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先日、何気なく大門「Zoot」の前を通りがかりますと……あれ、品書きに「塩」がある。その時は「前からあったっけ?」などと首をひねりつつ、帰宅後に調べてみますと、やはり一昨年まではなかったメニュー……という訳で、久々に再訪(1日)。 訪店は13時過ぎでしたが、店内はほぼ満員で大盛況。ラーメン店としては中規模のキャパに対して店員さんは相変わらずの3人体制、大忙しのご様子ですが……システムは相変わらずの「前金制」。これが忙しさに輪をかけているようです。注文は「味玉塩らーめん」(800円)、丼は約6分で到着。2ロット見送りでこのレスポンスは、店員さんの高い「練度」を物語りますな。 では、スープを一口……おぉ、コイツはちょっと「意外」。この店の「らーめん」は「王道」的な豚骨魚介で、ベースは豚骨強めと記憶していましたが……「塩」のベースはほとんど「鶏白湯」で、豚骨のコクは軽く感じる程度。しかも、少しベジポタ系を意識しているのか、ポタージュ・スープのような野菜系のシャリシャリ感が舌に心地よく……さらに「サプライズ」はこれだけではなく、本当に目を剥かせるのは「甲殻」系の風味。スープに桜エビを浮かべた程度ではなく、海老頭を使ったような濃厚な風味で、これを鶏白湯と合わせようとは、なんともチャレンジング。しかも、バランスとしてちゃんと「成立」しています。 麺は、以前と変わらぬ中太で、微妙に縮れたもの。サックリとした歯切れとコシを両立させた一品で、ザラついた麺肌によるスープの持ち上げも良く、素直な甘みも好印象。 具材はかなりユニークで、チャーシュー、味玉、海苔・わけぎはともかくとして、レモン、クルトン、干し海老に、パラリとパセリが散っております。ま、どう見ても「ポタージュ・スープ」を意識した「布陣」ですが……しかし、バラ肉チャーシューは相変わらずシッカリした味付けで脂身の処理も絶妙、むしろスープが鶏白湯に近いからこそ、硬派な味わいが活きますな。味玉も、黄身の味付けにワザとらしさがなく、コイツも鶏白湯によく合う。これら「ラーメン」としての演出がシッカリしているからこそ、「ポタージュ」的な「遊び」に面白さが出るようで。 ―――「鶏白湯」「甲殻系」の両立だけでも驚異的なのに、さらに「ポタージュ」との三位一体を狙うという、天才的な「技巧」が感じられる一杯。しかし、そこに「必然」があるのかしら……海老の香り漂うスープに浮かぶクルトンが、妙にうるさく感じたり。例えて言えば、全盛期のアルゼンチン代表マラドーナ(現監督)のような、天才的というか「俺って天才?」的な雰囲気が鼻につきますな……例の「神の手」で反感を買った、当時の彼のように。やはり、まずは「鶏白湯」「甲殻系」の両立に絞って完成度を上げ、「職人としての天性」で訴えてくれないかしら……ポルトガル代表C.ロナウドのように。
訪店は13時過ぎでしたが、店内はほぼ満員で大盛況。ラーメン店としては中規模のキャパに対して店員さんは相変わらずの3人体制、大忙しのご様子ですが……システムは相変わらずの「前金制」。これが忙しさに輪をかけているようです。注文は「味玉塩らーめん」(800円)、丼は約6分で到着。2ロット見送りでこのレスポンスは、店員さんの高い「練度」を物語りますな。
では、スープを一口……おぉ、コイツはちょっと「意外」。この店の「らーめん」は「王道」的な豚骨魚介で、ベースは豚骨強めと記憶していましたが……「塩」のベースはほとんど「鶏白湯」で、豚骨のコクは軽く感じる程度。しかも、少しベジポタ系を意識しているのか、ポタージュ・スープのような野菜系のシャリシャリ感が舌に心地よく……さらに「サプライズ」はこれだけではなく、本当に目を剥かせるのは「甲殻」系の風味。スープに桜エビを浮かべた程度ではなく、海老頭を使ったような濃厚な風味で、これを鶏白湯と合わせようとは、なんともチャレンジング。しかも、バランスとしてちゃんと「成立」しています。
麺は、以前と変わらぬ中太で、微妙に縮れたもの。サックリとした歯切れとコシを両立させた一品で、ザラついた麺肌によるスープの持ち上げも良く、素直な甘みも好印象。
具材はかなりユニークで、チャーシュー、味玉、海苔・わけぎはともかくとして、レモン、クルトン、干し海老に、パラリとパセリが散っております。ま、どう見ても「ポタージュ・スープ」を意識した「布陣」ですが……しかし、バラ肉チャーシューは相変わらずシッカリした味付けで脂身の処理も絶妙、むしろスープが鶏白湯に近いからこそ、硬派な味わいが活きますな。味玉も、黄身の味付けにワザとらしさがなく、コイツも鶏白湯によく合う。これら「ラーメン」としての演出がシッカリしているからこそ、「ポタージュ」的な「遊び」に面白さが出るようで。
―――「鶏白湯」「甲殻系」の両立だけでも驚異的なのに、さらに「ポタージュ」との三位一体を狙うという、天才的な「技巧」が感じられる一杯。しかし、そこに「必然」があるのかしら……海老の香り漂うスープに浮かぶクルトンが、妙にうるさく感じたり。例えて言えば、全盛期のアルゼンチン代表マラドーナ(現監督)のような、天才的というか「俺って天才?」的な雰囲気が鼻につきますな……例の「神の手」で反感を買った、当時の彼のように。やはり、まずは「鶏白湯」「甲殻系」の両立に絞って完成度を上げ、「職人としての天性」で訴えてくれないかしら……ポルトガル代表C.ロナウドのように。