日 10:46おはようございます。
こちらのお店は必ず行かなくてはいけないお店の一つです
ネギ盛り盛りのラーメンが食べたいですね~
Stag Beetle | 2026年1月16日 11:13こんにちは。
今回はシンプルにいきましたね、
よく皿1つで済みましたね。
私も日曜日に、初高尾&初味噌にしました😊
やっぱりネコが好き | 2026年1月16日 13:15雰囲気とても良い空気感の中で瓶ビールの栓が抜かれるその音、心地よかったでしょうね〜
お席はいつもの席ですか?
と勝手に想像しちゃいますが、そんな都合よくそこ空いてるわけないでしょうが
店主さんの微笑みはいつも通り、ですね
スージーのなのなQ | 2026年1月16日 20:06
とまそん@ラーメン食べて詠います


とまそん@ラーメン食べて詠います

takesix





とまそんのYouTube: https://youtu.be/79LoHj33N10
冬の荻窪、澄んだ光と冷たい空気の中で馴染みの店へ向かう道のりそのものが、小さな幸福!。冬の真昼、荻窪駅南口のアーケードから差し込む陽光が眩しく街を照らしています。澄み切った青空の下、静かな住宅街へと足を進めると、肌を撫でる空気は冷たいのにどこか心地よい。自転車に乗る人や買い物帰りのご近所さんたちがゆったりと行き交い、穏やかな時間が流れる昼前です。胸の中にほんのりと高揚感を抱きながら、目的のお店へ向かいました。小さな冒険に出かける少年のような心持ちで、私は静かな路地を曲がります。
そして現れた水色のようでもあり碧のようでもある暖簾――ここが目指す所。控えめながらもしっかりと存在感を放つその佇まいに、思わずほっと息をつきました。入口脇の木札には手書きで「やってます」とあるのも微笑ましい。扉越しに漏れる湯気と醤油の香りに誘われながら暖簾をくぐると、そこには明るくアットホームな空気が満ちていました。カウンター越しに店主さんが優しく「いらっしゃいませ」と迎えてくださり、常連らしき紳士が静かに頷いてビール瓶を傾けている姿も見えます。穏やかで温かな空間に身を委ね、これから始まる至福のひとときを直感しながら席に着きました。
<サッポロ赤星> 昼前の赤星は、背徳ではなく整いの点火!泡・香り・一口目のキレで心拍数が上がる!
席に落ち着くや否や、グラスとともに「サッポロラガービール赤星」が登場。栓が抜かれた瞬間の「プシュッ」という小さな音が、静かな店内で妙に心地よく響きました。ここからが、私にとっての“注ぎの儀”です。
グラスを少し傾け、黄金色の液体を静かに受け止める。泡が立ちすぎないように…と思いながらも、結局は「泡の帽子」が綺麗に乗ると嬉しくなる。泡がきめ細かく整った瞬間、気分はもう勝っています。まだラーメンが来ていないのに、すでに今日という日の成功が確定する、そんな不思議な力が赤星にはあります。
ひと口含めば、シャープな苦味とほのかな麦芽の甘みが喉を駆け抜け、体内に残っていた仕事モードの緊張がスッとほどけていきます。キリッとした後味なのに尖りすぎず、胃袋のエンジンが温まる感覚。しかも少しだけども“昼前”という時間がまた悪い(良い意味で)。人間の理性が「まだ早い」と言う横で、舌が「いや、今が最適解」と断言してきます。そして赤星の凄いところは、この時点で箸のスイッチまで入れてしまうことです。これから登場するつまみが、やたらと輝いて見える。赤星は飲み物ではなく、ラーメン前の“気分調整装置”なのだと、今日も納得させられます。
<キリンラガー> 赤星が風ならキリンは地!苦味の骨格で場を昭和に固定!つまみと清湯の受け皿作る!
一杯目の赤星で心と体がほぐれたところで、続いて「キリンラガービール」をお願いしました。グラスに注がれたキリンは、泡がきめ細かくクリーミーに映り、香りもどこか落ち着いています。赤星の軽快さが「よし行くぞ!」なら、キリンは「まあ座りなさい」と肩を叩いてくる感じ。
ひと口含むと、グッと押し出してくる苦味のインパクト。クラシックな輪郭が舌に刻まれ、懐かしさと安心感が同時に押し寄せます。飲むたびに背筋がスッと伸びるようで、気分だけ店内が一気に昭和の居酒屋寄りになります。私はまだラーメン屋にいるはずなのに、頭の中では演歌が小さく流れ出すのです。
そしてキリンは、つまみと合わせた時に本領を発揮します。苦味があるから、塩気や香味、油の艶をきっちり受け止める。つまり「何を出されても受け止める覚悟」があるビール。赤星の爽快感に対し、キリンは腹が据わっている。瓶ビール二本のリレーが成立する店って、やっぱり良い店です。昼前の短い時間が、静かな祝祭に変わっていきました。
<メンマ皿> 麦酒の名脇役!いやビール泥棒!ネギの香りとラー油でコリコリ筍がつまみの王座に!
ここで登場するのが「メンマ皿」です。小ぶりの器に盛られた短冊メンマの上には、刻まれた白葱(あるいは長葱)がたっぷりと散らされ、見た目からしてすでに“つまみ顔”。まずはそのまま一片つまむと、コリコリとした骨格の歯応えに、ところどころクニャリとほどける柔らかさが同居していて、気持ちよく噛めます。味付けは濃すぎず、むしろ素材感が前に出るタイプ。だからこそ、ビールが引き立つのです。
そして、卓上のラー油をほんの少し――この“ほんの少し”が危険です。琥珀色の筍に赤い艶が乗った瞬間、香りの立ち上がりが変わります。ネギの清涼感、メンマの穏やかな旨み、そこへラー油のピリッとした刺激が差し込むと、赤星もキリンも、グラスが空く速度が一段上がります。ラーメンが来る前に箸が止まらなくなる。まさに高尾の“前座にして主役”。この一皿があるだけで、昼前の店内が静かに宴へと傾いていきました。
<全体> 派手さはないのに丼の中に“正統”が整列!湯気と香りだけで勝利を確信させる!
湯気とともにラーメンの丼が目の前に配膳された瞬間、思わず「おお…」と静かに感嘆してしまいました。透き通った琥珀色の醤油スープの表面に、油の粒が小さく光っています。丼いっぱいに広がるメンマ、その横に鮮やかな磯色をした肉厚のわかめ、そして白眉にはピンク色の渦巻きナルトがちょこんと顔を出し、何とも愛らしい。
チャーシューがスープの中ほどに半分沈み、刻みネギが雪のように散らされて、全体が昔懐かしい東京醤油ラーメンの風貌を湛えています。余計な装飾のないシンプルな見た目ですが、一目で感じる優しさと品格。湯気越しにふわりと香る生姜と醤油の香気に、早くもレンゲを握る手に力がこもります。
<出汁> 昆布と野菜の優しさに生姜が細い芯を通す!軽やかに飲めて余韻だけはしっかり深い!
レンゲでそっとスープを一口すくい、口元へ運ぶと――まず昆布の旨みが、静かに、しかし確実に広がります。いきなり「ドン!」ではなく、「…あ、来た」と気づいた時にはもう口の中を支配している、あの上品な旨み。そこへ野菜の甘みがふわりと重なり、最後に生姜が「こんにちは」と顔を出してくる。
この順番が実に巧いのです。醤油は前に出すぎず、むしろ素材の輪郭を整える司令塔。油は軽く、表面に散る小さな粒が湯気の中でキラキラと揺れ、飲み口にほんのり丸みを足します。軽い、でも薄いわけではない。むしろ“軽いのに忘れられない”という、いちばん難しいところを平然とやっています。
そして生姜の使い方がまた絶妙で、辛味で押すのではなく、余韻の背中をスッと押してくる程度。飲み下した後、喉の奥がさっぱり整い、次の一口が勝手に欲しくなる。レンゲが止まらないのは、美味しいからだけではなく、スープがこちらの呼吸を整えてくれるからです。冬の冷えた体に、過剰ではない温度と旨みが沁み込む――そんな一杯でした。
<麺> 蕎麦のような茶褐色の風貌できっちり拉麺!噛むほど甘く出汁吸ってなお一体感が増す!
スープの優しさに寄り添う麺もまた印象的でした。丼の中から顔を覗かせる麺は茶褐色がかったストレート。茹でる前は灰褐色、茹で上がりは茶褐色――見た目だけなら、うっかり蕎麦屋に迷い込みそうです。ですが、啜った瞬間に「これはラーメンだ」と分かります。小麦の香りがしっかり立ち、口当たりは素直で、舌に残るのは穀物のふくよかさ。
表面にはわずかなザラつきがあり、これがまたスープを抱き上げる。啜り上げるたびに醤油と昆布の香りが一緒に上がってきて、鼻腔の奥がふわっと幸せになります。歯切れは良いのに、芯のコシが残る絶妙な茹で加減。噛むほどに甘みが滲み、後半はスープを吸い込んで“旨みの衣”をまとったような一体感が増していきます。
麺を食べているのに、同時に出汁も食べている――そんな感覚。静かな店内で「ズズッ」と啜る音が妙に気持ちよく響き、こちらまで“ちゃんと食べてます”という気分になっていく。気づけば箸の往復が忙しくなり、丼の底が見える速度が想定より早い。嬉しい誤算でした。
<チャーシュー> 派手な演出はゼロ!だから沁みる!昔ながらの煮豚が清湯の余韻に肉の温度を足す!
スープに寄り添うように沈んでいたチャーシューをそっと引き上げます。ノスタルジックな煮豚タイプで、半分にカットされた肉片が控えめに佇んでいます。箸を入れるとほろりと崩れる柔らかさ。
口に運べば、脂の甘みがふわっと広がり、染み込んだ醤油ダレのコクが後から追いかけます。しっかり味が入っているのにクドさはなく、噛むほどに繊維がほどけていく。生姜の香気が残る清湯に、この煮豚の旨みが重なり合って、しみじみと「こういうのがいい」と頷かせます。
<わかめ> 肉厚でフレッシュ!磯の香りが“淡く”溶けて全体を底上げ!わかめが主役級の名脇役!
丼の隅でひときわ存在感を放つのがトッピングの「わかめ」です。鮮やかな濃緑色のわかめは肉厚で艶やか。レンゲですくい上げると、磯の香りがほのかに立ち上ってきました。
スープに浸して一緒に口に含めば、醤油清湯に海の旨味が溶け込み、味わいに奥行きが増すのがわかります。歯触りはシャキッとしつつ、ほどける柔らかさもあり、噛むたびに心地よい食感。下味は控えめで、むしろ昆布出汁と呼応して、山海の滋味が丼の中で整っていく。わかめ好きにはたまらない、満足度の高いトッピングでした。
<メンマ> 丼の中で温もり担当!コリコリとクニャリが同居!薄味ゆえに素材感が際立つ!
そして忘れてはならないのが、ラーメンに乗るメンマです。一般的な短冊タイプの風貌で、コリコリした感覚とクニャリとした柔らかさが同居します。味付けはあっさり寄りで、筍の素材感がしっかり感じられるのが嬉しい。
スープに浸った部分は旨みを吸い込み、噛むたびにじんわりと広がる。先ほどのメンマ皿と同じ素材のはずなのに、丼の中では“支える側”として機能し、出汁や麺を邪魔せず、むしろまとめ上げる。メンマが優しいと、ラーメン全体が優しくなる――そんな当たり前を、改めて実感させてくれました。
総じまして・・・「優しいのに薄くない!懐かしいのに古くない!ビールとメンマがリズムを作り清湯が心を整える――昼前の“静かな祝祭”」
穏やかな街の一角でいただいた「らーめん高尾」の一杯は、心身を優しく整えてくれるラーメンでした。昆布と野菜の滋味に生姜が芯を通した醤油清湯。そこへ茶褐色のストレート麺が寄り添い、煮豚チャーシューが懐かしさを添える。肉厚わかめの磯の風味が淡く溶け、メンマの素材感が丼を温める。すべてが控えめに、しかし確実に噛み合っていました。
加えて、赤星とキリンの飲み比べ、そしてメンマ皿という“ビール泥棒”の存在。静かな店内、穏やかな接客、常連さんの落ち着いた所作――その全部が揃って、気づけば自分の心まで整っていく。美味しいだけではなく、「また頑張ろう」と思わせてくれる一杯。荻窪に根付く理由が、今回も深く腑に落ちました。
この日の高尾は、ラーメンを食べに来たのに、いつの間にか“整えられに”来ていたような感覚でした。ビールで呼吸が深くなり、メンマで口がほどけ、清湯で心が温まり、麺で静かに満ちていく。派手な驚きではなく、確かな安心と滋味で満たす力。日常の小さな亀裂を、そっと撫でて直してくれるような昼前の一杯でした。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
冬晴れに
野菜と昆布
湯気やさし
生姜ひとすじ
心ほどける
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!