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26日昼、京成電鉄にゆられて訪問。しかし、店は駅のすぐ裏、徒歩30秒。 さて店内は、段差を廃しテーブル間の距離も十分とった、車椅子対応の「バリアフリー」。採光を考えたレイアウトや、壁に掛かる書など落ち着いたインテリアで、隅々まで「こだわり」を感じます。 着席すると、「搾菜」の小皿が出されます。ひとカケラつまんでみると、辛みを抑え、酸味を強く出した一品。これは「箸休め」ということですな。食事中に味覚をリフレッシュするための「箸休め」、横で注文をすませた大学生が、アッという間に平らげていますが……「お通し」ではありません !! 注文は「希林ラーメン」(税込715円)。 座席から厨房は見えませんが、調理の音からご主人お一人で切り盛りされているようです。あとは奥さんと、中国人留学生の店員が2名。お昼の混雑時、テーブルにはご家族連れも多いことから、多少の待ちを覚悟していましたが、ほどなく奥さんからジャスミン茶の差し入れ。こういった心遣いがうれしいですな……丼は約20分で到着。 まず目を引くのは、大ぶりなチャーシュー(2枚)。中央部に赤みが残っていますが……たまらず一口。味わいは、まさに「ロースト・ポーク」、本格的な中華料理店が出す、「焼き」のみで作る一品です。ラーメン屋では、「煮豚」(または蒸し焼き)に「焼き」をつけるタイプのチャーシューが多く、こうして思いがけず「本物」に出会うと、いや、かなりの感動もの。抑えた味つけで、「有機豚」の肉本来のおいしさを楽しめます。 スープは、鶏ガラの旨み、野菜の甘みを強く出し、醤油と豚骨のコクを効かせて、胡椒で味を引き締めています。甘辛のバランスが絶妙で、まさに極旨の「つゆ」ですな……胡椒がやや強いかとも感じますが、チャーシューと絡めれば、非常に美味しくいただけます。 麺は、角とりをした中細弱縮れで、住宅地仕様のやや柔らかめのゆで加減。しかし、しっかり感じる甘みに、素材の良さがうかがえます。そして、メンマは醤油をきかせた味付けで、非常に柔らかい仕上げ。麺に絡めて食すると、スープの醤油のコクをさらに強めて、とても美味しくいただけます。 ほぼ文句のつけようがありませんが、強いて言えば……主役のチャーシューに照準を合わせたスープの胡椒の強さが、麺と食するとややうるさく感じる点。しかし、かなり抑えてある上、麺の甘みもあり、感じるか感じないかというレベルです。 さすが、幕張の高級ホテルのシェフだったご主人、一流中華料理店の味わいです。店同様、素材、味付けすべてに「こだわり」が感じられ、「インパクト」十分……中華料理店のラーメンは、他の料理の流れの中で「起承転結」の「結」の役割を果たします。いきおい、「起承転結」すべてを求められる専門店にくらべて、「インパクト」には欠ける場合がありますが……ここは違います。「起承転結」のドラマ、そのすべてを兼ね備えたこの味に、ご主人の意地を感じました。住宅地にある本物の中華「レストラン」、こういう店、こういう一品に出会えることが、食べ歩きの「喜び」ですな……ご馳走様でした。
さて店内は、段差を廃しテーブル間の距離も十分とった、車椅子対応の「バリアフリー」。採光を考えたレイアウトや、壁に掛かる書など落ち着いたインテリアで、隅々まで「こだわり」を感じます。
着席すると、「搾菜」の小皿が出されます。ひとカケラつまんでみると、辛みを抑え、酸味を強く出した一品。これは「箸休め」ということですな。食事中に味覚をリフレッシュするための「箸休め」、横で注文をすませた大学生が、アッという間に平らげていますが……「お通し」ではありません !! 注文は「希林ラーメン」(税込715円)。
座席から厨房は見えませんが、調理の音からご主人お一人で切り盛りされているようです。あとは奥さんと、中国人留学生の店員が2名。お昼の混雑時、テーブルにはご家族連れも多いことから、多少の待ちを覚悟していましたが、ほどなく奥さんからジャスミン茶の差し入れ。こういった心遣いがうれしいですな……丼は約20分で到着。
まず目を引くのは、大ぶりなチャーシュー(2枚)。中央部に赤みが残っていますが……たまらず一口。味わいは、まさに「ロースト・ポーク」、本格的な中華料理店が出す、「焼き」のみで作る一品です。ラーメン屋では、「煮豚」(または蒸し焼き)に「焼き」をつけるタイプのチャーシューが多く、こうして思いがけず「本物」に出会うと、いや、かなりの感動もの。抑えた味つけで、「有機豚」の肉本来のおいしさを楽しめます。
スープは、鶏ガラの旨み、野菜の甘みを強く出し、醤油と豚骨のコクを効かせて、胡椒で味を引き締めています。甘辛のバランスが絶妙で、まさに極旨の「つゆ」ですな……胡椒がやや強いかとも感じますが、チャーシューと絡めれば、非常に美味しくいただけます。
麺は、角とりをした中細弱縮れで、住宅地仕様のやや柔らかめのゆで加減。しかし、しっかり感じる甘みに、素材の良さがうかがえます。そして、メンマは醤油をきかせた味付けで、非常に柔らかい仕上げ。麺に絡めて食すると、スープの醤油のコクをさらに強めて、とても美味しくいただけます。
ほぼ文句のつけようがありませんが、強いて言えば……主役のチャーシューに照準を合わせたスープの胡椒の強さが、麺と食するとややうるさく感じる点。しかし、かなり抑えてある上、麺の甘みもあり、感じるか感じないかというレベルです。
さすが、幕張の高級ホテルのシェフだったご主人、一流中華料理店の味わいです。店同様、素材、味付けすべてに「こだわり」が感じられ、「インパクト」十分……中華料理店のラーメンは、他の料理の流れの中で「起承転結」の「結」の役割を果たします。いきおい、「起承転結」すべてを求められる専門店にくらべて、「インパクト」には欠ける場合がありますが……ここは違います。「起承転結」のドラマ、そのすべてを兼ね備えたこの味に、ご主人の意地を感じました。住宅地にある本物の中華「レストラン」、こういう店、こういう一品に出会えることが、食べ歩きの「喜び」ですな……ご馳走様でした。