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日比谷線・築地駅と有楽町線・新富町駅の出口が、意外に近いのを知ったのはつい最近、結構移動に重宝しております。今日(12日)は、乗り換えついでに新富町「帯笑」で一杯。 昨年3月にオープンしたというこのお店、全く存在を知らないまま、先日「掃部介」で食した後周辺をウロついていて気付きました。小ざっぱりとした庶民的な店構え、夫婦二人で切り盛りされており、店内もどこかアットホーム。ネットである程度予習していきましたが、開店時よりはメニューが増えているようです。とりあえず、注文は「つけ焼豚めん」(850円)。丼は、約7分で到着。 では、つけ汁を一口……うん、なかなかイケます。いわゆる豚骨魚介に分類されるのかもしれませんが、「丸鶏、げんこつ、豚足」などを使用したという動物系は、鶏のまろやかさが際立つ優しい味わい。一方「日高昆布、3種類の煮干し」を使うという魚介系は、カツオ節もグッと効かせながらスマートに仕上げており、たおやかな動物系に実によくフィットしています。甘辛酸のアクセントは、酸味がやや強め。しかし、味を尖らせることなく、全体をスッキリとこの酸味でまとめ、とかくウルさくなりがちな揚げネギ、胡麻も、目立たず埋もれず、見事に脇役をつとめ上げています。しかし、この動物系の味わいに、どこか「デジャブ」感を覚えますが……敢えて一言でいえば、「きめ細かくバランスとメリハリを調整した『大勝軒』」、といえるかな。 麺は、かなり太めの中太ストレート。加水率やや高めの麺を固めにゆで上げ、奥さんが丁寧に冷水でシメた一品。そのまま一口頬張りますと……うん、歯切れに軽快さがあり食感は上々ですが、甘みの少ないシレッとした味わいで、ちょっと「無表情」ですな。とりあえず、コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……いや、悪くはないんですが、シレッとした麺の味から、ますます「麺の食感だけを調整した『大勝軒』」チックになってきます。 さて、具材はチャーシューがドドンと5枚に、メンマ・味玉半個・海苔、さらにつけ汁の中にも、サイコロ状のチャーシューが沢山沈んでいます。この肩ロース・チャーシューなんですが、ジックリとタレがしみ込んだ一品で……いやぁ、実に美味い。強めに焼き入れして中を柔らかく仕上げるタイプですが、タレの甘みと肉汁の甘みが奥の奥まで一体化しており、咀嚼するたび訪れる至福……こんな上モノを5枚も入れて、たった150円増しでエエんかいな。海苔も寿司用の上モノを使用、ただし味玉はちょっとショッパイかな。 ―――実に念入りに調整された、チョイと「ハイパー」な「大勝軒」。しかし麺の「無表情」さなど、悪しきDNAも少し受け継がれているようで……「帯笑」って「大将」のもじりかと思っていましたが、じつは「大勝」だったりして。しかし、そんな「デジャブ」感をぬぐい去れば、細部まで実によく工夫された一杯でした。
昨年3月にオープンしたというこのお店、全く存在を知らないまま、先日「掃部介」で食した後周辺をウロついていて気付きました。小ざっぱりとした庶民的な店構え、夫婦二人で切り盛りされており、店内もどこかアットホーム。ネットである程度予習していきましたが、開店時よりはメニューが増えているようです。とりあえず、注文は「つけ焼豚めん」(850円)。丼は、約7分で到着。
では、つけ汁を一口……うん、なかなかイケます。いわゆる豚骨魚介に分類されるのかもしれませんが、「丸鶏、げんこつ、豚足」などを使用したという動物系は、鶏のまろやかさが際立つ優しい味わい。一方「日高昆布、3種類の煮干し」を使うという魚介系は、カツオ節もグッと効かせながらスマートに仕上げており、たおやかな動物系に実によくフィットしています。甘辛酸のアクセントは、酸味がやや強め。しかし、味を尖らせることなく、全体をスッキリとこの酸味でまとめ、とかくウルさくなりがちな揚げネギ、胡麻も、目立たず埋もれず、見事に脇役をつとめ上げています。しかし、この動物系の味わいに、どこか「デジャブ」感を覚えますが……敢えて一言でいえば、「きめ細かくバランスとメリハリを調整した『大勝軒』」、といえるかな。
麺は、かなり太めの中太ストレート。加水率やや高めの麺を固めにゆで上げ、奥さんが丁寧に冷水でシメた一品。そのまま一口頬張りますと……うん、歯切れに軽快さがあり食感は上々ですが、甘みの少ないシレッとした味わいで、ちょっと「無表情」ですな。とりあえず、コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……いや、悪くはないんですが、シレッとした麺の味から、ますます「麺の食感だけを調整した『大勝軒』」チックになってきます。
さて、具材はチャーシューがドドンと5枚に、メンマ・味玉半個・海苔、さらにつけ汁の中にも、サイコロ状のチャーシューが沢山沈んでいます。この肩ロース・チャーシューなんですが、ジックリとタレがしみ込んだ一品で……いやぁ、実に美味い。強めに焼き入れして中を柔らかく仕上げるタイプですが、タレの甘みと肉汁の甘みが奥の奥まで一体化しており、咀嚼するたび訪れる至福……こんな上モノを5枚も入れて、たった150円増しでエエんかいな。海苔も寿司用の上モノを使用、ただし味玉はちょっとショッパイかな。
―――実に念入りに調整された、チョイと「ハイパー」な「大勝軒」。しかし麺の「無表情」さなど、悪しきDNAも少し受け継がれているようで……「帯笑」って「大将」のもじりかと思っていましたが、じつは「大勝」だったりして。しかし、そんな「デジャブ」感をぬぐい去れば、細部まで実によく工夫された一杯でした。