なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「とんこつらーめん」@中華創房 希林の写真 先週訪ねた「希林」、「希林ラーメン」(醤油)の完成度に驚きましたが……
http://www.ramendb.com/score.php?pid=24078
 その際見かけた、壁の張紙がずっと気になっていました。「スープに十二種類の素材を入れ、十二時間火を通し、油を極力抑えた健康志向の品です。万一残ったスープは全て捨てております。至極の一品 とんこつらーめん」(715円)。「健康志向」の「とんこつ」とは、おじさんの血が騒ぎます。矢もたてもたまらず、二週連続で日曜(3日)昼に訪問。
 今回は13時20分ころの到着でしたが、空席もあり、ゆったり座れました。注文時に差し出される「箸休め」、今回は白菜漬物の千切りでした。澄んだ酸味にわずかに辛みをきかした、センスの光る一品。
 茶褐色の深い色をたたえるスープ、滑らかな豚骨の味わいに、程良い野菜の甘みと魚介の旨み、そして醤油が全体を覆うように、しかし穏やかにしみ渡っています。スープの色からは濃厚な味を予想させますが、深くまろやかな味わいで、嫌みな濃さはありません。魚介系では、おそらく鰹節をかなり強めに効かせていると感じました。油分、塩分を抑えた豚骨醤油に、強めの鰹が意外にも自然に馴染んで、なんとも豊かな風味を醸し出します。
 チャーシューは、大判2枚に切端1枚とすばらしいボリューム。「醤油」同様、「焼き」のみで仕上げた本格的な一品で、もちろん味も申し分なし。また、豚本来の美味しさを引き出したチャーシューが、まろやかなコクのスープと絶妙に馴染んで、これはたまりません。さらに、サクサクとした食感で、自然な甘みと香ばしさの揚レンコン、醤油のきいたメンマ、それぞれがチャーシューとスープの味わいに豊かな変化を加え、最後まで飽きません。
 唯一残念だったのは、麺。中細麺は、例によって柔らかめのゆで加減ですが、「醤油」の時は優しいバランスで問題ないものの、この個性的な「とんこつ」では、やや自己主張が足りないようです……しかし「醤油」同様、「チャーシューをスープで味わう」という斬新なコンセプト、脇役にまわった麺は、存在感を抑えた方がよいのかも知れません。
 帰り際、厨房奥から出てこられたご主人、小柄ながら、プロらしい冴えた光を放つ目が印象的でした。このご主人にしてこの味、プロの気迫を感じるこの独創性、ながく私の心に残りそうな一杯になりました。

投稿(更新) | コメント (0) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

まだコメントがありません。