中華そば 下連雀の他のレビュー
とまそん@ラーメン食べて詠いますさんの他のレビュー
コメント
どもです。
結局ココは元気な頃に行って撃沈しましたが。
今となっては無理なので縁がなかったです。
ラーするガッチャマン(通院中) | 2026年1月20日 07:25そうですね、改めてこの600円の偉大さは、三鷹のサンクチュアリですよ。
みたか→たかお→下連雀、このところ黄金のトライアングルが素晴らしいですねw
スージーのなのなQ | 2026年1月20日 21:46どもです。
結局ココは元気な頃に行って撃沈しましたが。
今となっては無理なので縁がなかったです。
ラーするガッチャマン(通院中) | 2026年1月20日 07:25そうですね、改めてこの600円の偉大さは、三鷹のサンクチュアリですよ。
みたか→たかお→下連雀、このところ黄金のトライアングルが素晴らしいですねw
スージーのなのなQ | 2026年1月20日 21:46
とまそんのYouTube: https://youtu.be/ZOwe-MwM-cI
今日の一杯は“冬晴れの下連雀”に、江ぐち系のやさしさと、麦の香りを重ねる物語!。2026年1月17日、正午前。冬の空は澄み切っているのに、風は尖らず、陽だまりだけがやけにあたたかい日でした。三鷹の街は、駅前の賑わいをひとつ曲がるとすっと落ち着き、下連雀の住宅地に入ったあたりから時間の流れまでゆるやかになります。
目指すは『中華そば 下連雀』。店先には素朴で力強い看板が掲げられ、いかにも「この辺りの暮らしの中に根を張る店ですよ」と語りかけてくる風情です。開店前から小さな列ができていて、誰も急かず、誰も騒がず、それでも確かに“待つ理由”が並んでいる。冬晴れの光が肩口を照らし、今日の一杯の輪郭を、先に街のほうが描いてくれているようでした。注文は、ラーメンに竹の子(メンマ)皿、そしてキリンハートランドを2本。胃袋のテンポも、気分のテンポも、今日はこの組み合わせがちょうど良いと確信していました。
<キリンハートランド> 香りと苦味の立ち上がりで、湯気の前に“喉”を整える一本(結局二本)
まずはハートランド。瓶の緑が、冬の青空に妙に似合います。栓が抜かれる「プシュッ」という小さな音が、店内の空気をほんの少しだけ軽くして、こちらの気持ちまでほどいてくれます。
グラスに注がれると、黄金色がすっと立ち上がり、泡がきめ細かく盛り上がる。泡の白、液体の金、瓶の緑。色だけで“整う”感じがあるから不思議です。ひと口。炭酸が派手に暴れず、舌の上を細かな粒で撫でるように弾け、ホップの香りがふわっと鼻へ抜けます。苦味はしっかり、でも角がない。麦の甘みが底で支えているから、ただ苦いのではなく「香りが苦味に変わる」瞬間が楽しい。
二本あるのがまた良いのです。一杯目は喉を起こし、二杯目は味を深くする。竹の子皿を挟みつつ、ラーメンの湯気を待つ間の“前奏”として、これ以上の相棒が思い浮かびませんでした。
<竹の子(メンマ)皿> 温もりのあるメンマに白髪ネギ多め、250円で“酒場の主役”を張れる満足感!
続いて竹の子(メンマ)皿。まず量がしっかりしていて、いきなり得した気分になります。ほんのり温もりを感じる仕上げで、冷たいビールとの対比が気持ちいい。
味付けは強すぎず、むしろ素材の甘みや香りを立てる方向。噛むたびに繊維がほどけ、じわっと旨みが滲みます。上にのる味付き白髪ネギが多めで、シャキッとした食感と軽い辛味が、メンマの穏やかさを引き締める。
ここで自家製辣油を、ほんの数滴。赤い油が艶を増し、香りが立ち上がり、味が一段“起きる”。辛味は前に出すぎず、旨みを押し広げる役回り。メンマ→ネギ→辣油→ビール、のループが止まりません。「これで250円ですか」と心の中で言ってしまうやつ。ラーメンの前に、すでに機嫌が仕上がっていきます。
<全体> 琥珀の清湯に、細麺と具材が整列——“江ぐち系の端正”が丼の中に収まる!
やがて、ラーメンが到着。丼の中には澄んだ醤油の琥珀色。表面には細かな油の粒がきらりと浮かび、湯気がまっすぐ立ち上がります。具材配置がまた良い。煮豚タイプの豚ばらチャーシューが3枚、きちんと“厚みのある嬉しさ”で並び、竹の子(メンマ)もたっぷり。中心にはナルトが一枚、白にピンクの渦が、昭和の気配を一瞬で呼び戻します。
そして麺が見える。灰褐色から茶褐色へと変わる江ぐち系の面影を残しつつ、『下連雀』らしく“細麺”が整然と潜んでいる。第一印象は、端正で、優しく、でも少しだけ凛としていました。
<出汁> 野菜と乾物の穏やかさに、カエシがそっと輪郭を添え、最近は円やかさと甘みまで感る!
スープをひと口。まず来るのは、野菜と乾物が緩やかに溶けた、あっさり醤油のやさしさです。いわゆる「江ぐち系」の流れにある、過度に主張しない旨みの層。思い出すのは「中華そば みたか」のバランスの良さ。あちらが手本のように“整う”なら、同じ系譜で『下連雀』は少しだけ醤油の輪郭が立つ。けれど、その立ち方が強引ではなく、ほんの少しだけカエシが効いて、味の焦点を結ぶ程度。
そして近頃の『下連雀』は、そこに円やかさが増してきて、時に甘みすら感じる瞬間があります。「らーめん高尾」が生姜をそっと溶かして余韻を作るなら、『下連雀』は甘みとまろみで余韻を包む。派手さではなく、日常の体温に寄り添う味。冬晴れの光のように、明るいのに刺さらない——そんな出汁でした。
<麺> 蕎麦ライクな茶褐色ストレート!細麺が出汁を吸い込み、啜り心地を完成させる!
麺は江ぐち系らしく、茹で前は灰褐色、茹で上げると茶褐色へ。見た目がまず蕎麦っぽい。ここに『下連雀』の特徴である【細麺】が効いてきます。箸で持ち上げると、麺線がすっと揃って、余計なうねりがない。啜れば、細さゆえに空気をよく含み、喉を通る速度が気持ちいい。
しかも細麺は、出汁との絡みと吸い込みが早い。最初の一啜りで「もうスープと一体化している」と感じるほどで、まさに“蕎麦って感覚で啜れる”という言葉がぴたりです。噛めば、軽い弾力の後に小麦の素地がじわり。強さではなく、繊細さで満足させる麺。出汁の穏やかさを壊さず、むしろ出汁の輪郭を引き立てる、見事な相性でした。
<チャーシュー> 出汁で脂身が蕩け赤身が吸い込む!醤油が効いた豚バラ肉が出汁を吸い込む旨さ!
600円という価格でしっかりと3枚ある!。前は2枚だった記憶だが・・・少しライトになった分枚数足したのか?。それも心意気!。皿で食らうのとは違い、温かみのある汁に浸るとその熱で脂身が蕩ける。また出汁のタレと同様に、焼豚もその醤油感が周いに少し効いてます。
豚バラ肉の赤み部分がスポンジのように吸い込むようで、相乗効果の旨さか!?。また脂身を一層溶かして半透明になりその溶けた脂がまた赤身もじわじわと吸い始めこれがナイスなのです。
<メンマ&ナルト> 控えめな味付けが素材の旨さを引き出す!ナルトの可愛げが丼に“昭和の芯”を通しす!
メンマは、丼の中でも主張が強すぎません。あっさりした味わいで、噛むほどに素材の甘みが出てくるタイプ。竹の子皿でさらにそれを確信します。濃い味で引っ張るのではなく、繊維の香りと食感で“静かに旨い”。
ナルトは一枚、真ん中で堂々と渦を巻きます。これがあるだけで丼の景色が締まり、どこか懐かしい気持ちにさせられる。スープが上品でも、ナルトが昭和の温度を残してくれる。メンマの穏やかさ、ナルトの可愛げ。どちらも“出汁を主役にするための名脇役”として、きっちり仕事をしていました。
<味変化> 七味を少しだけ、出汁の円やかさにキレを足し、後半の啜りをもう一段軽快にする!
後半は七味唐辛子で味変。ここはやりすぎないのがコツです。ほんの少量、湯気の立つところに落とすと、香りがふわっと立ち上がり、出汁の甘みと円やかさに、きゅっとした締まりが加わります。
辛さが前に出るというより、輪郭が整う。啜りのテンポが上がり、細麺がさらに気持ちよくなる。出汁を“変える”のではなく、“磨く”味変でした。
総じまして・・・「 600円の幸福!250円の贅沢!そして2本のハートランド!下連雀の冬晴れに静かな名作あり!」
この日の『中華そば 下連雀』は、江ぐち系のやさしさを骨格にしながら、ほんの少しカエシで輪郭を結び、最近の円やかさと甘みで余韻を長くする一杯でした。細麺が出汁をよく吸い、啜るたびに“蕎麦ライク”な軽快さが増していく。チャーシューは600円のラーメンとは思えないほど、煮豚タイプの豚ばらが3枚きちんと入っていて、満足感の芯になっています。そして、竹の子皿。温もり、量、白髪ネギの多さ、辣油の伸びしろ。250円でビールの相棒として完璧でした。ハートランド2本が、昼前の時間を小さな祝祭にしてくれて、結果として“ラーメンに辿り着くまで”も含めて完成された体験になりました。
総括しますと、『下連雀』は「派手に驚かせる」のではなく「日常を静かに救う」タイプの中華そばです。冬晴れの光のように明るいのに、口当たりは柔らかい。気がつけばレンゲが止まらず、啜り終えた後に、体も心もすっと軽くなる。そういう店が生活圏にある三鷹・下連雀という土地を、少し羨ましく思いました。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。
冬晴れに
琥珀の湯気立つ
細き麺
竹の子つまみ
心ほどける
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!